トレーダー 山田良政は本当に世界一なのか?

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初心者が手法を学ぶためツールの一つである投資情報商材とは

 

雑誌やテレビなどのメディアでFXで儲けている人がいるなどと紹介されていたら、
気になってしょうがないという人も多いことでしょう。

 

「自分も儲けたい、どうやったら儲けることが出来るの?」と
気になって仕方がない気持ちはわかるのですが、
儲け話を見ず知らずの人間に教えてくれるようなお人好しなんて、
そうめったにいるものではありません。

 

 

昔の友達から「儲け話がある」と電話がかかってくる時は、
たいていネズミ講に似たネットワークビジネスの紹介です。

 

そういった儲け話にのったとしても
利益は先に参入した人に吸い取られてしまい、
後から参入した末端の人間は養分になる運命なのです。

 

 

FXの世界でも、儲ける方法を無料で教えてくれるサイトなどがありますが、
たいていはアフィリエイトサイトであり、
公開されている情報も価値の低いものが多いので
あまり期待しない方がいいでしょう。

 

 

しかし、メールマガジン売買シグナルサービスなどの中には、
トレードに役立つ有用な物があるかもしれません。

 

多くのFXブローカーではアナリストと契約して
相場の情報やレポートを無料配信してくれているところもあるし、
ニュース速報を提供してくれているところもあります。

 

 

こうした情報やレポートはトレード指南まではしてくれませんが、
初心者がトレードするための手がかりとして、
なくてはならないものと言ってもいいのかもしれません。

 

 

ブローカーから与えられる情報の他にも、
トレードで儲けるための情報を
積極的に有料で提供してくれている媒体もあります。

 

いわゆる情報商材や有料セミナーなどがこれにあたります。

 

 

インターネット上で話題になったトレーダー
人気ブロガーなどが提供しているケースが多く、
その知名度を効果的に利用して販売されています。

 

こうした情報商材は
自分でサイトを立ち上げて販売している場合もありますし、
インフォトップやインフォカートなどのASP(商材販売サイト)
販売を委託しているケースもあります。

 

 

ここでは購入方法についての突っ込んだ説明は差し控えますが、
Googleなどの検索エンジンで探せばすぐに見つかるので
興味のある方は調べてみてください。

 

 

 

投資情報商材は詐欺なのか?

 

情報商材を購入すれば、誰でも簡単に
儲けることが出来るようになるわけではありません。

 

 

有料で販売されている情報商材の中には
まったく役に立たない情報を平気で売っているケースもあります。

 

また、書いてあるとおりにトレードしたら大損してしまうような
いい加減な内容を載せている商材もあるので要注意です。

 

しかし、中には本当に有用な情報もあるので、
運が良ければ簡単に儲けることが出来る可能性もあるわけです。

 

現在販売されている情報商材は
投資系の商材だけでも星の数ほど出回っているわけですが、
実際に結果を期待できる商材は
全体の1%程度しかないと言われています。

 

 

例えば、ブローカー間の価格差を利用してトレードするという手法は、
業者に対策されるまでは非常に有効で、
シンプルな戦略でありながら高い勝率で勝つことが出来ました。

 

価格差が生じやすいブローカーなどもあわせて紹介されていたので
初心者にもわかりやすい良心的な情報商材でした。

 

 

しかし、こうした良質な情報はすぐに広まってしまうので
賞味期限が短いものが多いという欠点もあります。

 

アジア時間早朝のスキャルピングトレードを指南する情報商材も
非常にいい内容だったのですが、すぐにブローカーに対策されてしまったので
美味しく稼げた期間は非常に短かったですね。

 

 

残念なことに私の場合はこの二つ以外に
使える情報商材を手にしたことがありません。

 

FXやEA作成に関する基本事項を教えてくれる
教本的なFX情報商材に関しては、
内容も充実しており役に立つものが多いのですが、
儲けには直結しませんからね。

 

 

情報商材は詐欺なのか?と聞かれたら、

 

「詐欺まがいの物が多いけど、
ごく稀にいい商材に出会える可能性があることは否定出来ません」

 

と答えることにしています。

 

 

もちろん例外もありますが、
個人的には情報商材を購入するための労力や費用を、
フォワードテストを公開している成績優秀なEA購入に回したほうが
儲かる可能性は高くなると思っています。

 

 

 

数々のFX情報商材を提供している山田良政氏

 

FX情報商材について日ごろから情報収集している方は
「山田良政」という名前を何度か目にしていると思います。

 

彼は2004年頃から日本株のトレードをスタートし、
その後は専業トレーダーとして生計を立てています。

 

ライブドアショック上海ショックなどの相場の急変で損失を被りながらも、
NYダウの終値を10日間先まで
予測可能な「NYエネ論」というシステムの開発に成功しています。

 

 

2010年に、株式会社オフィサムを設立し、
FX自動売買にも手を伸ばすことになります。

 

2010~2013年には、ひまわり証券の「シストレコンテスト」に出品したシステムが
年間ランキング上位入賞という好成績をおさめました。

 

 

2012年からは、インヴァスト証券が導入した
ミラートレーダーにもシステムを提供しており、
「Aznable++(ドル/円)」が、
2013年の「年間最優秀ストラテジー賞」を受賞しています。

 

 

公式サイトの自己紹介を読んでいる限りは、
なかなか輝かしい実績を積み重ねているようです。

 

こういった経歴から、もしかすると山田良政氏は
FXトレーダーにとっての救世主なのでは?
と感じる方も少なくないかと思います。

 

 

しかし、ネットでの口コミなどを見ている限り
山田良政氏に対する評判は決して良いものではなく、
かなり批判的な内容なども書かれているのが気にかかります。

 

シストレコンテストミラートレーダーの成績はごまかしようがないので、
彼が虚偽の経歴をサイトに記載されているようには感じられません。

 

では、彼の評判の悪さの原因は一体どこにあるのでしょうか?

 

 

実は山田良政氏は自動売買だけでなく、
裁量トレードの商材も販売していた経緯もあります。

 

その裁量トレード商材は
「山田式FXトレーディングクラブ」というもので
スクール形式の高額オファーとなっています。

 

山田式FXトレーディングクラブの販売ページを見ると
いきなり過大な表現が使われていることに驚かされます。

 

 

「はじめまして!
世界ナンバー1のFX自動売買ロボットを開発した山田です。」

 

 

正直、この文言を見た瞬間
思わず「は?」と言ってしまいました。苦笑

 

だって、公式サイトの自己紹介を見る限りでは、
確かにミラートレーダーの年間最優秀ストラテジー賞は取っているようですが、
これだけで世界ナンバーワンのFX自動売買ロボットを開発したと豪語するには
あまりにも無理があるからです。

 

 

これでは誇大表現と取られても仕方がないでしょう。

 

ミラートレーダーで稼働している自動売買システムなどは、
世界中にある自動売買システムの中のほんの一部にすぎません。

 

FX自動売買ロボット世界ナンバーワンを謳うには見当違いもいいところです。

 

 

FXの自動売買の経験がある人ならすぐに見抜けるのですが、
自動売買初心者の人の目には

 

「世界一?スゴイ!」

 

と映ってしまうことは想像に難くありません。

 

こうした誇大表現で客を釣ろうとしているところが
評判の悪さの一因になっているというわけです。

 

 

まぁ、少しでも多くの参加者を募りたいがために
大袈裟な表現や誇大広告ともとれる内容になってしまったのだと思いますが
ミラートレーダーの年間最優秀ストラテジー賞と正直に書いておけば、
印象はまた違ってくるわけですから非常にもったいないと思います。

 

しかも「FX自動売買ロボット世界ナンバーワン」
といった部分で客を釣っておきながら、このスクールで教えているのは
裁量トレードというのがなんともチグハグしていますね。

 

 

加えて山田良政氏は山田式FXトレーディングクラブ以外にも、
「マジックキャッシュビジネス」という
さらに強烈なFX情報商材にも絡んでいるようです。

 

 

ちなみにこのマジックキャッシュビジネスは
有料オファーではなく、アドレス登録を行うだけで
情報を提供するという無料オファーです。

 

俗に言うプロダクトローンチと呼ばれるものですね。

 

 

その上でマジックキャッシュビジネスの募集ページでは

 

「魔法のスイッチをたった一回ポチっと押すだけ。
私が作ったこの魔法のスイッチは世界一の賞を取ることが出来ました。
あとは完全にほったらかし状態で」

 

といったかなり大袈裟な謳い文句があります。

 

 

魔法のスイッチというキーワードと
彼の過去の実績とを照らし合わせると
自動売買システムであることが容易に想像することが出来ます。

 

ではなぜ、自動売買システムとして販売しないのでしょう?

 

おそらく自動売買の経験のない初心者を釣り上げるために
このような謳い方で募集を募っているのではないかと推測しています。

 

 

もしMT4経験者に売ろうとするなら、
バックテストとフォワードテストの成績を公開しておくのが一番効果的だと思います。

 

本当にいいシステムだったら勝手に売れていきますからね。

 

わざわざこんな回りくどい売り方をしなければ
需要がないシステムだということなのでしょう。

 

 

 

山田良政氏は自動売買システムも販売している

 

彼は自身の得意分野である自動売買システムも販売しています。

 

2013年の年間最優秀ストラテジーを受賞した
Aznable+ (ドル/円)は、MT4のEAとして購入することが可能です。

 

 

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Aznable+ (ドル/円)トレンド感知を繰り返しながら、
安定した収益を上げるシステムで、対応通貨はドル円、
最大保有ポジションは2、最大ストップロスは65pips
となっています。

 

トレンド系のEAでストップロスも小さい、
さらに最大2ポジションしか持たないということで
安心感のあるEAと言ってもいいかもしれません。

 

 

使用しているテクニカル分析も公開されています。

 

オリジナル指標である「ポイントクロスシステム」、
「接近・展開・連続システム」
に加え一般的な移動平均、
ボリンジャーバンド
などを使用してロジックが組まれています。

 

さっそくバックテスト結果を見てみましょう。

 

 

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バックテスト結果を見ると、とても美しい収益曲線を描いており
ドローダウンの小さい資金管理のしやすいEAに見えますね。

 

顕著なドローダウンは見られないものの利益が伸び悩む期間が長いのは、
苦手な相場を小さな負けで耐えていくEAに見られる特徴的な形です。

 

1年近く利益が出ていない期間もあるので、すぐに儲けるためには
よほどタイミングのいい時期にスタートしないと無理なのかもしれません。

 

 

続いてフォワードテスト結果を見ていきましょう。

 

2013年9月30日までは調子が良かったのですが、
それ以降は稼いだ分を吐き出す形で
ダラダラと下がっていくのがわかると思います。

 

ドローダウンが始まってからも
何の手立ても打たずにそのまま稼働させているので、
売買戦略が現在の相場には合わなくなってきているのでしょう。

 

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自サイトで販売しているEAのフォワードテストを見ても、
儲かっているEAもあるし損をしているEAもあるという感じで
EAユーザーが購入するかどうかはあまり期待できそうにありません。

 

彼の本職である自動売買ソフトがこの有様ということは、
山田良政氏が販売する他のFX情報商材の有用性についても
容易に想像できてしまうような気がします。

 

 

今回は山田良政氏を例に投資情報商材業界について
お話しさせて頂きましたが、彼の案件に限らず
誇大な表現を使っている商材には十分な注意が必要だと思います。

 

透明な点が多かったり、バックテスト、
フォワードテストの結果を開示することなく
簡単に儲かると謳っている投資情報商材の場合は
まず疑ってかかった方がいいでしょう。

 

 

また、ここ最近になって一部の読者様より
商材の検証依頼を頂く機会が多くなってきています。

 

そういったこともあり、今後はタイミングを見て
投資商材のレビューなども追加していきたいと考えていますので
楽しみにしておいて頂ければと思います。

 

 

引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
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