1万円以下で手に入るバリューEAでMT4自動売買

 

無料EAから有料EAの時代へ

 

ネットに接続されたパソコンさえあればMT4で自動売買をすることは非常に簡単です。

 

EAという自動売買プログラムを入手してMT4にインストールすれば、
すぐに自動売買の環境を整えることができるのです。

 

こうした手軽さが受け、
MT4を利用した自動売買をしているトレーダーはここ数年で飛躍的に増加してきました。

 

10年前の自動売買といえば非常にしょぼくて、
海外フォーラムでは移動平均線クロスを利用したEAが投稿されただけで
大いに盛り上がったものでした。

 

その頃のEAといえばプログラムの腕に覚えのある有志により
フォーラム上に無料公開されたものがほとんどと言ってもいい状況でした。

 

スレ主がアップしたEAをフォーラム参加者たちがダウンロードし、
各自の環境で検証していたのです。

 

 

こうして得たフィードバックを元にスレ主がEAを改良したり、
別のプログラミングの出来る参加者がEAを改造したりすることで
フォーラム内でどんどんとEAが育っていったのです。

 

自動売買黎明期の話で参加者すべてに
ボテンティアの精神があった古き良き時代の風景ですね。

 

 

こうしたフォーラムを利用することで様々なEAを無料で入手することができたのですが、
良いことばかりではありませんでした。

 

「タダより高いものはない」とはよく使われる言葉ですが、
無料のEAにも当てはまることが多かったのです。

 

 

プログラムのバグにより想定した動作をせずに
損失に結びついたということは日常茶飯事でした。

 

私自身もフォーラムからダウンロードした無料EAで
痛い目にあったことをよく覚えています。

 

 

私が使ったのはナンピンEAで、ナンピン回数をパラメーターで設定可能なタイプでした。

 

ナンピン回数が決められるので最大損失を想定することができるので、
それほど危険はないはずだったのですが…。

 

 

なんとプログラムのバグで無限ナンピンEAになっていたのです。

 

米雇用統計の指標結果が予想外だったことで
相場がポジションと逆方向に大きく動き出し、
ナンピンを繰り返してしまったのです。

 

有志が作成したEAを無料で使用させてもらっているので、
ライブ口座での運用は自己責任であることは十分承知していたのですが、
いざバグのあるEAに巡り合ってしまった時はかなりショックです。

 

 

無料EAではプログラマーの力量が様々なので問題のないEAを公開する人もいれば、
バグだらけのEAを平気で公開する人もいます。

 

まがい物を見極める目を持っていないと
とても怖くてライブ運用することなどできないのです。

 

 

このような背景を追い風に、EAを有料で販売する開発者が増えてきました。

 

無料EAで痛い目にあった人は有料EAの購入には抵抗がなかったようです。

 

もちろん自分自身でプログラムを読み解き、
ロジックやバグの有無をチェックするのが一番いいのですが、
一般のトレーダーにはあまりにもハードルが高すぎます。

 

この高いハードルを回避するにには有料EAを購入するのが一番手っ取り早かったのです。

 

 

 

EAの価格はピンキリ

 

当時は国内でMT4を使用できるブローカーが存在しなかったので
有料EAを調達するためには海外の販売サイトに頼る必要がありました。

 

とは言うものの前述したフォーラムでは
商用EAに関する議論も盛んに行われていたので、
EAを探すのに苦労することはありませんでした。

 

 

様々な販売サイトがありましたが、
1,000ドル以内の値付けをしているサイトが多かったようです。

 

最も多い価格帯が300ドル~500ドルだったので、
当時からかなりリーズブナルな価格で提供されていたわけですね。

 

 

MT4が日本のトレーダーに普及してくるとともに
国内でも有料EAを販売する業者が増えてきます。

 

やはり日本人が作るドル円のEAは趣が違いますよね(笑)

 

 

冗談はさておき販売サイト自体が日本語なので、
今まで自動売買に躊躇していた層が購入するようになりました。

 

EA販売市場が盛り上がるきっかけの一つになったことは間違い無いでしょう。

 

価格も当初は海外勢に追従する形で3万~5万円のものが主流だったのですが、
ここにきて数千円台で購入できるEAが登場するなど
価格破壊がどんどん進んできています。

 

システムトレード-fx-on

 

 

 

1月11日現在のfx-onの「人気商品ランキング」を見ると
最も高いEAが「Triple Bands System eurusd」の49,800円、
最も安いEAが「レンジオーダー」の2,000円となっています。

 

価格差はなんと47,800円もあるので、
「Triple Bands System eurusd」を1個買う値段で
「レンジオーダー」が24個も買えてしまうのです。

 

これがキャンペーン価格で値下げしているということなら納得できるのですが、
通常価格がたったの2,000円というのはかなりお安いですよね。

 

 

価格が24倍だからEAとしての価値も
24倍あるのかといえばそんなことはないと思います。

 

いかに低価格で価値のあるEA
見つけることが出来るのかというスキルが
今後は必要になってくるのかもしれないですね。

 

 

 

1万円以下のバリューEAを探してみよう

 

正直な話、ひとつのEAを何年も使い続けるという人は少ないでしょう。

 

評判の高いEAを入手して運用を開始したら、
そこが長いドローダウンのスタート地点だったという笑えない話はよく耳にします。

 

また最初は調子が良かったけど
途中からロジックが機能しなくなるということも日常茶飯事です。

 

こんな時は早めに見切りをつけて他のEAを乗り換えるべきでしょう。

 

 

しかし、EAの価格は決して安いものではないので
乗り換えにかかるコストはバカに出来ません。

 

年間にEAを10本購入すると30万円~50万円の経費がかかってしまうわけなのです。

 

大きなロットサイズでトレードしている人なら簡単に元を取れるのでしょうが、
小さなロットサイズでトレードしている人にとっては
EA代を回収出来ない可能性すらあるのです。

 

これでは明るい未来など見えて来くるはずないですよね。

 

 

しかし、1万円以下のEAだったら10本購入しても経費は10万円で済みます。

 

10万円の利益を出すことが簡単であるとは言いませんが、
負担が軽くなっているので
回収できる可能性はぐっと高くなったと言ってもいいでしょう。

 

問題は1万円以下で優秀なEAを見つけることが出来るのかどうかということでしょうね。

 

 

 

バリューEAを探すのにはfx-onのシステムトレード検索が便利

 

fx-onでEAを探す場合に便利なのが「システムトレード検索」というページです。

 

fx-on-システムトレード検索

 

このページに移動するとEAがランキング形式で成績順に並んでいます。

 

デフォルトの状態だと過去3か月分の収益率のランキングが表示されているので、
最近調子のいいEAを探すときに非常に便利です。

 

 

しかし、1万円以下のバリューEAを見つけるためには、
1個ずつクリックしEAの販売ページへ行き価格を確認する必要があります。

 

こんなこと面倒くさくてやっていられないですよね。

 

 

そんな時のために条件を指定して検索する便利な機能もしっかりと用意されています。

 

もちろん販売価格を指定して絞り込むことも出来るので、
今回のように安くて成績の良いEAを探している時でも安心です。

 

以下のように「価格」の欄にあるボックスに以下のように入力して
「検索」ボタンをクリックするだけで1万円以下のEAを抽出することが可能です。

 

「1」円以上「10,001」円未満

 

 

価格以外の項目は自分のトレードスタイルに合わせて入力しておきましょう。

 

私の場合は「計測期間」と「運用可能会社」(ブローカー)の項目を変更したくらいで、
他の項目は特にいじっていません。

 

この条件で検索した結果、10位までのランキングは以下のようになりました。

 

1位:一本勝ち(9,999円)
2位:一本釣り君(4,000円)
3位:【EAつくーるで作成】 iDrive_SimpleTrend_GBPJPY(9,800円)
4位:Range rally eurjpy(5,000円)
5位:SEA Break(10,000円)
6位:YellowBicycleScalper for USD/JPY v1(9,980円)
7位:ユーロドル1分足高速スキャEA(10,000円)
8位:レンジオーダー(2,000円)
9位:一発逆転くん(3,980円)
10位:ボラティリティ感応自動ターゲット機能搭載 AutomaticTarget_USDJPY(9,800円)

 

 

各EAの成績を眺めてみて特に気になったのが「一本勝ち」、
「一本釣り君」、「YellowBicycleScalper for USD/JPY v1」
の3本のEAです。

 

この3本のEAに共通しているのは対象通貨ペアがドル円というところです。

 

ドル円は機能するロジックが比較的固まってきているので
作りやすいという点はあるかもしれないですね。

 

 

「一本勝ち」と「一本釣り君」は最大ポジション数が1
ナンピンやマーチンゲールに頼らないで好成績を残していることから
基本ロジックが優れているということが伺えます。

 

ただし、「一本釣り君」はストップロスを入れずに
内部ロジックで損きりをするタイプなので現時点ではお勧めできません。

 

別のEAを使って後から強制的にストップロスを入れることも出来ますが、
そうすると意図したトレード結果が得られない可能性が高くなってしまいますからね。

 

 

 

1万円以下でおすすめなEAは9,999円の「一本勝ち」

 

1万円以下で購入できるバリューEAの中で
私が個人的に評価できるのは「一本勝ち」一択です。

 

通貨ペアはメジャーなドル円なので
スプレッドも安定しているし、どのブローカーでも使うことが出来ます。

 

最大ポジション数1ということで資金管理がやりやすく、
他のEAと積極的に組み合わせて使いたいという気持ちにさせてくれます。

 

 

 

 

「一本勝ち」のトレードスタイルはトレンド系のスイングEAなので、
スキャルピングEAと組み合わせたときの相性にはかなり期待が持てます。

 

ドル円には優秀なスキャルピングEAがたくさんあるので
それらのEAと組み合わせることで
トータルのドローダウン軽減に寄与するのではないかと思います。

 

 

1万円以下のEAは意外と多いのですが、
選ぶときにはストップロスの有無、最大ポジション数、ナンピンマーチンゲールの3点は
必ずチェックしておいてください。

 

価格は安くても資金管理にもきちんと気を使っているEAを選ばないと
痛い目を見ることは間違いありません。

 

ナンピンマーチンゲールで一回負けるとEA代金なんて軽く吹っ飛びますからね。

 

EAの安さにこだわって負けていたら本末転倒なのですが、
いいものを安く買う習慣を身につけることで
今よりいっそうEAを見る目が磨かれていくのではないでしょうか。

 

 

引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
題材(テーマ)などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問い合わせください。

 

メールでのお問い合わせはこちら

 

 

FTK 掲示板(お気軽にお問い合わせ・口コミなどご投稿ください)

内容をご確認の上、送信してください。

FXトレード研究会(FTK)限定!!  無料プレゼントのご案内はこちら

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031