被害総額460憶円 「情報弱者」を食い物にする“悪質”投資詐欺事件

 

「キング」と名乗る“カリスマ詐欺師”の巧妙な手口

 

全国で1万3千人から460憶円ダマし取ったという大規模な投資詐欺事件が、
ここ数日メディアを湧かせています。

 

逮捕されたのは投資会社テキシアジャパンホールディングス会長
銅子正人容疑者
(本名:田中正人)(41)と幹部ら数名。

 

テキシアジャパンホールディングスは事業実態がないにも関わらず
「毎月3%の配当」を謳い文句に、一口100万円で出資を募る
“架空”投資話を持ち掛けていたとのこと。

 

 

テキシアジャパンホールディングス(千葉市)の投資詐欺事件で、全都道府県にいる約1万3000人の出資者(会員)は、四つのランクに分けられていた。勧誘した会員の人数などに応じてランクが上がる仕組みで、愛知、岡山両県警は会員を競わせて、計約460億円に上る出資金を集めたとみている。

 

事件では、テキシア社会長の銅子(どうこ)正人容疑者(41)ら10人が、架空の投資話で元本保証や毎月3%の高配当を約束し、愛知県碧南市の会社役員男性(64)ら3人から計6400万円をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。

 

引用元・テキシア投資詐欺 会員を4ランクに分類 「5レンジャー」が統括 – 毎日新聞

 

 

テキシアジャパンホールディングスが設立されたのは2013年9月のことで、
設立当初から「一口100万円の出資で、毎月3%の配当」を謳っていたようです。

 

そんなテキシアジャパンがこの数年間で全国1万3千人もの人間から
総額460憶円もの出資を募る事に成功した理由は
銅子容疑者“カリスマ性”にあったようです。

 

 

銅子容疑者は自らを「キング」と名乗り、会社の広告塔として活動していたとのこと。

 

勉強会と称して高齢者を集め、老々介護などの社会問題や
日本の未来について壮大なストーリーを演説したり、
“キングライブ”と呼ばれるコンサートを全国各地で開催、さらには温泉旅行
クルージングなどを主催して出資者をもてなしていました。

 

さらに投資詐欺にしては珍しく、被害者の中心は50代以上の女性だそうです。

 

 

銅子容疑者の容姿はこの通り甘いマスクにどことなくやんちゃな雰囲気があり、
多くの被害者からすれば年齢も自分の息子くらいでしょうから
親しみやすさもあったでしょう。

 

このようなルックスに加えて、軽快なトーク力派手な演出など、
とにかく“魅力的”な人物だったということですから、
多くの高齢女性が心をわしづかみにされていたのが容易に想像できます。

 

こういった背景を考えると今回の事件の被害者の多くは投資目的だけではなく、
純粋に熱心な「ファン」として銅子容疑者にハマっていた人が
大半だったのではないでしょうか。

 

 

テキシアジャパンホールディングス ピラミッド型組織

 

こういった活動を経て、多くの高齢者から信頼勝ち取り
出資者を集めることに成功したテキシアジャパンの組織形態は“ピラミッド型”

 

 

出典リンク・https://youtu.be/PUw1R6Ra7AE

 

 

テキシアジャパンの会員ランク付けされ、
一番下から「一般会員」「エバンジェリスト」「マネージャー」
「ディレクター」という順番で、上位ランクの会員ほど
好待遇を受けることができる仕組みになっていたようです。

 

さらに、これら会員をまとめていたのが「5レンジャー」と呼ばれる
8名の組織幹部で、そのトップに立つのが銅子容疑者。

 

この8名の幹部が出資者を増やすリーダーの役割を果たしていたようですが、
テキシアジャパンの仕組みの恐ろしいところは、
“被害者が加害者になる”ところにあります。

 

 

全ての会員は最初は最下層ランクである「一般会員」からスタートしますが、
会員は月3%の配当の他に、会員自らが新規勧誘を行うことで
紹介料報酬として受け取ることができます。

 

入会から3人紹介することで「エバンジェリスト」へ昇格
さらにその後も紹介を続けると「マネージャー」へ昇格と…
ネズミ講やマルチ商法、ネットワークビジネスのような形で
次々に会員が増えていったというわけです。

 

 

 

出資資金は会社設立当初から配当に回されていた

 

さらに驚くべきことに、会員から募った出資資金
会社設立当初から“配当に回されていた”という事実。

 

いわゆるポンジ・スキーム(自転車操業の出資金詐欺)ですね。

 

ポンジ・スキーム – Wikipedia

 

 

一般的にポンジ・スキームは高配当を謳った自転車操業の出資金詐欺を指します。

 

テキシアジャパンは月3%という配当ですので、
これには該当しないように思うかもしれませんが、
自転車操業による運営形式を見れば、
ポンジ・スキームがベースとなっていると考えてよいでしょう。

 

 

その上でテキシアジャパンは、2013年9月の設立から集めた資金を
出資者へ“配当”として払い、配当を続けていくために、
さらに新規の会員を募集し続けて経営を成り立たせてきました。

 

しかし、そうした自転車操業も行き詰まり、2017年9月には会員への配当も滞ることに。

 

これにより被害を訴える声が急増
銅子容疑者の“カリスマの仮面”は剥がれ今回の立件に至ったということですね。

 

また、テキシアジャパン幹部の中には警察OBが関わっていたり、
さらに同事件に関与していたとのことで某暴力団組合の幹部が逮捕されています。

 

 

今回の事件はそのあまりの規模の大きさから連日のように報道されていますが、
ニュースとして大きく取り上げれられない投資詐欺も数えきれないほど存在します。

 

特に最近の投資詐欺はさまざまな手口や新しいテクニックを組み合わせており、
さらに巧妙化複雑化してきています。

 

 

テキシアジャパンのように、表向きでは“健全”なビジネスであると装い、
「投資詐欺」として立件されるまでに多くの時間がかかるものも少なくなく、
多くの場合「配当がされない」といった理由から
投資詐欺が発覚するケースがほとんどです。

 

いつの時代も投資詐欺の食い物にされる被害者は「情報弱者」

 

自分の身を守るためには、出資する前段階で詐欺と疑えるだけの
リテラシーが求めれることを再確認させられる事件かと思います。

 

 

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