3億円を稼ぎ出したシステムトレーダー saekinomao氏の投資ノウハウ

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saekinomao(サエキ・ノマオ)氏とは?

 

FXの世界で勝ち続けることの難しさはやってみた人でないとわからないと思います。

 

しかし、一度でもトレードをしたことがある人なら
すぐにでもその難しさを理解することが出来るでしょう。

 

実際に勝ち続けている人の話を聞くと、一体どのような手法を使って
トレードしているのかというところばかりに目がいってしまいがちですが、
どのような経緯で勝ち続けられるトレーダーになったか
ということも重要なポイントです。

 

 

今回ご紹介するsaekinomao(サエキ・ノマオ)氏は、
3億円を稼ぎ出したシステムトレーダーで、
今もなお現役トレーダーとして活躍されている方です。

 

saekinomao(サエキ・ノマオ)氏のFX歴は11年ということなので、
1998年にFXが一般の投資家に開放されるようになってから
数年後にスタートしたことになります。

 

 

FX取扱業者との電話取引がメインの時代だったとのことで、
当初から現在のようなシステムトレードをしていたわけではないそうです。

 

当時はFX取扱会社の質にバラツキも多かったため、
外れの業者に当たると営業マンのいいカモされてしまい
思惑通りに儲けることができませんでした。

 

 

インターネットを介した電子取引が主流になってくると
次第にシステムトレードに興味を持つようになります。

 

そしてついには友人が使っていた自動売買のシステムを
2,000万円で購入するという思い切った手を打ってくるわけです。

 

 

MT4普及以前のお話なので自力でシステムを構築することを考えれば
確かに安い買い物なのかもしれません。

 

しかしこんな思い切ったことは一般のトレーダーには
なかなか出来ることではありません。

 

その後、MT4が普及したことでsaekinomao氏
本格的にEAでの自動売買に乗り出すようになります。

 

 

しかし、ここでデモ口座でのトレード結果と
ライブ口座でのトレード結果の違いという思わぬ壁にぶち当たってしまいます。

 

 

ライブ口座とデモ口座ではサーバーが違うため
配信されるレートが違うことはよくあることなのですが、
それ以外の約定に関する部分でもライブ口座の方が不利になることを実感したそうです。

 

そしてライブ口座同士の比較では口座残高の大きい口座ほど
約定に時間がかかるというかなり細かいところまで分析するまでに至ります。

 

 

その結果saekinomao氏がたどり着いたのが、
1口座あたりの資金を5000万円までに制限するという資金管理術です。

 

リスク分散のためだけでなく、約定能力の向上のために口座を分散させるという
ある意味アグレッシブなリスクマネジメントと言えるかもしれません。

 

 

 

saekinomao(サエキ・ノマオ)氏のトレード手法とは

 

このような経緯を辿ってきたsaekinomao氏
見出したトレード手法とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

3億円トレーダーの使っている手法ともなると、
さぞや高度で複雑なアルゴリズムを駆使した人工知能的なEAを想像してしまいますが、
実際のところはどうなのか非常に気になるところです。

 

 

ところが想像に反してsaekinomao氏のトレード手法は非常にシンプルで、
ごく一般的なテクニカル分析を基本に組み立てられているようです。

 

saekinomao氏のシステムの根幹をなすのがボリンジャー・バンドなどの
テクニカル分析をもとにして相場の勢いを捉えて
サインを出すだけのシンプルなシグナルです。

 

ロウソク足チャートの上下に矢印をいくつも表示させ余計なものを表示して
判断がぶれないのでシグナルだけを表示させているそうです。

 

 

そしてUSDJPY、EURUSD、日経平均の各チャートにこのシグナルを表示させ
3つの相場ともシグナルが揃った段階でエントリーするというフィルターをかけています。

 

一つでも揃わなければそのシグナルは信頼性が低いものと判断出来るわけですね。

 

 

 

フィボナッチ利用のボリンジャーという魔法

 

先ほどボリンジャー・バンドを元にしたシグナルと書きましたが、
実はデフォルトの使い方よりも
かなりカスタマイズして使われているので注意が必要です。

 

MT4でボリンジャー・バンドを表示させた場合、
デフォルトの設定のままだと偏差=2σ、期間=20のものが表示されると思います。

 

一般的には+2σをブレイクしたら売り、
-2σをブレイクしたら買うという逆張り手法や、
バンドウォークを利用した順張り手法に使用されることが多いのですが、
実際に使ってみると騙しが多いのがこの手法のウィークポイントでもありました。

 

 

saekinomao氏は、この騙しを回避するために
ボリンジャー・バンドにある魔法をかけていました。

 

パラメーター(偏差)へのフィボナッチ数の採用です。

 

 

FXでフィボナッチといえばリトレースメントにより
押しや戻りを狙う際の目安になる数値ですが、
これをボリンジャー・バンドの偏差に採用してしまったわけです。

 

採用した数値は4.618ですのでデフォルト値の2倍以上の大幅な変更ですね。

 

 

saekinomao氏のかけた魔法はこれだけにとどまりません。

 

 

ボリンジャー・バンドの計算期間も62に変更してしまいました。

 

この2つの魔法にかけられたボリンジャー・バンドを表示してみましょう。

 

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偏差2の場合と比較するとバンドの幅が広くなり、
ロウソク足がバンドに接触する回数が極端に減っています。

 

つまり騙しを減らし、より確度の高いシグナルだけを
抽出することができるようになったわけです。

 

 

 

VTトレーダーのフィボナッチボリンジャーバンド比率は計算方法が異なる別の指標

 

フィボナッチ・ボリンジャーと聞くと古くからシステムトレードをしていた人の中には
「ボリンジャー・バンド-フィボナッチ比率(Bollinger Bands-Fibonacci Ratio)」
を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。

 

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「ボリンジャー・バンド-フィボナッチ比率」とは、
Visual Trading Systems社VTトレーダーという
チャートソフトで人気のあったテクニカル分析です。

 

ボリンジャー・バンドと非常に似ているのですが、
両者は計算方法が違う別のテクニカル指標になります。

 

 

ボリンジャー・バンドボラテリティ(変動率)の算出に標準偏差を使用します。

 

しかし、「ボリンジャー・バンド-フィボナッチ比率」の場合は、
相場のボラティリティを判断するために標準偏差ではなく
「Wilder平滑化ATR」を用いています。

 

 

MT4のカスタムインディケーターの中には、
「ボリンジャー・バンド-フィボナッチ比率」の計算式を
移植して作られたものが多いので使用する際には注意が必要です。

 

 

本日のテーマとして取り上げた、
業界トップクラスのFXトレーダーでもあるsaekinomao(サエキ・ノマオ)氏
トレード手法の解説はいかがでしたでしょうか?

 

 

今後もFXトレード研究会(FTK)のメンバーで、
気になる話題を取り上げていく予定です。

 

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