ADVAN-S(アドヴァンス)【検証と管理人評価】

 

 

商材概要

 

ヘッジファンドの手法を再現したというEAが登場

 

こんにちは。

 

FTK管理人の君川です。

 

今回検証するのは、株式会社Logical Forexから登場した
ヘッジファンドのトレード手法を再現したという自動売買(EA)
「ADVAN-S(アドヴァンス)」についてレビューさせて頂きます。

 

・完全自動・即日利益
・勝率87.2%
・最大112連勝

 

といったいつもながらの大きな数字が並んでいますが
当ブログの読者様であれば、こうした数字の信ぴょう性が大事
ということはご存知かと思いますので、
数字には惑わされずにレビューをしていきたいと思います。

 

 

まず、今回の自動売買ソフトですが、
あのウォーレン・バフェットも行っているという
機関投資家が行う最高難易度のポジション戦略
完全自動化に成功したということを大々的に謳っています。

 

その最高難易度のポジション戦略というのが

 

“ナンピン”

 

です。

 

 

「EA+ナンピン」という時点で嫌な予感しかしませんが、
今回は10年間のフォワード実績もあると謳っていますので
そのナンピン手法がどのようなものか見ていきたいと思います。

 

 

なお、今回はクロスリテイリンググループではありますが、
株式会社Logical Forexから販売されています。

 

最近自動売買を販売するとなるとこの会社が登場しますね。

 

先日もAIを使ったEAを公開するということで
記者会見まで行って販売していましたが、
その記者会見が自作自演で期待ができないという
レビューをさせていただいていました。

 

その際の記事も参考になると思いますので、
よかったらこちらもご覧ください。

 

 

人工知能AIトレードシステム i-Vision(アイ・ヴィジョン)【検証と管理人評価】

 

 

それでは、今回の「ADVAN-S(アドヴァンス)」を
検証していきたいと思います。

 

 

 

ロジックが不明のナンピン手法

 

先程もお伝えさせていただいたように、
「ADVAN-S(アドヴァンス)」では、機関投資家のトレード戦略を
採用しているということで、その手法が

 

“ナンピン”

 

ということでした。

 

 

自動売買+ナンピンとなると、たいていの場合は
マーチンゲールが採用されており
完璧なコツコツドカンのシステムになっていることが多く
資金が少ない場合、退場してしまうということがあります。

 

ただし、今回の手法はマーチンゲールではない
ということは謳われています。

 

 

今回ナンピンを利用しているのは、
エントリーした後に逆行したタイミングでナンピンをしかけ
平均取得単価を下げるということを
目的としたものです。

 

 

 

 

この手法はヘッジファンドでも利用されていますし
一般の個人トレーダーでもこうした方法を採用している方は
一定数いらっしゃると思います。

 

実際に私もトレードする際には、
平均取得単価を下げる目的でナンピンすることはあります。

 

 

この点だけ見ればナンピンの手法は有効なのですが、
実は大きな欠点があります。

 

それはエントリーした方向に戻らない場合、
すべて損失となってしまうという点です。

 

 

当然と言えば当然ですよね…

 

 

なぜ、こういったリスクがあるにも関わらずナンピンをするのかというと、
必ず買った方向に上がるという根拠があるからです。

 

今は一時的に下げているだけ、
必ず価格は戻ってくるという強い根拠があれば
このナンピンの手法は有効なわけです。

 

 

私の経験から言わせていただくと、この明確な強い根拠は
ファンダメンタルズにこそあれど、
テクニカル分析においてはその根拠は薄いと思っています。

 

ですので、テクニカル分析を主体としたEAにおいて
このナンピン手法は極めて危険だと言わざるを得ません。

 

 

さらに言うと、今回の「ADVAN-S(アドヴァンス)」では、
「Wプライスエンジン」というのがナンピン手法を支えているのですが、
そのエントリー根拠が不明です。

 

 

 

 

動画をご覧いただくと、15分足の状況を見ながら
1分足でエントリーしていく
ということは分かりますが、
それ以上の根拠は公開されていません。

 

どんな判断でエントリーを行うのか、
どんな判断でナンピンを行うのか
ということは一切非公開になっています。

 

 

また、ナンピンというリスクを取るため
守りが重要ということで資金管理を徹底しているとのことで
「6-EXIT」というものが用意されています。

 

しかし、これは資金管理というよりも
決済パターンが用意されているというものです。

 

 

 

 

波形と値幅を見て決済
時間と値幅の条件で決済
最低限の利益を確保する決済
セーフティーラインで損切り

 

利確損切を含めた4パターンの合計6つの決済方法があります。

 

 

しかし、これも何を根拠に決済をするのか
ということがまったく開示されていません。

 

損益比すら非公開となっています。

 

 

これでは、このEAのロジックはほぼ非公開と言っていいでしょう…

 

 

 

誇大広告に注意!フォワード実績は10年ではない

 

EAであれば、重要なのはバックテストフォワードテスト
実績データです。

 

ということで、実績データを見ていこうと思うのですが、
冒頭でもご説明したとおり、このオファーでは、

 

実運用結果(フォワードテスト)10年以上の相場検証
勝率87.2% 最大112連勝

 

という表記になっています。

 

 

10年フォワードテストをしたのであれば、
その結果が気になるところですが、
その結果がこちらです。

 

 

 

 

よく見ていただきたいのですが、
2020年11月8日からの実績しかありません。

 

 

その下には10年の実績データが2つ公開されているのですが、
よくご覧いただくと、この実績データですが
バックテストの結果となっています。

 

 

 

 

少しでもMT4のバックテストをご覧になったことがある方であれば
この実績データがバックテストのデータであるということは
すぐに分かります。

 

つまり、バックテストが10年、フォワードテストが3ヶ月
ということなんです。

 

明らかにこのランディングページを見た人を
誤解させるような表記になっています。

 

 

さらに言うと、フォワード実績についてはモザイクばかりで
まったく証拠として使えないデータになっています。

 

そして、バックテストデータは実績が公開されているのですが、
バックテストのテスト結果が一切省かれているため
このEAの性能が良いのか悪いのかまったく判断できません。

 

 

自動売買を販売するのであれば、少なくとも
バックテストくらいは公開してもらえないと
全くこのEAを手にしようという気にはなりませんね。

 

 

しかも、最近のクロスリテイリング社から販売される
オファーのほとんどが20~30万円という価格帯なのですが、
今回のオファーも同様に195,800円とかなりの高額

 

ロジックも不明、実績データの信ぴょう性もゼロ
ということで、何を基準に購入を判断すればいいのかわからない
というオファーとなっています。

 

 

もちろんこの自動売買が使えるという可能性もありますが、
正直申し上げて、全く優位性の判断ができないオファーに手を出すのは
かなり危険だと言えます。

 

ヘッジファンドのトレードロジックを完全自動で再現した
などの魅力的な文言が並んでいますので、
気になったという方も多いかもしれませんが、
一旦ここは冷静になってご判断されるのが良いかと思います。

 

 

今後も様々な商材レビューなどして参りますので
ご興味のある方は引き続き当ブログをチェックしてください。

 

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