三尊・逆三尊を使ったトレードの基本

 

トレンド転換時に頻出の基本チャートパターン「三尊・逆三尊」

 

こんにちは。

 

FTK管理人の君川です。

 

 

テクニカル分析を主体とするトレーダーなら
恐らく聞いたことがあるだろう三尊・逆三尊についての
基本的な考え方をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

まず、「三尊」とは別名「ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ」とも
呼ばれ、中央の山を挟む様に両隣に小さな山が並ぶ
チャートの形状のことを指します。

 

三尊という名前は仏像が両脇に脇侍を従えている様子に似ていることや、
人の頭と肩のシルエットに似ていることから由来しています。

 

これとは逆に、中央の谷を挟む様に両脇に小さな谷が並ぶ形状を
「逆三尊」もしくは「ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム」と呼びます。

 

 

三尊は上昇トレンドの終盤によく現れ、三尊が形成された後は
下降トレンドに転換する傾向があるため、トレンド転換のシグナルとして
トレーダーからは大きく注目されます。

 

これとは逆に逆三尊は下降トレンドの終盤に現れ、上昇トレンドへの
転換のシグナルとして現れる傾向にあります。

 

 

三尊と逆三尊の特徴をしっかりと把握することは、トレンド転換時の
リスクを回避するだけでなく、トレンドの初動から利益を掴む
大きなチャンスとなるため、テクニカル分析においては
非常に重要になってきます。

 

 

 

三尊・逆三尊が形成される理由

 

トレンドが反転するタイミングでなぜ三尊・逆三尊が発生するのでしょうか?

 

理由は諸説ありますが、機関投資家の行動がこの様なチャートパターンを
引き起こしているという説が有力です。

 

 

機関投資家というのは、金融機関年金機構など多額の資金を
運用して金融商品の取引を行う法人や社団のことですが、

 

上昇トレンドの場合、大量の買いポジションを持っている機関投資家は
一度に全てのポジションを決済して手放す場合、その分買い手が必要と
なるため売り注文を一度に捌ききるのは困難です。

 

また、大量の売り注文は金融商品そのものの価格を下げかねません。

 

そのため、機関投資家は価格がピークに達する前に少しずつ
売り抜けていきますが、売り物が増えるにつれて買い方は購買意欲を
失っていき、価格は一旦下落します。

 

この時に一回目の天井、ヘッド・アンド・ショルダーズの
左肩を形成します。

 

 

その場合、機関投資家は価格を維持するために少し買い始めますが、
今度は機関投資家は新高値をつけるまで売り注文を出さないので、
売り物が一時的になくなり、株価は再び上げ始めます。

 

これにより買い手は安心し、さらに多くの買い注文を誘いますが、
この様な手法を繰り返して、市場が湧いているうちに機関投資家は
持っている買いポジションを全て決済します。

 

この時に二回目の天井、ヘッド・アンド・ショルダーズの
を形成します。

 

 

この時チャートは天井をつけて下落し始めますが、以前の下落の際の
時の支持圏まで価格が押したタイミングで押し目買いが発生して
一旦は反発して三回目の天井、ヘッド・アンド・ショルダーズの
右肩を形成します。

 

しかしその後は高値を更新することができないため、買い手の購買意欲の
喪失
高値での利食いを逃した買い手の売り注文が価格の下落を
後押しする形で下降トレンドへと転じていきます。

 

 

以上の流れが三尊形成の背景にある投資家の心理や行動の一説です。

 

逆三尊の形成理由にも同じことが言えます。

 

 

 

三尊・逆三尊を用いた具体的なトレード方法

 

ここからは三尊、逆三尊が形成されている際の注目ポイントや
具体的なエントリー方法について解説していきます。

 

 

 

 

2018年のバブルで大天井をつけた後下落トレンドへ転じた
ビットコインのチャートで解説していきます。

 

 

画像の赤線の動きの通り、一旦高値をつけてから下落して
一回目の天井(左ショルダー)を形成した後、
再度上昇に転じて最高値を更新して下落し二回目の天井(ヘッド)
を形成しています。

 

その後再度上昇に転じるも前回高値を更新することができず
そのまま下落して三回目の天井を形成(右ショルダー)したのち
下落トレンドへと転じています。

 

 

三尊形成時の安値同士を結んだラインネックラインと呼びます。
逆三尊の時は高値同士を結んだラインがネックラインです。

 

今回のケースでは赤い点線がネックラインとなっています。

 

 

ヘッドからの下落が左肩の天井を下回り、左ショルダーとヘッド
の間の安値近くまで下げた時点が三尊形成の示唆ポイントとなります。

 

また、三尊、逆三尊の形成の際は出来高もヒントの一つとなります。

 

画像の青線の通り、三尊を形成する際は天井をつけるごとに徐々に
出来高が減少していくのが三尊の典型的なパターンとなります。

 

必ずしもこの様な出来高の動きとなるとは限りませんが、
直近の天井形成よりもその後の天井の出来高が少ない場合もまた
三尊形成の示唆ポイントとなりますので、トレンドの反転に向けて
準備しておきましょう。

 

 

そして具体的なエントリーポイントですが、大きく分けて3つが
考えられます。

 

1つ目は「三回目の天井が二回目の天井を超えられなかったタイミング」
です。

 

損切りポイントはヘッドの天井水準となります。

 

価格が高い段階からエントリーすることでより多くの利益が狙えますが、
価格がネックラインを割るまでは明確に天井を形成したとは
言い難いので注意が必要です。

 

 

2つ目は「価格がネックラインを割って下落したタイミング」です。

 

損切りポイントはネックライン右肩の天井水準となります。

 

ネックラインを割ったことで三尊の形成がほとんど確定したと言えますが、
ダマシの可能性も視野に入れてトレードする必要があります。

 

 

3つ目は「ネックラインを割った後に再度ネックライン近辺で
反発したタイミング」
です。

 

損切りポイントはネックラインの水準です。

 

画像でも一旦ネックラインを割った後、再度ネックラインまで価格が戻るも
反発して再度下落に転じています。

 

 

次に具体的な利益確定ポイントについて解説します。

 

一般的には、三尊が形成されてトレンドが反転した場合、
ヘッドの天井からネックラインの距離の値幅分は下落する
と言われていますので、ネックラインからその値幅分
下に伸ばした価格が利益確定ポイントの1つとなります。

 

一方で三尊形成は一般的にはメジャートレンドの転換
示唆する傾向にありますので、三尊近辺でエントリーした後に
次の反転のシグナルが確認できるまで持ち続けることで
大きな利益を狙うこともできます。

 

 

最後に、三尊、逆三尊でしばしば発生する
ダマシのリスクについてお伝えします。

 

三尊・逆三尊はトレンドの転換シグナルとして有効性が高い一方で
ネックラインを割った後、再度戻って新高値や安値を更新するといった
ダマシもしばしば発生します。

 

 

ダマシの対策方法は具体的に2種類あります。

 

1つ目はRCIを用いて反転の動きを察知する手法です。

 

例えば天井からの下落やネックラインを割った後にRCIが
売られすぎの水準にある場合、反転して上昇する可能性を
察知することができます。

 

 

2つ目は相関・逆相関関係のある他の通貨ペアでの反転の確認です。

 

取引している通貨ペアで三尊が形成されているにもかかわらず、
相関関係のある他の通貨ペアでは上昇トレンドが継続していると
いった場合にはダマシの可能性があるので注意が必要です。

 

 

また、逆三尊の場合は出来高を見ることでダマシを回避できることがあります。

 

ウォール街には「価格を上げるには買わなければならないが、
下げるには株価自身の重さで下がる」という諺がありますが、

 

逆三尊の場合、ネックラインを割って上昇トレンドに入る際には
出来高が著しく急増するのが一般的です。

 

出来高が少なく上放れした際には、ダマシであったり、安値水準に
戻ってもたつく可能性があるので注意が必要です。

 

 

 

三尊・逆三尊まとめ

 

三尊・逆三尊の見分け方や具体的なエントリー手法を
身につけることで、トレンドの転換というトレードには
必要不可欠な情報を得ることができます。

 

特にテクニカル分析を主体としてトレードされる方の多くが
三尊・逆三尊に関しては意識しています
ので、
もし知らなかったという方は、ぜひこの機会に
三尊・逆三尊をトレードに取り入れてみてください。

 

 

一方で三尊・逆三尊はダマシの可能性もあるため、
ダマシかそうでないかをしっかりと見分けるテクニックも
トレードで勝つためには重要です。

 

このあたりは慣れや経験も必要となってきますので、
チャートを分析しながら経験を積んでいただき
ダマシを回避しながら勝率の高いトレードを
目指していただければと思います。

 

ぜひ今回の記事をきっかけに、三尊・逆三尊でのトレード手法を身につけて、
実際のチャート分析で活用してみてください。

 

 

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