MT4で使える豊富なテクニカル分析

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MT4は多機能チャートツール

 

MT4は無料で使うことのできる多機能なトレードツールです。

 

その使い勝手の良さは世界中のトレーダーに認められており、
各国のFXブローカーがトレーディングプラットフォームとして採用しています。

 

ブローカーにライブ口座を持っていなくても無料でデモ口座を開くことが出来るので、
高機能チャートツールとして常にパソコンにインストールしておきたいソフトです。

 

 

MT4の長所、短所を以下のまとめてみました。

 

 

【長所】

 

・普及率が高く世界中で多くのブローカーが
MT4をプラットフォームとして採用しています。
そのためブローカーを乗り換える時でも
各種ツールをそのまま使用できる互換性の高さが魅力です。

 

・FXのトレードにはなくてはならない
基本的なテクニカル指標(インディケーター)が標準で用意されています。
またカスタムインディケーターも数多く配布されているので
テクニカル分析で困る場面は少ないでしょう。

 

・自動売買プログラム(EA)を使用することで完全自動売買の環境が無料で手に入ります。
数多くのEAが配布されているので簡単に自動売買を開始することが出来ます。

 

・MetaQuotes Language 4(MQL4)というプログラミング言語により、
オリジナルのテクニカル指標である
カスタムインディケーターを作成することができます。

 

・MetaQuotes Language 4(MQL4)というプログラミング言語により、
オリジナルの売買戦略をEA化することが出来ます。

 

 

【短所】

 

・多機能なので全機能を使いこなすまでには慣れが必要です。

 

・MQL4はプログラミング未経験者にとってはハードルが高いため、
オリジナルのカスタムインディケーターやEAを作成するためには
プログラミングの勉強から始めなくてなりません。

 

 

こうした長所、短所のあるMT4ですがテクニカル分析派にとって
強い味方であることは間違いありません。

 

標準で用意されているインディケーターの数が
30にも及ぶことがそれを証明してくれています。

 

 

 

MT4に標準で搭載されているインディケーター

 

MT4に標準で搭載されているインディケーターは大きく分類すると
「トレンド」、「オシレーター」、「ボリューム」、「ビル・ウィリアムス」
の4種類になります。

 

【トレンド】

 

Average Directional Movement Index (ADX)→サブウインドウ
Bollinger Bands (ボリンジャーバンド)→メインウインドウ
Envelopes(エンベロープ)→メインウインドウ
Ichimoku Kinko Hyo(一目均衡表)→メインウインドウ
Moving Average(移動平均線)→メインウインドウ
Parabolic SAR(パラボリック)→メインウインドウ
Standard Deviation(スタンダードデビエーション)→サブウインドウ

 

 

【オシレーター】

 

Average True Range (ATR)→サブウインドウ
Bears Power(ベアーズパワー)→サブウインドウ
Bulls Power(ブルズパワー)→サブウインドウ
Commodity Channel Index(CCI)→サブウインドウ
DeMarke(デマーカー)→サブウインドウ
Force Index(フォースインデックス)→サブウインドウ
Moving Average Convergence/Divergence (MACD)→サブウインドウ
Momentum(モメンタム)→サブウインドウ
Moving Average of Oscillator (OsMA)→サブウインドウ
Relative Strength Index(RSI)→サブウインドウ
Relative Vigor Index (RVI)→サブウインドウ
Stochastic Oscillator(ストキャスティクス)→サブウインドウ
Williams’ Percent Range (ウィリアム%R)→サブウインドウ

 

 

【ボリューム】

 

Accelerator/Decelerator Oscillator (AC)→サブウインドウ
Money Flow Index (MFI)→サブウインドウ
On Balance Volume (OBV)→サブウインドウ
Volumes(ボリューム)→サブウインドウ

 

 

【ビル・ウィリアムス】

 

Accumulation/Distribution (A/D)→サブウインドウ
Alligator(アリゲーター)→メインウインドウ
Awesome Oscillator (AO)→サブウインドウ
Fractals(フラクタル)→→メインウインドウ
Gator Oscillator(ゲーターオシレーター)→サブウインドウ
Market Facilitation Index(マーケットファシリテーションインデックス)→サブウインドウ

 

 

このほかにもExamplesフォルダ内には
いくつかのカスタムインディケーターが控えています。

 

これだけあれば一般的なテクニカル分析には十分すぎるほどですね。

 

 

 

見慣れないインディケーター Standard Deviation

 

トレンド系のインディケーターの顔ぶれを見ると、
ADX、ボリンジャーバンド、エンベロープ、一目均衡表、
移動平均線、パラボリック
などよく見かけるインディケーターが多いのですが、
一つだけあまり見慣れないインディケーターが存在しています。

 

Standard Deviation

 

MT4歴はかなり長く様々なインディケーターを使ってきたもりなのですが、
このインディケーターを使った記憶は今まで一度もありません。

 

「Standard Deviation」というのは実は「標準偏差」のことで
データの散らばり具合を数値として表しています。

 

標準偏差と聞いてボリンジャーバンドを思い浮かべた人もいると思いますが、
実はStandard Deviationはボリンジャーバンドを算出するのに
必要な数値だったのです。

 

 

Standard Deviationを算出する計算式は以下の通りです。

 

Standard Deviation = SQRT (SUM (CLOSE – SMA (CLOSE, N), N)^2)/N

 

SQRT:平方根
N:計算期間

 

ボリンジャーバンドのセンターラインは移動平均線です。

 

Standard Deviationにボリンジャーバンドの
偏差の値(デフォルトの設定では2)をかけた数値を
移動平均線に足すとUpper Line、引くとLower Lineを描くことが出来ます。

 

Standard Deviationはボリンジャーバンドの構成要素としても重要な存在ですが、
ボリンジャーバンドの幅を求める時にも便利です。

 

 

例えば偏差2のボリンジャーバンドの場合、
バンドの幅は以下の計算式で求めることが出来ます。

 

ボリンジャーバンドの幅=Standard Deviation×偏差×2

 

 

残念なことにMT4に搭載されているStandard Deviationだけでは
ボリンジャーバンドの幅を表示することが出来ません。

 

そこで先ほどの計算式を使ってボリンジャーバンドの幅がわかるインディケーターを作成してみました。

 

こちらのインディケーターは、当サイトの読者様限定で無料配布中です。

 

 

Bands_Widthex4のダウンロードをご希望の方は、
以下のアドレス宛にメールにてご申請ください。

 

申請はこちら

 

 

ボリンジャーバンドのUpper LineからLower Lineの幅をpipsで表示しています。

 

ボラテリティの変化がわかりやすいので「レベル表示」でラインを引けば
レンジフィルターとして活用できると思います。

 

 

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【インディケーターのプロパティ】

 

Bands_Period:ボリンジャーバンドの期間(デフォルト値=20)
Deviations:ボリンジャーバンドの偏差(デフォルト値=2)

 

 

 

ビル・ウィリアムが考案したテクニカル指標アリゲーター

 

MT4ではビル・ウィリアムスの考案した
6つのインディケーターを利用することが出来ます。

 

この6つの中でトレンド系のアリゲーターは特に注目して欲しいインディケーターです。

 

 

アリゲーターは期間の異なる3本の移動平均線
同時に表示することの出来るインディケーターです。

 

似たようなインディケーターにはDaryl Guppyが開発した
GMMA(Guppy Multi Moving Average)があります。

 

 

どちらもトレンドや持ち合い相場の状況がわかりやすいのが売りになっています。

 

アリゲーターの特徴は移動平均線の計算方法にあります。

 

 

通常の移動平均線では計算のベースとなる価格に
Close(終値)を使用することが多いのですが、
アリゲーターではMedian Price(高値と安値の平均値)が適用されています。

 

MT4では移動平均線は単純移動平均線(SMA)、指数移動平均線(EMA)、
平滑移動平均線(SMMA)、線形加重移動平均線 (LWMA)

4種類が用意されていますが、
アリゲーターでは、一般的にはあまり使われることの少ない
滑移動平均線(SMMA)を使用しています。

 

 

SMMAは直近のデータに重点を置いていないので反応は鈍いのですが、
その分騙しが少なくなるという特徴があります。

 

 

3本のラインは各々以下のようなパラメーターで構成されています。

 

青ライン(ジョーズ=あご)
13期間の平滑移動平均線(SMMA)を右方向に8期間シフトさせて表示。

 

赤ライン(ティース=歯)
8期間の平滑移動平均線(SMMA)を右方向に5期間シフトさせて表示。

 

緑ライン(リップス=唇)
5期間の平滑移動平均線(SMMA)を右方向に3期間シフトさせて表示。

 

 

特徴的なのは移動平均線の表示を右方向へシフトさせて表示させている点でしょう。

 

しかも3本ともそれぞれシフトさせる期間が変えているという徹底ぶりです。

 

 

20160419B

 

 

非常に個性的なアリゲーターですが、
この3本のラインをワニの生態に例えることで
相場の様々な状況を読み取ることが出来ます。

 

 

■持ち合い相場

 

アリゲーターのあご、歯、唇が閉じていたり、
もつれ合ったりしているときにはアリゲーターは
まだ寝ており明確なトレンドは発生していない状況です。

 

3本のラインがもつれ合っている期間が長いほど
アリゲーターはお腹を空かしていると考えられます。

 

 

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■トレンドの発生

 

獲物を見つけるとアリゲーターのあご、歯、唇が開きはじめます。
口を開いたら狩りのスタートです。

 

獲物が大きいほど口を大きく開け、餌を食べる時間も長くなります。

 

 

20160419D

 

 

■トレンドの終焉

 

満腹になり狩りが終わるとアリゲーターは口を閉じます。

 

 

20160419E

 

 

アリゲーターが口を開き始めたらエントリー、
口を閉じたら決済という流れは非常にシンプルでわかりやすいのではないでしょうか。

 

ただし、もみ合い相場からトレンドの発生に至る過程では騙しも多いので、
大きなトレンドが発生した時にいかに取りこぼしなく
利益を稼げるかが勝負になりそうです。

 

 

 

インディケーターの組み合わせは自由自在

 

MT4ではインディケーターを自由自在に組み合わせてトレードすることが出来ます。

 

その中でもトレンド方向への「押し目買い」、「戻り売り」の判断に有効な
トレンド系のインディケーター
オシレーター系のインディケーターの組み合わせは特にお勧めです。

 

 

例えば移動平均線とRSIを組み合わせてトレードする場合、
移動平均線でトレンドを確認し、
RSIの「買われすぎ」、「売られすぎ」でタイミングを計ってエントリーします。

 

 

20160419F

 

 

一目均衡表とストキャスティクスを組み合わせてもいいですし、
アリゲーターとウィリアム%Rの組み合わせもありだと思います。

 

MT4には紹介したインディケーターのほかにも
豊富なグラフィカルオブジェクトが用意されています。

 

これらをうまく組み合わせストラテジーを組み立てていけば
トレードの可能性は無限に広がっていくのではないでしょうか。

 

 

引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
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