PAMM(パム)の被害者が急増中

113875279

 

ここ最近になって、私たちFXトレード研究会(FTK)のもとに
FXのPAMM(パム)による被害相談が急増傾向にあるため、
前回の【FXのPAMM(パム)とは?】というテーマに引き続き、
本日はPAMM(パム)の被害に関するテーマを取り上げたいと思います。

 

 

相場の外から忍び寄る危機

 

FXは非常に資金効率が高く手持ち資金の少ない一般の投資家にとって
人気の投資法の一つになっています。

 

少ないお金で大きく儲けるチャンスを与えてくれるという所に
FXの魅力を感じている人も多いことでしょう。

 

資金効率の高さの秘密は高いレバレッジをかけられるという点にありますが、
それ故にハイリスク・ハイリターンというギャンブル性も持ち合わせています。

 

 

「お金は人を狂わせる」とはよく言われることですが、
FXでも大金が動くがゆえに時に人の心を狂わせることがあります。

 

負けを取り戻すために次のトレードで倍のロットで取引したりするのは
まさによくある例ですね。

 

 

きちんとした戦略の上でのロット操作ならいいのですが、
理性を失っての行動だとしたら非常に危険です。

 

FXトレードでもっとも大切なのはリスクマネジメントだと言われていますが、
リスクをいかに少なくしていくかがFXを長く続けていくうえで重要になることでしょう。

 

 

しかし、いくらトレードでリスクマネジメントを徹底したとしても
危険が排除できたわけではありません。

 

トレーダーに忍び寄る危機は相場の外からも着実に忍び寄ってくるのです。

 

 

FXの詐欺はいまだに無くならない

 

FX投資をかたって顧客を募り、
集まった資金を騙し取るという詐欺事件は未だに後を絶たない状況です。

 

せっかく蓄えた貯金や
老後の糧になるはずだった退職金をつぎ込んで投資する人がいることを考えると、
詐欺師が人の心に巣食う欲望をうまく利用しているかがわかります。

 

なかには借金をしてまで投資する人がいるのは驚きですが、
本当に言葉巧みに誘導されると
誰でも騙さてしまう可能性があると思うと恐ろしいですよね。

 

 

もし不安を感じた場合は、その業者が金融商品取引業の登録をしているかを
確認することはかなり効果的だと思います。

 

海外業者の場合はその国のライセンスをきちんととっているかは
最低限確認しておきましょう。

 

 

PAMMにも存在する悪質な業者

 

FXにまつわる詐欺事件は後を絶たないわけですが、
前回のエントリーで紹介したPAMMにも悪質な業者が存在するので要注意です。

 

PAMM業者が利益をあげる仕組みは
トレード結果がプラスになった場合に得られる成功報酬が基本になっています。

 

 

ユーザーのアカウントがプラスにならない限り、PAMM業者は儲からないわけなので
彼らはトレードで勝つために必死に相場に向かい合います。

 

PAMM業者のトレードした結果はユーザーの口座に反映され、
口座の残高に大きな影響を与えます。

 

しかし、口座の入出金に関する権限はユーザー自身にあるため、
口座にある資金を業者に持ち逃げされる心配はありません。

 

 

このような仕組みを持っていることもあり
PAMMによる投資の危険度は比較的低いと言われています。

 

スパムメールやサイト上でうまい儲け話をチラつかせて
資金を集めて持ち逃げするような詐欺業者との違いは明らかですね。

 

確かにPAMM業者が資金を持ち逃げすることは
原則的に不可能なのでその点は安心できます。

 

しかし、実は彼らはあなたの資金を利用して
利益を上げる手段を持ち合わせているのです。
しかもノーリスクで。

 

 

スプレッドバック(ピップバック)システムについて

 

悪質なPAMM業者の手口を紹介する前に、
スプレッドバックシステムについて言及しておきたいと思います。

 

スプレッドバックとは、キャッシュバックサービスの一種で
ピップバック、リベートなどと呼ばれることもあります。

 

 

スプレッドバックの仕組みはクレジットカードで買い物した時に付与されるポイント、
マイレージサービスのマイルなどと非常に似ています。

 

クレジットカードのポイントは使用金額によって付与されるのですが、
スプレッドサービスでは
取引する毎にキャッシュバックが発生する仕組みになっています。

 

 

国内ブローカーの場合は
こうしたスプレッドバックのようなサービスは提供していません。

 

その代わりに口座開設キャンペーンなどを行っているケースが多く、
EAを無料でもらえたり、手数料が安くなったりといった特典を用意しています。

 

非常にお得なキャンペーンもあるのですが、
口座開設時の一回ポッキリしか特典を受けられないのが難点です。

 

 

一方のスプレッドバックサービスの場合は、取引ごとに恩恵を受けることが出来ます。

 

FXブローカーとしても、顧客の呼び込みと囲い込みが同時に出来るこのシステムは
広告費の節約にもつながるというメリットがあります。

 

 

スプレッドバックサービスは
FXブローカー、スプレッドバック業者、ユーザーの3者で成り立っており、
以下のような流れでキャッシュバックされます。

 

 

1.ユーザーはスプレッドバック業者を通じてFXブローカーに口座を開設

2.ユーザーがトレードする

3.FXブローカーがスプレッドバック業者にキャッシュバック(スプレッドの一部)

4.スプレッドバック業者からユーザーにキャッシュバック(スプレッドの一部)

 

 

例えばスプレッドが2.0pipsだとしたら
ユーザーに0.7pips、キャッシュバック業者が0.3pips、
残りがブローカーの取り分
になるといったイメージです。
つまりスプレッドを3者で分け合うわけですね。

 

 

これにより3者ともメリットがあるウィンウィンの関係が成立するわけですね。

 

「めでたし、めでたし」と言いたいところですが、
この3者の中でリスクを取らずに
スプレッドバックの恩恵を受けている不届き物がいます。

 

 

そう、スプレッドバック業者です。

 

彼らはユーザーとFX業者の間でちゃっかりと甘い蜜を吸っているわけなのです。

 

とはいえトレーダーが個人でFXブローカーと
スプレッドバックの契約
を結ぶことは出来ませんし、
仲介料と考えれば納得出来ないわけではありません。

 

 

特にデイトレードやスキャルピング手法で取引回数が多いトレーダーにとっては、
年間収支で考えるとスプレッドバックが力強い味方になることは間違いありません。

 

 

こうしたスプレッドバック業者の中で有名なのはCashBackForexでしょう。

 

この業界では老舗なだけあって取り扱いブローカーの数も充実していますし、
様々なボーナスも取り扱っています。

 

MT4でトレードできるブローカーも多いのでEA使いにとっては利用価値大ですね。

 

 

スプレッドバックにより利益を上げるPAMM業者

 

FXブローカーから多額のリベートを引き出しているのはスプレッドバック業者だけではありません。

 

PAMM業者の中にもスプレッドバックを利用している業者は多数存在しています。

 

 

本来成功報酬が利益の柱となっているはずのPAMM業者ですが、
中にはこのスプレッドバックのシステムを悪用して
ノーリスクで利益を上げている悪質な業者もいます。

 

 

ある業者は成績のいいEAのトレード結果をサイトに掲載して集客していました。

 

取引ロットとトレード回数が多ければ多いほどFXブローカーからの
キャッシュバック額は大きくなるので無駄に多くの取引を行っていたようです。

 

1日に30回以上の高頻度で取引を行う業者は悪徳業者の可能性が高いと言えるでしょう。

 

 

また、参加募集の段階で年率100%を超えるような
派手な煽り文句で勧誘している業者にも注意が必要です。

 

年率100%を超えるような取引は危険度が高く、嘘かハイリスクなものがほとんどです。

 

こうした業者は相場が逆行するとナンピンすることでしのいだり、
マーチンゲールEAを走らせていたりする可能性があるので
出来ればお近づきにならない方が良さそうです。

 

 

このような悪質なPAMM業者が利用するFXブローカーは
FXDD、MGK、Pepperstoneなどが多いようです。

 

PAMM業者からの口座開設先の指示が前述のブローカーだった場合は
注意が必要だとお考えください。

 

特にFX情報商材の業界では、
MGKを活用している販売業者のオファーが相次いでいるようなので
今後大きなトラブルに発展する可能性が高いでしょうね。

 

 

これらの業者が用意しているアカウントマネージャー用のツール
MT4で操作することが出来るため、
EAを使えばプロのトレーダーがいなくてもPAMMを運営することが出来てしまいます。

 

そのツールでPAMM業者がマーチンゲールEAを使った場合を想像してみてください。
考えただけで恐ろしいですよね。

 

優秀なスキャルピングEAを調達して走らせている場合もありますが、
前述した3社はスプレッドが広いので思惑通りにいかないことも多いようです。

 

 

PAMMの被害にあわないために最低限確認しておきたいこと

 

PAMMにはスプレッドバックを悪用した詐欺的業者も存在するので、
口座開設の前に慎重に確認することが重要です。

 

まず確認したいのは、PAMMでトレードするのはトレーダーなのか、
EAなどの自動売買プログラムなのかという点です。

 

もしEAによる運用をしている場合はそのEAのおおまかな仕組み
(トレード頻度、最大保有ポジション数、ストップロス等)
把握しておきたいところです。

 

数年以上のバックテスト結果数か月以上の実運用の結果も見ておくべきです。

 

バックテスト時に適用したスプレッドも適切かどうか
チェックしておいた方がいいでしょう。

 

 

生身のトレーダーが取引している場合は、
そのトレーダーの経歴や過去の成績をきちんと公表しているかを確認しましょう。

 

どこの馬の骨かもわからないトレーダーに
大切な資金をまかせるなんてことは間違ってもするべきではありません。

 

 

これらの情報を開示してくれない業者はかなり疑わしいといえると思います。
自分だったら絶対に近づきません。

 

そもそも検索してもヒットしないトレーダーや評判の悪いトレーダーだった場合は
信用できないですからね。

 

 

PAMMではポジションを持っている時には出金できないことが多いので、
悪質な業者に引っかかってしまうと常にポジションを持ち続けられてしまい
高い頻度のトレードを繰り返されてしまいます。

 

指をくわえて眺めているだけの状態といえばいいのでしょうか、
これはかなりキツイですね。

 

 

中には良心的なPAMM業者もあるとは思うのですが、
一般の人にはなかなか見極めるのが難しいというのが現状です。

 

自分で優良業者を見極められる自信がない人がPAMMに手を出すのは
かなりリスキーだと言わざるを得ないでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

PAMM(パム)と向き合ううえで危険なポイント
ある程度ご理解いただけたかと思います。

 

 

ネット上で被害の声が絶えないような業者やトレーダーが関係しているような
オファーに遭遇した際はすぐにスルーしてください。

 

 

引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
題材(テーマ)などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問い合わせください。

 

メールでのお問い合わせはこちら

 

 

コメント