億千万バイナリー【検証と管理人評価】

 

 

商材概要

 

月収973万円を稼ぐバイナリーオプション手法が登場

 

大手FX商材販売業者であるクロスリテイリング株式会社の
傘下企業、日本投資家育成機構から
バイナリーオプション手法がリリースされました。

 

今回公開された手法は、シンプルな2ステップで
「月収973万円」を稼ぎ出したという
にわかには信じがたい謳い文句が掲載されています。

 

講師は橋本純樹氏という人物。

 

 

バイナリーオプションと言えば丁半博打というイメージが強く
バイナリーオプション自体を否定するトレーダーさんも少なくありません。

 

 

私もバイナリーオプションは数ある金融商品の中でも
特に難しい金融商品であると考えています。

 

当ブログではこれまでバイナリーオプションについても
記事で取り上げてきましたが、
バイナリーオプションで長期的勝ち続けることが
どうして高いハードルなのか?

 

その理由は以下の記事で具体的にお話していますので
こちらも併せて目を通してみてください。

 

バイナリーオプションは本当に勝てるのか?

 

テクニカル分析が通用しづらいことや、
顧客損失率が高いこと、メンタル管理が難しく
冷静にトレードし続けることが難しい…などなど、

 

なかなか手を出すには勇気のいる金融商品だと言っていいでしょう。

 

 

そういう理由もあって、今回の億千万バイナリーには
あまり興味をそそられなかったんですが、
購入を検討しているという読者様から
検証依頼を数件頂きましたので取り上げてみることにしました。

 

 

果たしてランディングページで謳われているように、
2つのステップだけで、誰でも簡単に勝率7割、8割を維持し
月収数百万を実現することができるのでしょうか?

 

 

 

億千万バイナリーの根底はプライスアクショントレード

 

億千万バイナリーの大きな特徴は「ローソク足波動論」という
佐藤光氏の独自理論をベースとしているところです。

 

ランディングページでは

 

“億万長者だけが知っている奇跡の新理論”
“投資界の新たな常識”

 

などと謳われているので、
なんだかとんでもなく凄そうな印象を受けますが
フタを開けてみればプライスアクションの一種
であることがわかります。

 

 

佐藤光氏の提唱する「ローソク足波動論」を簡単に説明すると
「陰線・陽線の割合が5:5になる」という考え方で、
ローソク足の陰線・陽線の数は時間経過とともに
均衡する性質があるというものです。

 

この理論に関しては耳にするのは初めてですし
優位性があるかどうかは定かではありません。

 

 

 

どちらにせよ億千万バイナリーではこの理論をベースとし、
トレンド転換後逆足が出現するポイントを判断していきます。

 

使用するインジケーターはローソク足とトレンドラインのみ。

 

まずはトレンドラインを引きます。

 

ローソク足がトレンドラインをブレイクしたことを確認し、
ブレイク後の戻り(プルバック)を待ちます。

 

ブレイク後、ローソク足波動論をフィルタリングとして使い
逆足がでる可能性が高いポイントを見極め
逆方向へエントリーしていくのが億千万バイナリーの
大まかなトレードルールです。

 

 

ちなみに、推奨通貨ペアはドル円、オージー円、ニュージー円、ユーロ円、
ポンド円、スイスフラン円、カナダ円、ユーロドル、ポンドドル、オージードル、
ニュージードル、ドルカナダ、ユーロポンド、ユーロオージー、ポンドオージー、
オージーニュージーの16通貨ペアとのこと。

 

 

 

億千万バイナリーで本当に勝てるのか?

 

佐藤光氏の独自の理論とシンプルなトレードルールの
億千万バイナリーですが、
優位性が定かでないのが残念なところです。

 

陰線・陽線の割合が5:5になるという
「ローソク足波動論」にエッジがあるのであれば
バイナリーオプションに限らずFXにおいても
間違いなく大きな利益を期待できるといえます。

 

 

しかし、そういった傾向があるというだけであり
必ずしも相場が常にそう動くとは限りません。

 

ましてや億千万バイナリー5分足で分析を行っています。

 

ご存知の通り、プライスアクションは
長期足(日足、週足など)ほど有効であるとされています。

 

対して5分足などの短期足ノイズと判断されますから、
プライスアクションにおいて有効性は極めて低くなると考えられます。

 

 

「ローソク足波動論」というオリジナリティのある
ネーミングに興味を惹かれた人も多いかもしれませんが、

 

“億万長者だけが知っている奇跡の新理論”
“投資界の新たな常識”

 

という謳い文句には程遠く釣り合っていないと言えるでしょう。

 

 

またランディングページへ掲載されている
佐藤光氏の実績はテキストによる自主申告のため
フォワード実績として受け取ることはできません。

 

 

 

立て続けに月収600万円、900万円超えを
実現しているのであれば、
フォワード実績を開示することができるはずです。

 

もちろん、佐藤光氏の実績
ランディングページで謳われている収益
疑うつもりではありませんが、

 

手法の優位性を証明する材料として
信頼できるデータを見せてもらいたかった
というのが正直なところですかね。

 

 

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