相場の動きを先に読む「ギャン」とは?

 

「ギャン」相場の動きを先読みする分析手法

 

こんにちは。

 

FTK管理人の君川です。

 

 

本日はチャートの動きを具体的に先読みする特殊な分析手法、
ギャンについての基本的な考え方をご紹介したいと思います。

 

 

ギャンとは、伝説のトレーダーとして名高い
William Delbert Gann(ウィリアム・ディルバート・ギャン)氏
考案した、トレーダー自身でチャート上に描画するタイプの
インジケーターの総称です。

 

ギャンは貧しい農民の出自ながら独自のチャート研究で最終的には
5000万USドルの収益を上げたと呼ばれ、
生涯勝率は8割を超えていたというほど
テクニカル分析の始祖として名高いアメリカの投資家です。

 

 

ギャンの「価値ある28のルール」、通称ギャン理論は、
ダウ理論と同様にテクニカル分析の基本ルールとして
現代でも多くのトレーダーから支持されています。

 

ぜひ興味のある方は調べて勉強してみてください。

 

 

今回はギャンのインジケーターの中でも代表的な
以下の4種類について順を追って説明します。

 

・ギャン・ライン
・ギャン・ファン
・ギャン・グリッド
・ギャン・スクエア

 

 

 

45度のラインでトレンドを事前に予測するギャン・ライン

 

まずはギャンのインジケーターの全ての基本となる
ギャン・ラインについてお伝えします。

 

ギャン・ラインは、チャートのある一点から、
基本的には45度の直線を引き、ラインの上下のどちらで
値動きが推移しているかでトレンドを判断するというものです。

 

 

 

 

実際のトレードでの使い方としてはトレンドラインと同様に、
上向きのギャン・ラインの場合はチャートがラインより上で推移している
場合はトレンドの継続としてトレンドフォローを行い、
チャートがラインをブレイクした場合はトレンドの反転と捉えて
逆方向にポジションを取っていくことになります。

 

また、先に述べたサポートラインの様な使い方だけでなく、
チャートの高値からギャン・ラインを引き、
レジスタンスラインチャネルラインとして用いることもできます。

 

 

一方トレンドラインが2点の高値同士や安値同士を結んだものに対して、
ギャン・ラインはチャート上のある一点から45度で描くというものに
なっています。

 

そのため、高値や安値が確定するまで描画することが出来ない
トレンドラインよりも早く値動きの予想を立てることができるという
メリットがあります。

 

 

なお、45度という角度は、時間が1進んだ際に価格も1の割合で進む
という、ギャンの長年のチャート研究により生み出した黄金比と
なっています。

 

ただし、実際には価格と時間が1:1(ギャンの理論では1×1で表記)
でトレンドが推移するとは限りませんので、実際のチャートの値動きに
合わせてギャン・ラインの角度を設定する必要があります。

 

45度(1×1)以外のギャン・ラインの角度は他にも以下の通り
いくつか存在します。

 

・1×2/63.75度
・1×3/71.25度
・1×4/75度
・2×1/26.25度
・3×1/18.75度
・4×1/15度
・8×1/7.5度

 

 

 

8本のラインでチャートの反発ポイントを予測するギャン・ファン

 

続いてはギャン・ファンについてお伝えします。

 

ギャン・ファンはギャン・ラインと同様にチャート上のある1点を指定し、
チャート上に自動で8本のギャン・ラインを引くというものです。

 

使い方としてはチャートの安値から高値にかけて45度(1×1)の
ラインを引き、その他のファンのラインを値動きの反発予測として
用いるというものです。

 

 

 

 

画像のケースでは、まずは山から谷にかけてギャン・ラインを設定した後、
1/2のラインで一旦の反発が見込まれるため、1/2のラインを
新規の上昇トレンドラインとして使用します。

 

次に1/2のラインを割った場合は画像の通り1/3のラインまでの反発が
予測できるため、1/3のライン付近に利益確定の買い注文をする、
新規のトレンドラインとして用いる、という分析を繰り返していきます。

 

1/8ラインを割った場合はチャートが明確に反転して元の価格に戻る
可能性
があります。

 

 

また、チャートの各波形の始点から小さなトレンドに対して
ギャン・ファンを描画し、ギャン・ファンのライン同士が交差する価格帯を
特に反発が予測される価格帯として用いるという手法も有効です。

 

 

 

チャート上にギャンラインを格子状に表示するギャン・グリッド

 

次はギャン・グリッドについてお伝えします。

 

ギャン・グリッドはその名の通り、チャート上にギャン・ラインを
格子状に表示させる描画方法です。

 

 

 

 

ギャン・グリッドによって描かれた格子の中で値動きが推移し続ける
というのがギャングリッドの考え方です。

 

値動きが1:1の割合で進むというギャンの理論が反映されたものに
なっています。

 

 

ギャン・グリッドの場合も、各ギャン・ラインを
レジスタンスラインやサポートライン、予測反発ポイントとして
エントリーに役立てていきます。

 

 

 

放射状の弧を用いてトレンドの転換を予測するギャン・スクエア

 

最後にギャンの描画手法の中では応用編となる
ギャン・スクエアについてご紹介します。

 

ギャン・スクエアでは始点から終点までのギャン・ラインを対角線とする
長方形を作成した後、長方形の辺を等分して、これらを半径とする
放射状の楕円を描画します。

 

 

 

 

ギャン・スクエアの各ラインはこれまでご紹介したインジケーターと
同様に、サポートラインやレジスタンスラインとして利用します。

 

 

また、ギャン・スクエアの1番の特徴とである放射状の二重の線が
トレンドの転換ポイントとして注目されやすく、
例えば色が変わる前に二重のライン近辺で価格が下に推移し始めた場合は
上昇トレンドが一旦は終了したという様に捉えることが出来ます。

 

この様にチャートの値動きの推移だけでなく、トレンドの転換ポイントを
事前に予測できるのがギャン・スクエアの特徴です。

 

 

 

価格の推移を事前に先読みできるインジケーター「ギャン」のまとめ

 

ギャンのインジケーターを用いることで、トレンドラインなどの
他のインジケーターよりもいち早く、今後のチャートの価格の推移や
反発が予想できる価格帯を具体的に予測することが出来ます。

 

とはいえ、ギャンのラインの前後で価格がもみ合うことも多く、
描画したギャンのインジケーター通りに値動きが推移するとは
限りません。

 

ギャン単体でももちろん一定の効果は発揮できるとは思いますが、
フィボナッチ一目均衡表など、価格の推移を事前に予測するタイプの
その他のインジケーターと併用することで
より強力な分析を立てることができるでしょう。

 

 

また、今回ご紹介した4種類以外にも、フィボナッチとギャンの理論を
両方取り入れたギャン・ボックスなどの派生系インジケーターや、

 

今回は取り上げませんでしたが、冒頭でご紹介した
「価値ある28のルール」(通称:ギャン理論)など、
ギャンに関してはまだまだトレードに役立つ様な
知識やノウハウが存在します。

 

ぜひ今回の記事をきっかけにギャンについてお調べして、
チャート分析に役立ててみてください。

 

 

このブログでも別の機会で「価値ある28のルール」については
取り上げてみたいと思います。

 

 

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    4勝6敗 & 利小損大からの脱出のみ。

    Hiroさん

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