マタフ(Mataf.net)のカレンシー・インデックスを使って3か月で1億円稼いだ大学生
学生トレーダーの増加
学生の本文は学業であると言われたのはもう昔の話、
今の時代は投資で儲けている学生さんもいるようで
時代の変遷の速さには驚かされるばかりです。
オプザイルのターゲットに
学生が多く含まれていたことからも感じてはいましたが、
ネットやSNSなどからの情報が豊富なので
投資に抵抗がない学生が増えてきたということなのでしょう。
とはいうものの学費や生活費は親に出してもらい、
お小遣いをアルバイトで捻出している
という学生さんが大半だというのが実情でしょう。
株式投資やFX取引をしている学生は
全体から見たらそう多くはないはずなので、
投資で儲けている学生はかなり貴重な存在なのではないかと思います。
今回紹介する現役大学生のタカシさんもこうした貴重な学生投資家の一人です。
現役の大学生だというのにもかかわらず、
既に億を超える利益を叩き出しているというから驚きですね。
タカシさんのすごいところは大学生なのに投資経験が長いことで、
最初に投資を始めたのが中学生の頃だったというから
その早熟ぶりには驚きを隠しきれません。
自分が中学生の頃と言えば
学校に行って部活をやってテレビを見たら一日が終わっているという状況で、
投資のとの字も知らない毎日を過ごしていました。
しかし、これが普通の中学生の日常であって、
その年代で既に投資を開始していたタカシさんが
特別であることがわかると思います。
タカシさんが中学生という早い時期から投資に興味を持ったのは、
親が株をやっていたということが大きく影響していたようです。
いつも身近にいる家族が投資をやっていれば
日常会話の中で投資話を耳にする機会も多いでしょうから、
投資に興味を持った理由としては納得できますね。
これに加えてこの当時にNHKで放映されていたテレビドラマ
「ハゲタカ」を見たこともタカシさんの投資人生に大きな影響を与えたようです。
タカシさんが最初に手を出したのは現物株への投資でした。
親が株をやっていたということもあり、
情報量が豊富だったということもあるのでしょう。
現物株のトレードは社会勉強にもつながると親が判断して
協力的だったのかもしれないですね。
タカシさんは若い時から投資に手を出していたからか、
相場を俯瞰で眺めることが出来るようで、
既に独特の相場観を身に付けているようです。
現物株投資は企業とのやり取り、
日経225先物は日本とのやり取りとして捉えていることからも
そのことを伺い知ることが出来ます。
このような思考回路を持ったタカシさんが、
日本よりも大きな相手である世界に興味を持ったのは
当然の流れだったのかもしれません。
投資で世界規模のマーケットと言えば為替取引(FX)ですが、
タカシさんはやがてFX取引にはまっていくことになります。
億を稼ぐ大学生の持論とは
独特の相場観を持っているタカシさんは
為替相場に対してもしっかりとした持論を持っているようです。
億を稼いでいるという大学生の持論が
どのようなものなのかすごく気になりますよね。
その持論というのが「為替は政治で動く」というもの。
意外と普通だったので驚きましたが、
億を稼ぐトレーダーが口にすると重みが違うように感じるから不思議です。
システムトレードを重視しているとついつい忘れがちになることなので、
「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思わずに、
常にこの言葉を心の片隅に置いてトレードしていきたいですね。
タカシさんは日銀の黒田総裁による「黒田バズーカ」、
2015年のECB金融緩和、そしてつい最近の英国のEU離脱(ブレグジット)などを
政治が為替を動かした例として挙げています。
これらの例からも一方向に進む相場のスタート地点として
いかに政治が重要かということが理解できるのではないでしょうか。
ファンダメンタルズ派の人にとっては当たり前すぎて
欠伸が出てしまうかもしれませんが、
テクニカル分析派の人の中には
目から鱗状態の人もいるかもしれませんね。
チャートはファンダメンタルズを映す鏡であることは間違いないので、
チャートだけを見ていればOKという考え方があることもわかります。
しかし一歩進んだトレードを考えた場合、
テクニカル分析派の人も相場を大きく動かす要因である
政治の部分にもっとウェイトを置いた方がいいのかもしれないですね。
タカシさんのトレード手法とは
「為替は政治で動く」という持論を持って
ファンダメンタルズをベースに相場へ挑むタカシさんが
どのようにトレードしているのかが非常に気になるかと思います。
前述したとおりにタカシさんのトレード手法のベースになっているのは
ファンダメンタルズ分析です。
しかし、ファンダメンタルズ分析では相場の大まかな方向性はわかるのですが、
実際にトレードする際にはあまりにも漠然とし過ぎていて
通貨ペアの選択や、エントリーポイントを判断するのには
あまりにも情報が不足しています。
そこで、タカシさんが利用しているのがテクニカル分析です。
ファンダメンタルズ分析をベースに実際のトレードには
テクニカル分析を積極的に活用していくという
ハイブリッドなトレード手法と言ってもいいでしょう。
相場の大まかな潮流を掴んだ上で
トレードの精度をアップするためにテクニカル分析を利用しているわけですね。
システムトレードに例えると
長期の移動平均線によりトレンドを判断したうえで、
オシレーターの買われすぎや売られ過ぎでエントリーする
という手法にちょっと似ているかもしれません。
では、実際にタカシさんはどのようなツールを使用して
取引する通貨ペアやエントリーするポイントを決定しているのでしょうか?
タカシさんがトレードする際に重視しているのは通貨の強さです。
ブレグジット以降はポンド売り一色だったわけですが、
そのような相場の中でも買われている強い通貨は何なのかということを
非常に重要視していたのです。
ポンドが売られていたら、逆に買われている通貨があるはず。
「どのような通貨が買われていて、どのような通貨が売られているのか」
といった状況を把握することが、
取引すべき通貨ペアを決定するうえで実用なことだったのです。
また、タカシさんが通貨ペアの強弱を判断するために活用しているのは
マタフという海外の投資関連の情報サイトです。
マタフではトレードに役立つ様々なツールを提供しているのですが、
その中でも通貨の強弱を判断するためにはなくてはならないツールが
カレンシー・インデックスです。
さっそくカレンシー・インデックスのグラフを眺めてみることにしましょう。
例えばドルとポンドの通貨ペアのインデックスを同時に表示させることで、
お互いの力関係を簡単に知ることが出来ます。
2015年付近をスタートラインとして
両通貨を比較していった場合のカレンシー・インデックスチャートは
以下の画像のようになります。
2015年半ばくらいからドルに対してポンドが弱くなっていきますが、
ブレグジット後にはさらにその傾向が強くなり
ポンドの価値が対ドルでどんどん下がっていくのがわかると思います。
最近では米大統領選でのトランプ氏当選により一瞬弱くなったドルですが、
その後V字回復していく様子が鮮明に描かれています。
ポンドは下落せずに上昇していったので、
現在の力関係は若干ですがポンドが盛り返してきたということになります。
このようにカレンシー・インデックスチャートは
2通貨間の力関係を見るためにはうってつけのチャートと言えるのです。
タカシさんはファンダメンタルズ分析で相場の大きな流れをつかんだ上で、
カレンシー・インデックスを活用することで
取引すべき通貨ペアを選定しているわけなんですね。
マタフによって通貨ペアを選定した後に活躍するのがサポート&レジスタンスです。
日足チャートなどもチェックしながら
「ここは確実に重い」というラインを基準にして
500pipsくらいの大雑把なレンジを想定、
その中に指値を散らしていくというのがタカシさん流です。
さらにすべての注文が指値に刺さったときに、
レバレッジが25倍になるようなサイズでトレードしているので
資金管理の面でも万全です。
ちょっと面白いなと思ったのが指値を入れる間隔でしょうか。
普通は50pips、100pipsなどキリのいい間隔で指値を入れたくなりがちですが、
タカシさんの場合はなんと素数単位で間隔を決めているというのです。
素数とは1より大きい自然数で、
1とその数以外では割り切れない数のことで、
2, 3, 5, 7, 11などが身近ですね。
フィボナッチのようにFX取引でよく使用される数列もありますが、
素数も同様にFX相場で機能するのかもしれないですね。
利益確定をするターゲットはその時の政治背景を考慮して決定しているようで、
インパクトが大きければ遠くに置き、
それほどインパクトがないと思われるときは近くに置くようです。
ブレグジットのように国家の今後を左右するような出来事の場合だと
数100~1000pipといった大きな利益を狙いにいくわけです。
もちろん損切りに関しても明確なルールを持っており、
想定したレンジから100pips以上オーバーシュートした段階で
エントリーしたポジションに見切りをつけ、次のチャンスを狙いにいきます。
ファンダメンタルズ分析をベースにしたトレードをするタカシさんですが、
実際に使っているトレード手法はかなりシステム化されているなというのが率直な感想です。
ロジックの中にはしっかりと資金管理が盛り込まれていること、
損切りが100pips程度だということを考えると
短期間で1億円超えを達成している割には
ローリスクな手法にまとめ上げてているなと感じます。
マーケットを1日6時間観察
タカシさんの強みはトレードする通貨の種類が多いことです。
メジャー通貨、マイナー通貨にとらわれることなく、
その時に大きく動き出しそうな通貨ペアに狙いを定めてトレードするので、
トレードのチャンスは必然的に多くなります。
しかし、トレードチャンスが増えたからといって
やみくもにエントリーするというわけではありません。
一つ一つを吟味することで
トレードの精度をさらに上げていく努力を惜しまないことが
タカシさんの最大の強みなのです。
そのために一日最低6時間はマーケットをチェックしているようですが、
そのせいで卒業出来るか出来ないかの瀬戸際にいるそうです。
学生の本分は学業。
卒業するまでの間くらいは
トレードの方はほどほどにしておいた方がいいのかもしれないですね。
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