GACKT氏が関わる仮想通貨 SPINDLE(スピンドル)が炎上中? 詐欺との指摘もあるがその真相は
今最も注目を集めているICO案件 SPINDLE(スピンドル)
昨年末、タレントとして知名度の高いGACKT氏が
仮想通貨事業へ取り組むことが発表され大きなニュースとなりました。
この件に関してはYahoo!ニュースなどでも
いち早く取り上げられていたので、投資を行っていない方や
仮想通貨取引を行っていない方でもご存じの方は多いでしょう。
すでに説明不要かと思いますが、今回GACKT氏が参画しているのは
仮想通貨の大型ICOプロジェクト「SPINDLE(スピンドル)」というもので
ブロックチェーンとスマートコントラクト技術を用いた改竄不可能な
透明性の高い情報をもった投資・運用のプラットフォームとのこと。
SPINDLE(スピンドル)のブロックチェーンはERC-20を使用しているようですので、
購入するにはイーサリアムが必要となります。
また、今回の仮想通貨事業参入に際してGACKT氏は
初めて本名を明かしたことでも大きな話題となりました。
本名は「大城ガクト」。
GACKT氏は沖縄県出身(滋賀県出身との噂もある)ということですが
「大城」という名字はいかにも沖縄県民らしい名字ですね。
ちなみに、GACKT氏の公式ブログでは本人の仮想通貨に対する考え方や
今回、仮想通貨事業へ参入するに至った理由について
以下のような内容が掲載されています。
仮想通貨というものを
もはや受け入れるかどうかなどと
議論をしているレベルではない。
【仮想通貨】と【ブロックチェーン】の出現により
世界は大きく変わり始めた。
国境を超えて世界がものすごいスピードで変容している。
ここから10年後、
紙幣もなくなる世の中が必ず訪れる。
銀行の建物も
ほとんどが街から姿を消すことになるだろう。
そして、
国単位の支配体制から、
新たな経済の世界地図が作り変えられる。
これは近い将来必ず起こることだ。
仮想通貨の可能性は、
国境とか国や政治を超えた【貨幣の民主化】とも言える。
仮想通貨で出来ることは無限にある。
震災支援や飢餓地域への寄付や
支援の形そのものも変わる。
金融犯罪も減るだろう。
仮想通貨は、
もはや止めることのできない、
この世界の最大成長産業であることは
誰にも否めない。
これは、
馬車からクルマに変わった時代以上の
世界的な変革の時代が訪れたと言っていい。
インターネットの出現以上の産業だ。
-ではなぜ、
ボクGACKTが仮想通貨を事業として着手したのか?-
2020年以降に訪れる経済の落ち込みは
多くの人が予想しているが、
今の日本にはそれを跳ね返すだけの産業が
もう何もない。
世界からドンドン乖離していく今の日本人の経済格差を縮めるには
この仮想通貨というものを大いに活用して、
自分自身で生活レベルを上げるしかもう手段は残されていない。
つまり、
唯一の手段として多くの人に
仮想通貨における投資の優位性に気づいてもらうために
広告塔としてではなく一事業者として本気で関わり
伝えていく必要があると思ったからだ。
その上で、一般人でも取り組み安い仮想通貨へいち早く参入し
経験を積みと知識(テリラシー)を高めることが
これからの時代を生きていくために必要なことだと語っています。
さらに、現在の日本の金融商品は
一定以上の資産を持っている人だけを対象としているため
一般の人には適正な投資環境が用意されていないと指摘しており、
自分のお金で少額からでも金融商品を購入・投資をして自ら経験を高めるべきであり
一般人でも豊かなライフプランを実現するための環境として
SPINDLE(スピンドル)を有効活用してほしいという旨が記載されています。
こういった意見に関しては私も賛同できる部分であり、
やはり日本人というのは投資に対して
どうしても“ネガティブなイメージ”を持っている人は未だに少なくありません。
お金や人生を豊かにするために、もっと多くの日本人が
投資を行うべきだというGACKT氏の考えは正論と言えるでしょう。
SPINDLE(スピンドル)へ警鐘を鳴らす声が続出
SPINDLE(スピンドル)に関してはすでにネット上でも
かなり話題となっており、様々なブログやSNSなどで賛否言われており
現在は肯定派・否定派に大きく評価がわかれています。
SPINDLE(スピンドル)肯定派としては
やはりGACKT氏のネームバリューや社会的な信頼性に
魅力を感じている方が大多数を占めているようです。
もちろん、中には純粋にGACKT氏のファンだという方も多いでしょう。
しかし、SPINDLE(スピンドル)否定派にはこれまで
仮想通貨取引を行ってきており、
仮想通貨に精通しているトレーダーが多いようです。
本日の記事のタイトルでも記載しているように
現在、SPINDLE(スピンドル)はネット上で炎上しており
「購入するべきではない」
「SPINDLE(スピンドル)は詐欺ICO案件だ」
といった警鐘を鳴らす声も少なくありません。
SPINDLE(スピンドル)を危険視する意見には様々なものがありますが
一番の要因は、SPINDLE(スピンドル)のプロジェクトメンバーが
以前行政処分された筋であることが判明したことにあります。
ICO参入にあたってGACKT氏が手を組んだ事業者は
「BLACKSTAR&CO」という会社ですが、
こちらの会社のメンバーは、以前に金融庁から金商品取引業者の
登録取消処分を受けていた「ドラグーンキャピタル㈱」と同様とのこと。
ドラグーンキャピタル株式会社の行政処分の詳細は以下で公告されています。
・財務省関東財務局:ドラグーンキャピタル株式会社に対する行政処分について
このようにドラグーンキャピタル株式会社が行政処分を受けるに至った理由は
虚偽の申請、運用経費の詐称など業務運用に問題があったためです。
ドラグーンキャピタル株式会社は典型的な投資詐欺業者というわけです。
ちなみに、BLACKSTAR&COは宇田修一氏という人物が代表を務めていますが
宇田修一氏が所属する別会社にBullion Japanという金投資会社があります。
BLACKSTAR&CO、Bullion Japan、ドラグーンキャピタル株式会社共に
所在地は「東京都千代田区麹町三丁目5番2号」。
ドラグーンキャピタル株式会社との関係性は「クロ」と言えるでしょう。
また、BLACKSTAR&COとドラグーンキャピタル株式会社の関係性について
ツイッター上でも指摘しているツイートがありましたので
参考までに掲載しておきたいと思います。
登記上の代表者は同一人物でした。
ドラグーンキャピタル株式会社 代表取締役 宇田 修一
株式会社BLACK STAR&CO 代表取締役 宇田 修一
Bullion Japan株式会社 取締役 宇田 修一(前代表取締役) pic.twitter.com/ipFI4t1Phs— おまる師 ㊙️ (@bit_weapon) December 27, 2017
GACKTさんのICOに関して少し調べてみました。少し怪しいとこがあります
ね。#GACKT #仮想通貨 #SPINDLE pic.twitter.com/XyyR559C9X— まこと (@crypto_makoto) December 27, 2017
GACKT氏はドラグーンキャピタル株式会社の処分歴や宇田修一氏の経歴を
理解した上で今回のプロジェクトへ参画しているのか、
はたまた全くなにも知らずに参画しているのかはわかりませんが
少なくとも信用性の低いプロジェクトメンバーと企画を進めているということは
揺るぎようのない事実のようです。
SPINDLE(スピンドル)は譲渡・売却は不可、一生塩漬け資産となる?
さらにSPINDLE(スピンドル)の悪評に一役買っている話題が
『SPINDLE(スピンドル)は譲渡・売却は不可』
というものです。
【悲報】Gacktコイン(SPINDLE)は買ったが最後、売却できないことが判明した https://t.co/bDD4Xue2tE
— 佐々木辰/Shin SASAKI (@sin19880120) January 16, 2018
常々、SPINDLE(スピンドル)は「仮想通貨交換業の登録が無い」
といった点が指摘されていましたが、
SPINDLE(スピンドル)の公式文書では
「そもそも譲渡できない仕組みだから仮想通貨交換業の登録は必要ない」
といった意味にも取れる内容が記載されています。
しかしこの件に関して、GACKT氏は自身のブログで以下のように反論しています。
・GACKT OfficialBlog:GACKTの【最近のお気に入りニュース】
確かに現状では取引・譲渡・売買が出来ないのは当然ですし、
今後、上場予定先と手を組まないという可能性もゼロではありません。
現に詐欺コインだなんだと叩かれ続けてきたADAコインも
着実にプロジェクトが進められ、各取引所などに上場しており
現在では価格が騰がっている状態です。
恐らく、SPINDLE(スピンドル)がここまで目の敵にされる理由は
やはりドラグーンキャピタル株式会社の行政処分が一番の要因といえるでしょう。
こういった関係性からSPINDLE(スピンドル)が怪しい…詐欺では…
と言われるのも仕方ないのではないかと思います。
先ほども話しましたが、ドラグーンキャピタル株式会社の処分歴や
宇田修一氏の経歴をしっかりと理解した上で
GACKT氏がこのプロジェクトへ参画しているかは定かではありません。
個人的にはGACKT氏が大掛かりな投資詐欺案件の広告塔として
利用されているのではないのだろうかと予想しています。
(本人は広告塔ではないと明言している)
もしも、SPINDLE(スピンドル)が最初から詐欺ICO案件として
出資者から資金を巻き上げるだけの目的で企画されたものであれば
これまでタレントとして確固たる地位と信頼を築いてきたGACKT氏の信頼は
地に堕ちることになります。
ちなみに、GACKT氏は以前に投資詐欺にあっており、いわば“騙された側の人間”です。
・デイリー新潮:GACKTの飽くなき投資熱 113億円集金詐欺にハマっても…
ですから、SPINDLE(スピンドル)に関しても
安易に参画しているとは考えにくいですし、
慎重にプロジェクトを進めているとは思いますが
現時点では何とも断言できないのが正直なところです。
それはもちろん、詐欺や怪しいといった点についてもです。
どちらにしろ今後の展開を見守るしかないというところでしょうか。
ちなみに、SPINDLE(スピンドル)の今後のスケジュールですが
今月(2018年1月)でプライベートセール終了、
4月からは全世界へ向けクラウドセール開始
5月以降に購入者へトークン付与、仮想通貨取引所へ上場となっています。
また、つい先日までSPINDLE(スピンドル)のプロモーションとして
GACKT氏が広告塔に立った「ミッシングピース」という
ローンチオファーの募集が行われていましたが、
現在は諸事情により急遽中止となっているようです。
その理由はSPINDLE(スピンドル)の代理店を装い、
ウェブサイトやSNSを通じて資金を振り込ませる
「振り込め詐欺」が発生しているためとのこと。
公式ツイッターでもこのように注意を呼び掛けていますが、
それでもこういった詐欺被害が出てしまうということから
GACKT氏の影響力やSPINDLE(スピンドル)への注目度の高さがわかります。
ただ、個人的にはついにGACKT氏もこの手の
ローンチオファーに登場するようになってしまったのかと
正直残念な気持ちになりましたね。
さらに、高額オファーやセミナーで
いい意味でも悪い意味でも有名な坂井増由美さんこと
mayuhime氏のFacebookに登場しているなど
他にも引っかかる点はいくつかあります。
まぁ、どちらにしてもICOの段階ではリスキーであることは
SPINDLE(スピンドル)に限らずどのコインにも言えることです。
SPINDLE(スピンドル)を購入するべきかどうかについては
今後も注意深く調査していく必要があるかと思いますが、
もろもろの事情を踏まえて、購入するのであればあくまでも自己責任
ということを念頭に置いておくようにしましょう。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
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