モンスター・トレンドゾーンFX【検証と管理人評価】
商材概要
商材タイトル:モンスター・トレンドゾーンFX
販売元:グローバル・ロイズ株式会社、松山裕典、FXプログラマーユースケ、トレーダーヒデ
グローバル・ロイズ株式会社が満を持して新作を発表
ドラゴン・ストラテジーFX、Black AI・ストラテジーFXといった人気ツールの販売者、
グローバル・ロイズ株式会社が新作を発表したようです。
上記の過去のツールはいずれもヒットを記録しているので
当ブログ読者様の中にも購入した人がいるかと思いますが、
今回のモンスター・トレンドゾーンFXも販売開始早々から
インフォトップの売れ筋ランキング上位に食い込んでいます。
さすが人気ツール販売者の新作といったところでしょうか。
過去の2つのツールと同様にモンスター・トレンドゾーンFXの
ランディングページでは素晴らしい成績が記載されています。
いずれも2016年9月1日~2017年9月30日まで13ヶ月間無敗、
ドル円では10,836pips、ポンドドルでは7,898pipsを獲得しているとのこと。
数字だけをみればかなり優秀な成績と言えます。
ドラゴン・ストラテジーFX、Black AI・ストラテジーFXでもそうでしたが
素晴らしい成績を謳っているわりには、それを証明するフォワード実績が
非公開となっている点は残念です。
いずれの商材もツールをメインに運用していくシストレ手法ですので
ツールの優位性を証明する判断材料として
この辺のデータはしっかりと開示してほしいところですね。
どちらにしても、ランディングページ上では
モンスター・トレンドゾーンFXが本当に13ヶ月無敗なのか、
年間を通して1万pips前後の利益を獲得できているのかを
明確に確認することはできません。
そういった意味ではこれまでのツールと同様に
過度な期待はしないほうが良いと言えるでしょう。
ゾーンとサインによるシンプルなトレンドフォロー
モンスター・トレンドゾーンFXのチャートには
トレンド発生とその方向性を視覚的に判断することのできるゾーンと
エントリーポイントを示す矢印サインが表示されます。
上昇トレンドの際に緑色のゾーンが表示、
下降トレンドの際に赤色のゾーンが表示され
そのゾーンの中で表示されたサインに従ってエントリーします。
緑色のゾーンでは上矢印で買いエントリー、
赤色のゾーンでは下矢印で売りエントリーということですね。
また、エントリーの際の注意点としてゾーン発生から
3つ目までのサインでエントリーが義務付けられており、
4つ目以降のサインでは見送りすることが推奨されています。
ゾーンが発生してから時間が経過するほどトレンドは弱まっていくため
4つ目以降のサインでは大きく利益を取れなかったり、
騙しにあう確率が高くなるためとのことです。
そして、決済はゾーンが終了したところで利益確定、
損切ラインは直近高値・安値の±3pips前後で入れます。
■買いエントリールール
・緑ゾーン上矢印(3つ目まで)
■売りエントリールール
・赤ゾーン下矢印(3つ目まで)
■利益確定ルール
・ゾーン終了時
■損切ライン
・直近高値・安値の±3pips
このようにトレードルールは至ってシンプルです。
チャートのゾーンとサインに従ってトレードするだけであれば
全くのFX初心者でもつまづくことなく再現できるでしょう。
また、モンスター・トレンドゾーンFXは
5分足でのレンジブレイクを狙った王道的なトレンドフォローで
トレンドの初速を捉えるというよりは、
どちらかというとトレンド発生後の調整(押し目・戻り)による
明確な方向性が確認できたところでエントリーしていく
手堅いロジックとなっています。
・執行時間足:5分足(上位足のマルチタイムフレーム採用)
・エントリーチャンス:1通貨ペア(月80回前後、1日3~4回)
・推奨通貨ペア:ドル円、ポンドドル、ポンド円、ユーロドル、ユーロ円
・リスクリワード:損失1、利益7
・平均勝率:5割以上
リスクリワードは1:7ということですので、損小利大の運用が可能ですが
その分勝率はどうしても低くなってしまいます。
ランディングページでは勝率は5割を超えていると記載されていますが、
私の予想では平均すれば3~4割程度に集約するのではないかと思われます。
ただ、リスク1に対して利益が7ですので勝率が低かったとしても
トータルで資産を増やしていくことができるわけです。
とはいえ、小さな負けが連続する中でトレードのモチベーションを
ベストな状態で維持できるという人は決して多くはないでしょう。
ビッグトレンドで取り返せるとわかっていても冷静さを欠いてしまい、
ルールを破ってしまい、取れるべきところで取れなくなってしまうというのが
勝てないトレーダーによく当てはまる負けパターンです。
この辺はトレンドフォローでトレードするのであれば
トレーダー自身が覚悟しておくべきことではありますが、
モンスター・トレンドゾーンFXは手法の性格上
小さな負けを積み重ねつつビッグトレンドで大きく取り返しますから
実践者のメンタルの強さが問われる手法と言っていいでしょう。
またレンジ相場ではツールが機能しないことも考えられますし、
騙しが連発、往復ビンタを食らってしまうことも考えられます。
明確なトレンドが発生していれば有効性を発揮するでしょうが
レンジ相場ではトレードを避けるのが無難でしょうね。
とはいえモンスター・トレンドゾーンFXのロジックは王道的であり、
否定しようのない堅実なストラテジーです。
肝心のツールも視認性が高く、トレードルールもシンプル。
無裁量での運用でランディングページで謳われているほどの
成果を得ることができるのであれば「買い」のツールと言えるでしょう。
モンスター・トレンドゾーンFXの別売りツールは買う必要があるか?
モンスター・トレンドゾーンFXには「利益ライン自動生成ツール」という
別売りのツールが存在します。
利益ライン自動生成ツールを使用することでサイン発生前から
よりトレンドの初期段階でエントリー判断できる点や
損切ラインをより簡単に判断できるという点、
さらには決済時のテイクプロフィットをかける目安として使用することで
含み益の減少を回避することができるといったメリットがあります。
とはいえ、この利益ライン自動生成ツールは
単純にサポレジラインを表示するインジケーターです。
サポレジインジであればわざわざ購入せずとも
無料のものがいくらでもありますし、
パラメーター等は自分で調べる必要こそありますが、
無料のインジケーターで十分流用できることを考えると
個人的にはわざわざ購入する必要はないかなと。
ちなみに、モンスター・トレンドゾーンFXの
ランディングページへ記載されているチャート画像や参考動画では、
いずれも利益ライン自動生成ツールを使用した場面が掲載されています。
ですので、モンスター・トレンドゾーンFXを購入して
実際に受け取ることができるのはメインツールのみで
ランディングページで確認できるようなチャートにはなりません。
恐らく、利益ライン自動生成ツールはモンスター・トレンドゾーンFXの
バックエンドといった立ち位置で提供されるのでしょうが、
すでにそれを表示したチャート画面を
ランディングページ上でメイン掲載して販売するのはどうなのかなと思います。
これに関しては、しっかりと注意書きがされていますので
完全に悪意のある販売方法ではないと考えることができますが、
それでも人によっては誤解してしまう方もいるでしょうし、
もう少しランディングページの魅せ方があったのではないでしょうか。
とりたてて否定するところではないかと思いますが、
「誤解を生む恐れがある」というところでは若干の不親切さを感じますね。
結果的に、モンスター・トレンドゾーンFXを購入するべきかどうか
というところについてですが、現時点ではフォワード実績非公開なので
ツールの優位性は不透明ですから購入するべきだとまでは断言できません。
当然ですがランディングページで謳わているように
年間1万pipsを稼げるという保証はどこにもありませんし、
販売者自身がこのツールでそれだけ勝てた証拠もありません。
ですので、購入するのであれば過度な期待をすることなく
ツールの優位性の検証くらいの気持ちで購入したほうが
後々がっかりすることもないでしょう。
また、先ほどもお話ししましたように別売りの
利益ライン自動生成ツールはわざわざ購入する必要はなく
無料のサポレジインジで流用されることをおすすめします。
どちらにしても現時点では中立的な評価というところですかね。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
題材(テーマ)などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問い合わせください。
商材概要
FTK 掲示板(お気軽にお問い合わせ・口コミなどご投稿ください)