Galaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)【検証と管理人評価】
商材概要
商材タイトル:Galaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)
販売元:クロスリテイリング株式会社、松野有希、本田浩輝
相対性理論と量子力学を組み合わせた「Galaxy Trend FX」
クロスリテイリング株式会社より、
本田浩輝氏の手掛ける新商材
「Galaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)」
が販売されました。
本田浩輝氏と言えば、2018年にもクロスリテイリング社より、
「Go!Go!!スキャルFX」という商材を販売していました。
当ブログでも検証・レビューを行っていますので、
よかったらこちらも参考になさってください。
こちちらの商材の販売から約1年半くらい経ちますが、
今回の商材は全く違った観点からの商材となります。
ランディングページで記載されている内容は、
クロスリテイリング社がこれまでに販売してきた商材の中でも
トップクラスにヤバいものとなっております。
Galaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)は、
“第三のインジケーター”と称したツールとなっており、
その売買サインを基にトレードを行っていくもの
となっていくとのことですが、実際のトレードは、
完全無裁量でサイン通りにトレードを行うことが出来るもの
となっているそうです。
であれば、EA(完全自動売買)にできるのではと思われますが、
あくまでもツール(インジケーター)となっており、
EAを使ってFXで勝つことはできないと述べられています。
公表している勝率は、97.9%、年間75,247pips獲得 と、
クロスリテイリング社らしく毎度恒例の、
ありえない数値となっています。
そして、ギャラクシートレンドFXのロジックの基となっているのが、
「相対性理論」と「量子力学」を組み合わせたもとのなっているとのことで、
その威力はまさに“銀河系最強レベル”とのこと。
出ました、、、中二病全開パワーワード。
これが、「Galaxy(銀河系)trend FX」たる所以なわけですね…
そんな謳い文句となっている「ギャラクシートレンドFX」ですが、
内容の方を検証していきたいと思います。
ギャラクシートレンドFX「第三のインジケーター」の内容
Galaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)は、
6つの要素からなるインジケーターとなっています。
複雑なインジケーターとなっていますが、
基本的には、ここで表示される矢印のサインのみに従って
トレードを行うものとなっています。
・売買サイン
トレードチャンスが来たタイミングで、
矢印のサインが出て、その方向にエントリー。
エントリー後は、以下の決済サインが出たタイミングで決済。
・QQE
QQEは、RSIに基づいて設計されたインジケータで、
買われすぎ売られすぎを判断するインジケーターです。
・ボリンジャーバンド
これらのインジケーターは、ギャラクシートレンドFXオリジナルのものではなく、
多くの証券会社のソフトに搭載されている言わば一般的なインジケータです。
この2つのインジケーターを組み合わせることにより、
トレンドの期待値を知ることが出来るそうですが、
ただし、このインジケーターをどのように活用するかの説明はされておらず、
あくまでもトレードそのものは矢印のサインのみで行うものとなっているはず。
もしや、蓋を開けてみたら(商材を購入したら)このインジケーターの動きを見て、
矢印のサインに応じたエントリーの、取り捨て判断をしていくものかと考えましたが、
冒頭でも説明したように完全無裁量とのこと。
裁量とまで言わないレベルのチェックは必要なのかもしれません。
そうでなければ、このインジケーターの存在意義がありません。
・天の川
ネーミングセンスはさておき、
こちらは見る限りでは移動平均線を基に設計されているものと考えられますが、
こちらでは矢印のサインの取り捨てを行うインジケーターとなっているそうです。
矢印のサインのみに従ってと言いながらもやはり、
こういったものを確認していく必要があるようですが、
単純に、
矢印サインが天の川の上にあったら → 買いエントリーのみ
矢印サインが天の川の下にあったら → 売りエントリーのみ
となっているようです。
「矢印のサインに従うだけ」とはいう表現は正しくはありませんが、
まあ許容範囲でしょうかね。
ただこういった小さな矛盾が一つでもあると、
その許容範囲に際限がなくなってしまいますし、
「QQE」と「ボリンジャーバンド」を表示しているところからも
これだけではないように思います。
・激熱サインシステム
ギャラクシートレンドFXは、その名にもあるように、
トレンドフォロー系の売買ロジックとなっているようで、
対してレンジ相場は苦手と述べています。
しかしこの「激熱サインシステム」を確認することで、
レンジ相場という弱点を克服できるそうです。
この星のサインで、トレンドとレンジがひと目で見分けられるそうで、
積極的トレードを行う判断指標となるそうです。
これまた判断材料が増えることになるわけです。
そもそもこういった要素を、
矢印のサインに組み込んでもらえれば済む話ではないかと思いますが、
このような仕様になっています。
・激熱サイン
通常の矢印サインとは違う、大きな矢印が激熱サイン。
この矢印が出た時は、超高勝率のボーナス相場とのことです。
ギャラクシートレンド FXのロジック
Galaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)は、
「相対性理論」と「量子力学」を組み合わせたものといいうことで、
それがどのようにロジックとして組みこまれているのか見ていきたいと思います。
まず「相対性理論」
誰もが一度は聞いたことがあると思います。
天才物理学者アルベルト・アインシュタインにより記述された
宇宙物理学の基本となる理論です。
この理論については、一言で語れるものではありませんが、
その中で「時間というのは、絶対的ではない」という記述があります。
そして本田浩輝氏は、この記述に関する、
「宇宙のあらゆるものは相対的な関係で、絶対的なものはない」
といった部分を切り抜いて持論を展開していきます。
これをFX相場でも同じものであると結び付け、
「通貨の価値というものは通貨同士の相対的なものであり、絶対的な価値はわからない」
と述べています。
たしかに通貨の価値は相対的なものであり、
絶対的な価値といったものはわかりません。
しかし相対性理論から切り抜いたこの記述と、
ここで本田浩輝氏がこじつけている理論は、
「相対性理論」の“理論”をFX相場に結び付けているのではなく、
「相対性」という言葉が結び付けられているだけです。
本田浩輝氏はこれをもって、相場が相対性理論で説明できると豪語しているのです。
そして、本田浩輝氏はもう一つ持論を展開していて、
「光の速さ」を取り上げています。
相対性理論にもあるように、この宇宙では光の速度は一定とされており、
これは“唯一”絶対的な存在とされています。
これを取り上げ、
本田浩輝氏は「相場にも絶対的なものがあるのではないか」と考えたそうです。
天才アインシュタインの相対性理論の
“この宇宙で唯一の絶対的な存在である光の速度”といった理論を
覆す考えをしたということです。
そして、その相場の絶対的なものというのが、
インジケーターだと述べています。
その理由は、“インジケータの数値は誰が見ても同じ”であるとして、
相場の絶対的な指標として機能しているとこじつけています。
ここでも「光の速度」に関する“理論”との話とは完全に脱線し、
「絶対的」という言葉が同じなだけで、“理論”としては何も結びついていません。
こじつけというか、こじつけられてもいません。
そして本田浩輝氏の持論をまとめると、
すべてが相対的で分かりにくい相場の中で、
唯一絶対的な指標としてインジケーターは機能している
と落とし込まれています。
更に、
「宇宙に光より速いものがないように、
どんなインジケーターでもかなわない、
超高速のインジケーターがあれば、
それが一番リアルタイムの相場で、
勝つことができるんじゃないか」との考えの基、
その答えとして、「QQE」といったインジケーターにたどり着いたそうです。
これまででもツッコみどころがありすぎなのですが、
次は「量子力学」についてです。
量子力学に関しても、一度は耳にしたことはあると思います。
本田浩輝氏は、光の性質である、
「光は点であり、同時に波でもある」という部分を取り上げています。
これも、相場も同じと述べ、
相場のレートは点であり、
オシレーターインジケーターは波である
という話にこじつけています。
ここでもまた、量子力学の理論に基づくことではなく、
「点」と「波(波形)」といった言葉を結び付けているだけです。
本田浩輝氏は、相対性理論に関しても、量子力学に関しても、
その理論に基づいてこのツールに落とし込んだのではなく、
これらに関する単純な「言葉」の部分を全く関連性のない
持論に持ち込んでこじつけて説明をしているだけなのです。
要するにGalaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)は、
相対性理論と量子力学を説明に持ち込んだだけで、
ロジックには何も組み込まれていないというわけです。
ギャラクシートレンドFXは情弱をターゲットにした信憑性に欠ける代物
このようにGalaxy Trend FX(ギャラクシートレンド FX)は、
相対性理論や量子力学といった全く無関係な話題を持ち込み、
あたかもそれらが関連性があり且つ、有効であるもの
と誤解させるようなものとなっています。
実際のロジックにはどのような要素が組み込まれているかは一切説明されておらず、
相対性理論や量子力学が組み込まれたかのような表現がされています。
難解な理論を持ち出すことで情弱をターゲットとしているようにしか思えません。
逆にこのようなものを購入する人がいるのかと思ってしまうレベルですが、
もしこの商材を検討しているのであれば、この記事を見た後に一度、
相対性理論と量子力学について勉強してみるといいと思います。
そうすれば、如何に為替相場と関係していないか、
ギャラクシートレンドFXが関連していないかがご理解いただけると思います。
公開されている動画の構成にも無理があり、
街角インタビューで偶然ギャラクシートレンドFXを利用している
不良グループが登場するだなんてありえません。
もはやエンターテイメントであり、フィクションですよね。
何より、ギャラクシートレンドFXで公開されている実績データなどは、
たったの一か月のものであり、全く参考にしてはいけないレベルのものです。
これほどまでにずさんな内容のものは、
クロスリテイリング社の商材の中でもトップクラスだと言えるでしょう。
こちらの商品が魅力的に感じたのであれば、
ぜひこのレビューを読み返していただき、
一度冷静になってからご判断いただければと思います。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
題材(テーマ)などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問い合わせください。
商材概要
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こちらのブログ記事を見てこの商品を購入するのを止めました。
申し込み寸前まで行っていたので、踏みとどまれてよかったです。
これからもFX商品の検証をお願い致します。-
当ブログの検証を参考にしていただいてありがとうございました。
フラットな目で提示されているデータや手法のロジックなどを検証して、読者の皆様の参考になるように検証を続けていきたいと思っています。
ぜひこれからも当ブログの検証をご覧いただけると嬉しいです。
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