The marketing FX(マーケティングFX)【検証と新管理人評価】
商材概要
商材タイトル:The marketing FX(マーケティングFX)
販売元:株式会社e-FLAGS、楠山高広
トレーダーではない講師が作ったFXトレードノウハウ
こんにちは。FXトレーダーのキャプテンです。
さて、今回検証するのは、株式会社e-FLAGSより販売された
「The marketing FX(マーケティングFX)」についてレビューさせていただきます。
・8ヶ月半で資金を5.5倍。
・適当に取引しても中々破産できない。
・初心者でも上級者でも同じようなトレードが可能。
・強制的に自立した専業トレーダーになれる。
上記の内容が本当でしたら、私が初心者の時に知りたい内容でした。
ただ、これが本当なのかを含め早速検証を進めていきます。
まずコンテンツホルダーの楠山高広氏について。
個人的には全く存じ上げない方でしたのでネットで検索してみました。
楠山高広氏はいわゆるインターネットビジネスやせどりといった
副業系の情報商材を販売しながらも、ビジネスセミナー講師、書籍の出版などを
行っている方です。
最近では将来への投資の意味も込めて太陽光発電を購入してみたり、
リップルを購入してみたり優良株を保有していたりと、
「未来への布石」を数多く置いているようですね。
そんな楠山高広氏の過去の情報商材の評価をみると、
そこまで良い評価を受けている様子ではありませんでした。
そもそも楠山氏はFXトレーダーではありません。
そして、今回の商材も理論だけで考えたシステムになりますので、
それだけで勝てるようになれれば非常に有難い話ではありますね。
それでは商材について見ていきましょう。
The marketing FX(マーケティングFX)とは
今回の商材The marketing FX(マーケティングFX)に関しての概要はこちらです。
基本手法はサインツールを用いたライントレードになります。
ライントレードは、チャートの高値や安値を結ぶラインを引くことで
相場を予想する方法です。
計算式などの難しいテクニカル指標を使わないので、
シンプルな取引ができる反面、誰でもすぐに簡単にできるものではなく、
ある程度の練習は必要になります。
習得までにはある程度の時間がかかりダマシも多いので、
きちんと損切りができないと大きな損失につながってしまうことがある
という手法になります。
今回のThe marketing FX(マーケティングFX)は、
自動ライン生成・1クリックエントリー・自動決済機能など
初心者でも頭を使わずに使用できる商品となっています。
これは初心者にはありがたいサービスですよね。
しかし、「強制的に自立した専業トレーダーになれる。」
と謳っているにもかかわらず、
全ておまかせで本当に専業トレーダーになれるのでしょうか。
また、本商材の説明を読んでいくとあることに気がつきます。
それは、10万字以上にわたって長々と説明しているにもかかわらず、
書いている内容はFXを行っていく上で基本的なことしか書かれていない
とい言うことです。
中には、結局自分で判断し、考え、分析しなければならない状況も発生します。
そのことについては、次の項目でお話しさせていただきます。
そして、ランディングページには数々の実績が掲載されていますが、
この実績はThe marketing FX(マーケティングFX)の実績というより
「楠山氏自身のトレード実績」です。
そのため、The marketing FX(マーケティングFX)を使えばこれだけ稼げる
といった証明にはならないので注意してください。
ロジック、通貨ペアなど相場解説について
The marketing FX(マーケティングFX)では、
・トレンド相場とレンジ相場
・相場追従ロジック
・ダウ継続ロジック
の3つのポイントがあります。
この3つのポイントついて詳しく見ていきましょう。
まず1つ目に、トレンド相場とレンジ相場についてです。
トレンド相場とは、その名の通り、
市場に一方向のトレンド(方向性)が出ている状態のことをいいます。
下の図の場合、上昇トレンドになります。
また、レンジ相場とは、
一定の値幅(レンジ)内での推移を続けるような相場をいいます。
下の図のように、相場が上にも下にも行こうとせず、
横ばいになっている状態がレンジ相場です。
The marketing FX(マーケティングFX)では、このトレンド相場とレンジ相場を
10秒で判別できるようにシステム化し共有するツールを展開しており、
これを活用することで何も考えずにトレードができるようになっています。
しかし、上記トレンドの見方についてはFXを行う上で基本中の基本であり、
システム化されていれば便利ではあるものの、ロジック自体は単純なものです。
正直、自動化されていなくても、中級者程度で判別は簡単にできると思われます。
また、補足にはなりますが、通貨の強弱についてもシステム化しており、
上記に合わせてより効果的にトレードができると謳っていますが、
「一番強い通貨を買って、一番弱い通貨を売る」といったことは当たり前のことですし、
仮に初心者の方がいきなり20通貨ペアの中からトレードをするというのは
あまりにもリスクが大きすぎます。
そもそも、通貨ペアごとによってその性質は異なります。
例を上げると、メジャー通貨同士の通貨ペアとして代表的なのは、
「米ドル/円 (USD/JPY)」や「ユーロ/米ドル (EUR/USD)」などがありますが、
メジャー通貨同士の通貨ペアの次のような特徴になっております。
1、スプレッド(取引コスト)が安い
2、情報が入手しやすい
3、相場が安定している
一回の取引ごとのコストが安いことや相場が安定していることから、
デイトレードのような短期取引に向いているのが
メジャー通貨同士の通貨ペアの特徴です。
また、マイナー通貨とメジャー通貨での通貨ペアとして代表的なのは、
「南アフリカランド/円 (ZAR/JPY)」や「トルコリラ/円 (TRY/JPY)」などがあり、
マイナー通貨とメジャー通貨での通貨ペアの特徴は以下となります。
1、スプレッド(取引コスト)は割高
2、スワップ(金利)が高い
3、相場が急変することがある
マイナー通貨とメジャー通貨での通貨ペアは相場変動が大きいため、
ハイリスクでハイリターンを狙いたい上級者向けの通貨ペアです。
また、余談ですが最強と最弱を合わせた通貨ペアを見つけるための
インジケーターとして、CCFp・Ku-chart・xMeter Indicatorなどが有名です。
開発者の方が数年前から公開していますので、Google等で検索すれば
ダウンロードできるでしょう。
上記内容を見ていただいても、基本的な内容かつGoogleなどで探せば
代替のツールも発見できることから、そこまで魅力には感じない方も多いかと思います。
またこの記事をご覧になった皆様がもし、通貨ペアの強弱を判断しながら
トレードをしたい場合、google上で検索すればいろいろなツールもあるので
うまく活用しましょう。
ただ、全てを鵜呑みにしてトレードを実行してしまうと、
大変なことになりかねないということは念頭におき
トレードをする必要がございますのでご注意ください。
2つ目に、相場追従ロジックについてです。
The marketing FX(マーケティングFX)では、相場追従ロジックについて
次の2つが明記されています。
1、押し目買い・戻り売りのサインでエントリーする方法。
2、ラインをまたぎつつ2連続の陽線(陰線)が確認できたらエントリーする方法です。
押し目と戻り目については下の画像で確認してください。
The marketing FX(マーケティングFX)のラインツールでは
自動でラインを引くシステムですが、下の図のようなことに関しては
トレーダーであるあなたが考え判断すべきと記載があります。
効率化はされていますが、最終的な判断や考え方については
自分で考え学べというスタンスのようです。
3つ目に、ダウ継続ロジックについてです。
ダウ理論については、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
注釈程度にのせておきます。
1、平均はすべての事象を織り込む
2、トレンドには3種類ある
3、主要トレンドは3段階からなる
4、平均は相互に確認されなければならない
5、トレンドは出来高でも確認されなければならない
6、トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
The marketing FX(マーケティングFX)では、
このダウ理論をトレンド一覧システムによって
簡単に見つけられるようにしたものになります。
しかし、ここで最終的に述べられているのは次のことになります。
「どうなるか想像しておく」
「ルール通りに実践する」
「明確なルールを持たずにトレードしている」
これだけロジックやシステムについて細かに書いているにもかかわらず
最終的に伝えていることはFXにおいて基本的なことのみで、
誰もが調べれば把握できるような内容です。
さらに自動化しているものの、自身で想像をしたり、
考えたりしなければならないことから自動化ツールとして
有用性が本当にあるのか勘繰ってしまいます。
以上3つについてお話しさせていただきましたが、
The marketing FX(マーケティングFX)の商品内容は
どれもFXを行う上では基本的なことであり、
総じて効率化されているとはいえ、最低限の知識が必要かつ
自身での判断が必要なことだと理解いただけたと思います。
絶妙な価格設定
ここで全てのコンテンツをご紹介いたします。
コンテンツ・特典の内容としては、
<Scalping Master Program>
1、マーケティングFXの各種システム(ワンクリック決済などのツール)
2、トレードマニュアル4冊
3、トレード事例集6冊
4、損切り、利確事例集60パターン
5、Q&Aの回答80以上
<特典>
特典に関しては、秘密だそうです。
この内容で、価格としては、29,800円(税別)です。
これには、システム開発費などがかかっているはずです。
おそらく上記の値段での販売は難しいので
別の商材なのかセミナーなのかはわかりませんが
後々高額オファーがある案件だと思います。
また価格的には少し頑張れば手の届くような絶妙な価格設定になっていますが、
全てが自動化されているわけではなく、少なからず裁量トレードが必要になります。
誰もが理解でき利用できるといえる商材ではありませんので、
購入を検討されている方は見送ったほうが無難かと私はお伝えいたします。
なお、今回商品を使った結果等の表記がされていませんでした。
この商材を購入し実際に使ってみた購入者の声などはなく、
楠山氏のトレード結果のみだったので実際に利益をあげられたかなどは
一切わかりません。
ただ、他サイトの口コミなどをみてみると
あまり良い内容のものはなかったのでお察しいただければと思います。
返金保証に注意ください
ランディングページを確認してみると、
「デモ口座で20日間取引してマイナスになれば返金」
「デモ口座で破産出来れば返金」
2つの返金保証が書かれています。
1つ目は1日3トレード以上20日実践して頂きマイナスになれば、
それまでのトレード内容を書き込み、売買記録を添付して提出、
2つ目はデモ口座で180日以内に初期資金の10分の1まで減った状態になれば
適用されます。
なお返金期間は30日~200日と書かれています。
つまり、かなり細かく売買記録の証明をしなければなりません。
この初心者ターゲットのロジックを購入するのは初心者の方だと思われますが、
慣れていない方がどれだけのトレード内容を書き込み記録ができますでしょうか?
簡単を謳っている割には返金方法はかなり複雑なようですね。
基本手法はサインツールを用いたライントレードがメインのオファーです。
基本的には自動で行うツールですが、少なからず裁量トレードが
求められてしまうことについては理解する必要があります。
また、自動という言葉に乗るということは、
自分の運命をシステムに任せていることと重々理解しておく必要があります。
あくまで個人的な見解ですが、今回の商材については初心者向けではありますが
初心者が使いこなすには難しい商材ではないでしょうか。
また、ビジネスは正しいノウハウとある程度の努力をして
積み上げ式に利益を得ていくものであると考えていますので
やはり「見送る」といった判断が良いかと思います。
それでは今回のレビューはここで終わりにさせていただきます。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
題材(テーマ)などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問い合わせください。
商材概要
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これ地味に売れてるよな
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ただのライントレードじゃん…
この教材見なくても基本的にライントレードはどこにでも情報があるから、わざわざお金出して学ぶ必要もないんじゃない?
自動でラインが引かれるといっても、そのライン自体が正確なのかどうかもわからないし、手法自体目新しさはないわけだし、ネットに落ちている情報で十分。
自分で裁量トレードの方法を学んでしまうほうがよっぽど近道だな。 -
地味に売れているみたいですよね~
他のブログでも高い評価になっているところもあったりしますし
ちょっと気にはなりますね。どんなトレード手法なんでしょうね?
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マーケティングFXはそこそこ売れてるみたいなので気になってるFX商材の1つです。
管理人さん、続編の検証記事をお願いできませんか。
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複数の掲示板みてたら返金に応じてもらえたとか、そういう口コミを数件見かけたから良いか悪いかで行ったらあまり満足度は高くないんだろうね
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