THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~【検証と管理人評価】
商材概要
商材タイトル:THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~
販売元:クロスリテイリング株式会社、松野有希、吉岡城
帝王学が生み出したFXオファー「THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~」
こんにちは。
FTK管理人の君川です。
クロスリテイリング株式会社より、投資界の帝王だけに受け継がれる
門外不出の禁忌手法を継承するという最新FXオファー
「THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~」が
遂に販売されました。
クロスリテイリング株式会社のランディングページでは
お馴染みではありますが、
・スマホ1台で経験ゼロから毎日20万円を永続的に
・1日最大246万円
・最大月収1,537万円
といった派手な数値で稼げるオファーであることを
冒頭から全面に出していますが、残念ながらこれまでのオファー同様
「記載通りには全く稼げない」「高すぎる参加費の割にオファーの質が低い」
といった良くない評価が目立ちます。
毎回の記載で申し訳ございませんが、今回も
ランディングページの数値実績には期待を寄せない方が
良さそうです。
また今回のオファーの監修を務めるのはFX界の”帝王”こと
吉岡城氏ですが、インターネット上をいくら探しても
吉岡城氏のトレーダーや講師としての過去の活動や経歴は
一切確認できませんでした。
クロスリテイリング株式会社は今回のFX界の帝王こと吉岡城氏に限らず、
天才エンジニアやFX界の女帝と称する人を監修としていますが、
その派手な経歴の割にはインターネット上では一切確認できず、
ただ商品を売るために架空の人物設定を設けているようにさえ感じます。
ランディングページ上の講師紹介すら信憑性を感じませんが、
あい変わらず取引履歴はモザイクだらけでチャートの画像も
日付や価格が非表示のため本物のデータとは思えず、
稼げるオファーである証拠として一切機能しておりません。
クロスグループのオファーについては正直期待は寄せられませんが、
ここからは具体的なロジックなどを検証していきます。
「THE EMPEROR(ジ・エンペラー)」のロジックの正体はバンドウォーク
「THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~」は
バフェットやロジャーズといった投資界の“帝王”だけに受け継がれし
門外不出の手法を特別に公開したオファーとのことですが、
よくよく聞いてみるとその実態はボリンジャーバンドを用いた
いわゆるバンドウォークの手法のようです。
具体的には、4時間足でローソク足の実体が
ボリンジャーバンドの1σと2σの間に並んでいるタイミングで、
1時間足の移動平均線近くで「ピンバー」や「被せ」といった
ローソク足の形状を確認してからトレードを行う手法とのことです。
つまり、ボリンジャーバンドとプライスアクションを利用した
トレンドフォロー型のロジックということですね。
原則としては4時間足でのローソク足の実体が1σと2σの間にある場合は
買いのエントリーを、-1σと-2σの間にある場合は売りのエントリーを行う
とのことですが、その後1時間足の移動平均線とプライスアクションを確認する
理由については非公開となっております。
おそらく、4時間足の方向性を見ながら、1時間足での移動平均線の位置関係と
プライスアクションを用いてタイミングを判断・確認するのだと思います。
具体的な決済のタイミングも非公開となっておりますが、
トレンド発生中はボリンジャーバンドの2つのラインの間でローソク足が推移する
というのがバンドウォークの考え方ですので、今回のロジックでは
±1σのラインの前後が決済タイミングとなると思います。
バンドウォークの手法ではトレンドの継続と終点を判断することが
できますが、一方でいくつかのデメリットがあります。
一つは、σラインと移動平均線の間隔が短く
騙しが頻繁に発生することです。
特に今回のバンドウォークの判断は±2σと±1σラインの間として
捉えるようですが、上昇トレンドの場合は1σラインを一旦下回って
その後1σラインに回帰するケースも往々にしてあり、
トレンドの終点を見誤るケースもあるので注意が必要です。
2つ目は、決済タイミングの判断には自動化をしない限りは
常にチャートに貼り付く必要があることです。
バンドウォークのみでトレードを行う場合、その損切りポイントは
原則ボリンジャーバンドのラインとなりますが、
ボリンジャーバンドのラインは価格とともに推移・変化するものですので、
サインツールやEA化などの対策を施さない限りは
チャートに張り付く必要があります。
「THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~」には
エントリー後、決済までをワンクリックで行う自動売買機能が備わっていますが、
この決済タイミングに関するロジックは不明となっています。
仮にσラインで自動で決済する場合は先述したダマシを検出することは
極めて難しく、エントリーから決済までの期間が短く
思った通りのトレードができないといった事象が頻発しそうです。
バンドウォークのみを用いたトレードはかなり裁量が問われる
難易度の高い手法と言えますが、少なくとも本商品の謳う、
初心者がスマホで簡単に自動トレードで稼げるというのは
現実味がありません。
もっと一般的な手法でトレンドフォローを身につけるべき
「THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~」のロジックの正体は
ボリンジャーバンドとプライスアクションを用いたトレンドフォローでした。
投資界の“帝王”の手法を特別に公開するという今回の商品のコンセプトですが、
そもそもバフェットやロジャーズといった著名な投資家が
これらの手法を用いているといった根拠がありません。
売れる商品であるというイメージを持たせるために
著名な投資家の名前を勝手に借りたとしか思えません。
また、今回のオファーで採用されているバンドウォークですが、
ダマシが多くボリンジャーバンドはリアルタイムの値動きで変化するため
初心者にはかなり難易度が高い手法となっています。
バンドウォークを用いたトレードそのものを自動化させることも
一筋縄ではいかず、少なくともサインツールや自動売買機能を
組み合わせたとしても初心者が経験ゼロから20分で稼げるというのは
現実味がなさすぎます。
そして今回の商品の値段ですが、
217,800円(税込)
と、バンドウォークのみを採用したオファーという
コンテンツのボリュームにしては価格設定が高すぎます。
バンドウォークはトレンドフォローの手法の中でも応用的な手法であり、
またボリンジャーバンドを用いたトレードの中でも
あまり一般的な手法ではないため、初心者の方はまずはライントレードや
移動平均線といった基礎的な手法を着実に学ばれることをお勧めします。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
題材(テーマ)などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問合せください。
商材概要
商材タイトル:THE EMPEROR(ジ・エンペラー)~禁忌の黄金遺産~
販売元:クロスリテイリング株式会社、松野有希、吉岡城