FXの海外業者を使うメリットとデメリット

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本日は、FXの海外業者を利用するうえでのメリットとデメリットについて
私たちなりの見解で解説していきたいと思います。

 

前回は、FXの国内業者を利用するうえでのメリットとデメリットについて
取り上げておりますので参考までにご覧ください。

 

FXの国内業者を使うメリットとデメリット

 

 

それでは、さっそくですが本日の本題に移りたいと思います。

 

 

 

ハイレバレッジでの投資効率の高さがFX最大の魅力

 

FXは外国為替証拠金取引のことですが、
その名前が示すとおりに世界中がトレードの舞台となっている金融商品です。

 

トレーダーの数も他の金融商品と比べると多いのが特徴になっています。

 

FXの最大の魅力はレバレッジをかけることで生み出される投資効率の高さで、
株式や外貨預金などに物足りなさを感じているトレーダーにとって
魅力的な投資対象に映っているようです。

 

 

現物株にも信用取引という仕組みがあり、
手持ち資金の3倍の金額までの株式を購入することが可能です。

 

また売りから取引できる点もFXに近いのですが、
レバレッジを比較するとその差は歴然です。

 

 

信用取引の場合、返済の期限が決まっており
6か月以内に返済しなければいけないという足枷がかけられてしまいます。

 

FXの場合は自由度がもっと高く、少ない資金でかなりロットを動かせるので
手持ち資金の少ないトレーダーや
一獲千金を狙うトレーダーが集まってくるというのもうなずけます。

 

 

しかし国内では高すぎるレバレッジが投機的であると問題視され
2010年から段階的にレバレッジが規制されることになりました。

 

現在ではレバレッジの上限が25倍までになっており、
ハイレバでのスキャルピングを得意とするトレーダーにとっては
苦難の時代になってしまったようです。

 

 

その一方で、捨てる神あれば拾う神ありで
いまだに高いレバレッジで取引できるFX業者も存在しています。

 

国内業者では無理になってしまったハイレバレッジですが、
海外のFX業者の中には1000倍ものレバレッジをかけられる業者も存在しています。

 

 

海外業者での取引はFXを始めたばかりの人にとっては
ハードルが高いという感覚があるかもしれません。

 

しかし、最近では日本人向けのサポートが充実している海外業者もあるので
選択肢の一つとして検討する価値はあるのかもしれません。

 

 

今回は海外のFX業者を利用するメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

 

 

 

海外のFX業者を使うメリット

 

①25倍以上の高いレバレッジでの取引が可能

 

海外業者で取引するメリットとして最初に挙げたいのが
ハイレバレッジでのトレードが可能だということでしょう。

 

国内業者はレバレッジ規制により最大で25倍しかレバレッジをかけられませんが、
海外業者では数百倍のレバレッジをかけられる業者が無数にあります。

 

例えばレバレッジが250倍の海外業者を使った場合だと
必要な証拠金は国内業者の十分の一で済んでしまいます。

 

投資資金が限られている個人の投資家にとって、
ハイレバレッジが資金効率の面で大きなメリットになることは間違いありません。

 

 

②ゼロカットシステム

 

ハイレバレッジは少ない資金で大きなロットを操ることを可能にしているのですが、
レバレッジの高さはリスクの高さとも直結しています。

 

レバレッジによってはレートが数pips動くだけで
損益が1万円以上動いてしまう場合もあるので
リスクマネジメントには細心の注意が必要になってきます。

 

ハイレバレッジでのトレードでは相場に急激な動きがあった場合には、
口座残高がマイナスになってしまう可能性があります。

 

こうしたケースだと国内業者の場合は追証が発生し、
追加の保証金を入金する必要があります。

 

 

スイス中央銀行が為替変動上限ラインを撤廃しスイスフランが急騰した
いわゆる「スイスフランショック」では
1千万円以上の追証を要求された個人投資家もいたようです。

 

相場の急変時には「ロスカットシステムが機能しないことがある」
ということをまざまざと見せつけられた出来事になりました。

 

 

一方、海外業者の場合も追証は発生するのでしょうか?

 

海外業者の場合ゼロカットシステムを採用している業者が多いようです。

 

ゼロカットシステムとは追証が発生した場合は業者側で負担するという仕組みで、
最大損失は口座残高に限定されるので追証が発生することはありません。

 

相場急変はいつ起きるかわかりません。

 

ゼロカットシステムのある業者を選択することは、
リスクマネジメントの観点から優先順位がかなり高いと言ってもいいでしょう。

 

 

③豊富な通貨ペア

 

取り扱っている通貨ペアの種類が豊富なことも海外業者の魅力の一つです。

 

国内業者の場合は、
メジャー通貨とクロス円、オセアニア通貨などをメインにしているところが多いようです。

 

これらの通貨は情報量も豊富なので日本人でもトレードしやすいのが特徴です。

 

 

一方の海外業者の場合はマイナーな通貨も数多く取り扱っています。

 

トレードしたい通貨ペアがないということが
ほとんどないほどに充実しているのが魅力です。

 

 

④充実したキャンペーン

 

国内のFXではあまり盛んではないボーナスなどのキャンペーンが、
海外FX業者では頻繁に行われています。

 

口座開設をした場合に入金した額の50%をボーナスとして入金してくれたり、
口座開設をするだけで1万円が口座に入金されたりと様々なボーナスが用意されています。

 

 

⑤トレードした数量に応じてキャッシュバック

 

海外ではCashBackForex(キャッシュバックフォレックス)に代表される取引量に応じて
キャッシュバックしてくれるサービスが充実しています。

 

キャッシュバックの秘密はスプレッドにあります。

 

スプレッドの一部が
キャッシュバックサイトを通じて顧客に還元される仕組みになっているので
取引量が多くなればなるほどキャッシュバックが多くなります。

 

例えば還元率が0.7pipsのキャッシュバックサイトを利用すれば
スプレッドが2pipsの場合は
1.3pipsとトレードすることが出来るので利用しない手はないですね。

 

 

⑥ECNに対応している業者も多い

 

長期トレードをメインにしているトレーダーはあまり気にしていないかもしれませんが、
スキャルピングなどの短期トレードをメインにしているトレーダーにとって
気になるのがスプレッドの狭さです。

 

 

抜き幅が小さいスキャルピングの場合はスプレッドの数値によって、
損益が影響を受けるのでスプレッドは狭ければ狭いほど歓迎されます。

 

スプレッドの狭さを考えるとインターバンクに直結された
ECNブローカーが有利になってくると思います。

 

 

ECNとはElectronic Communications Network(電子取引ネットワーク)の略で、
ブローカー同士が電子ネットワーク
繋がっている取引環境を構築しているシステムのことです。

 

この方式ではスプレッドの狭さに加え、
約定拒否などのない透明性の高い取引環境が提供されています。

 

スプレッドが狭く約定能力が高いということで
まさにスキャルピングに最適な環境といってもいいでしょう。

 

 

⑦VPSの提供など実践的なサービスが充実している

 

MT4を使用して自動売買をするには自宅のパソコンを利用するのが主流でしたが、
最近ではVPSを利用する人も増えてきています。

 

VPS(virtual private server)とは仮想専用サーバーのことで、
VPS上にMT4をインストールしてしまえば仮想環境で自動売買を行うことが出来ます。

 

 

騒音などの問題により自宅で24時間パソコンを動かすことのできない人でも、
MT4での自動売買をあきらめる必要はなくなったわけです。

 

海外の業者の中には条件付きとはいえ
VPSを無料で利用することの出来るサービスが用意されているところもあります。

 

VPSをサーバー業者から借りた場合、
月額数千円はかかるので無料で利用できるのは嬉しいですね。

 

 

 

海外のFX業者を使うデメリット

 

①サポートの問題

 

最近ではサイトが日本語対応になったり、日本語の出来るスタッフを常駐させたりと
国内業者と変わらないサポート体制を整えている海外業者もあるのですが
全体から見るとまだほんの一部です。

 

英語でのやりとりに自信のない人は
日本語でのサポートに対応している海外業者を選びましょう。

 

 

②円口座がない場合は証拠金が常に為替リスクにさらされている

 

海外業者では円口座に対応していない業者も多いので注意が必要です。

 

円以外の通貨では証拠金が常に為替リスクにさらされていることになるので、
トレードをしない場合でも実質的に損失を被ることがあります。

 

 

例えば1ドル110円の時にドル口座に入金した場合、
110円より円高方向に振れると損失が出てしまいます。

 

トレードしなくても円高によって
証拠金の金額が目減りすることがあるということですね。

 

長期的に見て円安方向に振れると思ったらドル口座を開設してもいいのですが、
円高に振れる予想した場合やどちらに振れるのか予想がつかない場合などは、
円口座が開設できる業者を選ぶ必要があります。

 

 

③取引サーバーが日本から離れた場所にある

 

海外業者は取引サーバーが海外にあることがほとんどなので、
日本からは距離が離れています。

 

国内サーバーに比べると応答時間が遅くなるため
スキャルピングEAなどで自動売買をしている時に影響する可能性があります。

 

この応答時間の遅さが影響してバックテスト結果と実運用が異なる
という事態が発生しても不思議ではありません。

 

スキャルピングEAなど
応答時間にシビアなEAを運用している場合は留意しておいた方がいいでしょう。

 

 

 

まとめ

 

海外業者の最大のメリットは国内業者のように
レバレッジに25倍までという制限がかけられていないことです。

 

そのため資金効率の良いトレードできるようになります。

 

 

レバレッジが高くなった分だけリスクは増えるので
リスクマネジメントをしっかりやる必要があります。

 

ゼロカットシステムを採用している業者を選べば証拠金以上の損失は発生しないので、
「最大リスク=証拠金」と考えて入金する金額を調整することも必要になってきます。

 

応答速度の遅さは海外のVPSを利用することで解消できるので
さほど大きな問題にはならないでしょう。

 

 

業者によっては無料でVPSを提供しているところもあるので、
そのような業者を選ぶことで問題は解消します。

 

国内業者と比べると日本語でのサポートいう点で不安はありますが、
レバレッジをかけたトレードをしたいなら
海外業者を検討してみる価値は十分にあると思います。

 

 

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