ORIGIN FX(オリジンFX)【検証と管理人評価】

 

 

商材概要

 

スキャルピングでグランビルの法則を完全攻略!奥谷隆一のORIGIN FX(オリジンFX)

 

こんにちは。FTK管理人の藤田です。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

FX商材販売の大手であるクロスリテイリング株式会社より
「スキャルピングでグランビルの法則を完全攻略」と謳う
「ORIGIN FX(オリジンFX)」が販売されています。

 

当ブログではクロスリテイリング株式会社の手掛ける
FX商材について度々検証および評価を行っておりますが、
「これは買いです!」とおすすめできるものが
ほとんど見当たらないというのが本音です・・・。

 

実際のところ、「無料オファーを謳ってメールアドレスを収集し
高額な商材を販売する」というクロスリテイリング株式会社の
運営方針はかなり問題だといえますし、過去にこうしたオファーに参加して
大事な資金をむしり取られたという声も少なくありません。

 

 

我が国では「投資で老後資金を確保しなさい」と推奨する
政治家も増えてきており、これまで投資に触れてこなかった方も
徐々に投資の世界に参入し始めているようです。

 

新型コロナウィルスや・少子高齢化・物価高など
これからの日本の将来を考えると、今まで以上に
自分自身の力で稼ぐことが重要なのは言うまでもありません。

 

しかしながら、そうした投資初心者を食い物にする輩が
一定数存在しているという事実を鑑みても、
非現実的な利益や勝率などを鵜呑みにするのではなく
「本当にこの手法で稼げるのか」を見極めることが
何よりも重要なのです。

 

 

少々話が脱線してしまいましたが、
今回検証を行う「ORIGIN FX(オリジンFX)」を監修するのは
これまでに多数の書籍を手掛けメディア出演のご経験もある奥谷隆一氏です。

 

 

代表的な書籍に「10倍ラクして成果を上げる 完全自動のEwcel術」
「今すぐ実務に直結する Excel効率化の教科書」
などがありますが、
Excel関連の書籍ばかりで、投資に関するものはほとんど見当たりません。

 

LPには「現役トップコンサルタントであり世界トップクラスのトレーダー」
と紹介されておりますが、30年以上の投資実績があるにも関わらず、
奥谷隆一氏の手掛けた投資関連の書籍がどこにも見当たらないという事実。

 

それだけのキャリアをお持ちであれば、
投資関連の書籍を出版していても不思議ではないのですが・・・

 

 

いずれにしても、メディア出演のご経験もある奥谷隆一氏が
「ORIGIN FX(オリジンFX)」の講師ということもあり、
手法の中身が気になるという方もいるでしょう。

 

ですが先ほども述べたように、講師のキャリア云々以前に
彼の手法で本当に稼げるかどうかを見極める方が先決ですので、
取り急ぎ「ORIGIN FX(オリジンFX)」の検証および
評価に移りたいと思います。

 

 

グランビルの法則を採用したサインツール

 

「ORIGIN FX(オリジンFX)」では多くのトレーダーが参考にしている
グランビルの法則を用いたスキャルピングを採用しており、
奥谷隆一氏の手法をトレースすることで毎月700万円以上の利益、
1年で1億6,000万円以上の利益
が期待できるものとなっております。

 

チャンスが訪れたタイミングでアラートで通知が届き、
エントリーから決済までにかかる時間はたった数分という、
クロスリテイリング株式会社の十八番(おはこ)と言って良い内容ですね。

 

 

そもそもグランビルの法則とは価格の位置関係と移動平均線の傾きから
売買ポイントを判断する、メジャーな手法の1つとして知られています。

 

厳密に言うと

 

①下向きの移動平均線が横ばい、もしくは上向きになったとき
②上向きの移動平均線を価格が下に乖離したとき
③上向きの移動平均線に価格が上から近づいたとき
④価格が下向きの移動平均線と乖離しているときの戻りを狙う

 

買いのサインとなる4パターン、

 

⑤上向きだった移動平均線が横ばい、もしくは下向きになったとき
⑥下向きの移動平均線を価格が上に乖離したとき
⑦下向きの移動平均線に価格が下から近づいたとき
⑧価格が上向きの移動平均線と乖離しているときの戻りを狙う

 

売りのサインとなる4パターンの計8パターンにより
売買のタイミングを判断するというものになります。

 

中には明確な売買タイミングが判断しづらい、リスクが高いということで
実践で多用されるのは①、③、⑤、⑦の4パターンとなっております。

 

 

グランビルの法則自体、古くから多くのトレーダーに親しまれており
トレンドや売買タイミングを判断するために有効な手法ですので、
全く的外れというわけではないように思えます。

 

しかしながらサインの出現および決済条件に関して
LPには具体的な説明が全く見当たりませんし、
重要な部分を隠したお手製のデータしか開示されておりませんので
いつものことながら、内容がフワっとしています。

 

 

それに加えグランビルの法則だけで売買タイミングを図ろうとすると、
いわゆる「ダマシ」に遭遇する可能性もあるため、ダマシ回避策として

 

・ダウ理論
・チャートパターン
・他のオシレータ(ダイバージェンスなど)

 

などを併用して売買の根拠付けを行うのが一般的ですが、
そこまでの詳細についてLPには一切触れられておりません。

 

 

つまり手法の根幹となる考え方がいかに合理的であろうとも
現状、ツールの詳細なロジックなどの中身に関しては
「ほとんど不明である」と言わざるを得ません。

 

 

エントリーから決済まで全て裁量ではなく、
通知されたサイン通りにエントリーしさえすれば
ツールが自動決済してくれるので、
FXのご経験が全くない素人の方々にとっても
ハードルが低いように感じてしまいます。

 

しかしスキャルピングトレードという性質上
場面場面で判断を迫られるわけですから、
通知に従ってエントリーしているだけで
裁量スキルの向上に繋がるわけがありませんし、

 

「ゲーム感覚で利益を積み重ねる」との表現も
正直、どうなのかなと思ってしまいます・・・

 

 

プロフィットSIシステムの優位性

 

さきほど「ORIGIN FX(オリジンFX)」で使用する
サインツールについて触れましたが、
「プロフィットSIシステム」と銘打ったこのツールに
果たしてどれだけの優位性があるのでしょうか。

 

プロフィットSIシステムについては
先ほど検証させていただきましたが、
ここからは別の側面からアプローチしてみたいと思います。

 

 

「ORIGIN FX(オリジンFX)」では
リスクリワードを1:1のところに設定して
エントリーと同時に利確ポイントを設定できるだけでなく、
1:1以上の利益が期待できる局面では相場が高値を更新するたび
トレーリングストップが発動するという仕様です。

 

 

トレーリングストップについては以前検証を行った
「月額会員GOLDコース」をご覧いただければと思いますが、
これはMT4を開いている場合でしか機能しません。

 

 

まぁ高値を更新するほどの勢いがある局面では
トレーリングストップもそれなりに使える機能ではありますが、
LPに掲載されているよう綺麗なトレンドが
実際の相場で頻繁に発生するわけではありません。

 

ご自身で為替チャートを開いてみると分かりますが、
日足や週足で綺麗なトレンドが形成されていたとしても
1分足や5分足で表示するとレンジ相場だった
なんてことはしょっちゅうです。

 

 

それを踏まえて「3000回のチャンス」との謳い文句に着目すると、
頻繁に綺麗なトレンドが発生するとはお世辞にも言えない実際の相場において
本当にこれだけのチャンスがあるのかどうか・・・

 

 

またリスクリワードが1:1という考え方についても
個人的には使えないというのが結論です。

 

もっと言うと
「勝ち続けられる手法・メンタル・イレギュラーにも対応できる手法が揃って
初めて、リスクリワード1:1以上で利益を出せる」
と考えております。

 

勝ち続けられる手法、言い換えると
「勝率の高い手法」となるわけですが
実際の相場で長年勝ち続けているトレーダーは
全体のわずか1%程度だと言われています。

 

 

誤解をされるといけないので先に述べておきますが、
私は「ORIGIN FX(オリジンFX)は絶対勝てないからやめておけ」
と断言しているわけではありません。

 

75%の勝率そのものは決して飛躍した数字ではありませんし
それなりに明確なロジックが確立され、
今後の相場でも十分に通用する手法であれば可能でしょう。

 

ですが現状「ORIGIN FX(オリジンFX)」で
どのようなロジックを元にエントリーや決済を行うか
一切明かされていないため、勝てるか否かについて
これ以上言及するのは不可能だ
ということです。

 

 

また、トレードを行う際にはスプレッドも関わってきます。

 

大抵の場合、スプレッドを考慮すると1:0.8程度なので
スプレッド分を補いつつ長期的に安定した利益を望むのであれば、
リスクリワード1:1よりも、1:2や1:3、もっと言えば
1:5くらいの方が適してると言えます。

 

現在の相場で勝ち続けている方、億単位の利益を出せている方も
どこかで損失を被っていることは間違いないですので
投資経験のない素人がリスクリワード1:1で実践するというのは
あまりにも非現実的な気がするのです。

 

 

奥谷隆一氏は過去の商材で集団訴訟を検討されている?

 

冒頭で紹介した「ORIGIN FX(オリジンFX)」の講師を務める
奥谷隆一氏ですが、どうやら過去に手掛けたオファーが
集団訴訟の対象になっているようです。

 

経緯に関する詳細は定かではありませんが、
クロスリテイリング株式会社のこれまでのやり口から察するに

 

「誰でも数百万円稼げるなど誇張した表現で参加者を募り、
実際は全く勝てない手法を提供していた」

 

というのが関の山ではないでしょうか。

 

とはいえ、実際に訴訟を起こすとなると膨大な費用と時間がかかりますし、
悪徳商材に手を出したという理由だけで訴訟問題に発展するとは
いささか考えにくく、ほとんどの方が泣き寝入りという状況なのかも知れません。

 

実際のところ、謳われていた内容と実際の中身とに
大きなギャップがあったと考えるのが自然
ではないかと思いますね。

 

 

私自身が訴訟を起こした当事者ではありませんので
これ以上言及つもりはありませんが、こうした疑惑のある
奥谷隆一氏ですから、「ORIGIN FX(オリジンFX)」が
どれだけのポテンシャルを秘めているとしても
勢いだけで購入するのは時期尚早な気がします。

 

 

なお、「ORIGIN FX(オリジンFX)」は
クロスリテイリング株式会社の扱っている商材の中では
比較的安価な、税込32,780円となっております。

 

 

もちろん人によって価値観は様々ですので
一言で高いともお得とも言い切れませんが、
ツールのロジックが不明確であることや詳細な実績が
一切開示されていないこと、

 

そして、過去のオファーで炎上疑惑のある奥谷隆一氏や
クロスリテイリング株式会社の商材であることを考えると、
「ORIGIN FX(オリジンFX)」を購入したあとで
数十万円単位のバックエンドが控えている可能性も捨てきれません。

 

 

以上のことから、「ORIGIN FX(オリジンFX)」は
約3万円を支払ってまで購入する価値はないと評価させていただきます。

 

 

引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
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