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検証評価カテゴリー（商材別）
Market Master FX（マーケットマスターFX）【検証と管理人評価】
商材概要
商材タイトル：Market Master FX（マーケットマスターFX）
販売元：株式会社WorksAgency、三神
ノーベル賞受賞の理論で9億1608万円！三神の「Market Master FX（マーケットマスターFX）」
こんにちは。FTK管理人の藤田です。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
先日まで株式会社WorksAgencyより
「ノーベル賞受賞の理論もとに9億円以上の利益」を謳う
「Market Master FX（マーケットマスターFX）」が公開されておりました。
既に募集が打ち切られており
新規で参加すること自体不可能なわけですが、
今回も当ブログの読者様に向けて
警鐘を鳴らす意味で取り上げておりますので、
事前にご理解くださればと思います。
これまでも何度か指摘してきましたが、
キャッチコピーが過激さを増しているというか
言った者勝ちという印象を受けてしまいますね。
「Market Master FX（マーケットマスターFX）」には
ノーベル賞でも注目された「因果推論」を採用したとのことで
いかにも凄そうなイメージを持たれるかも知れません。
確かに近年は
ビッグデータの時代とも言われており、
インプットおよびアウトプットから
因果関係を推定していく考え方が注目されておりますし、
そうした考え方をロジックの根底に置くことで
他のトレーダーの心理状態を読み解くための
一助となり得るかも知れません。
そういう意味では
因果推論を採用している本オファーは
それなりの期待値を秘めている可能性も否定できませんね。
それでは早速
「Market Master FX（マーケットマスターFX）」の
検証および評価に移りたいと思います。
3つのEAを同時に稼働させるだけで、10万円が5億円に！？
「Market Master FX（マーケットマスターFX）」が
完全自動EAであるということは
ランディングページの内容からも明らかですが、
本当に謳っているだけの結果を得ることができるのでしょうか？
「Market Master FX（マーケットマスターFX）」で
講師を務めるのは、これまでに500近いシステム開発に携わり
今回の目玉ともいえる3つのEAを開発した三神氏です。
自身もFXで運用を行っているとのことで、
システム開発に関する知識やスキルはもちろん
トレーダーとしてもそれなりに実績のある方なのでしょう。
トレーダー兼システム開発者である三神氏に関して
個人的にも興味がありますが、残念なことに
彼に関する有益な情報はほぼ見つかっておりません。
本人曰く
今まで一切表に出たことがないとのことで
三神氏の情報が見当たらないのも頷けますが、
「証券会社や機関投資家たちの裏方として活動している」
「顔出しすることで素性を特定されるのを避けるため」
と断言しているにも関わらず、
こうしたオファーを公開して不特定多数にEAを提供するのは
どことなく矛盾を感じざるを得ません・・・
ちなみに三神氏の開発した3つのEAは
・ANOMARY MASTER（アノマリーマスター）
・RANGE MASTER（レンジマスター）
・TREND MASTER（トレンドマスター）
とそれぞれ名称がついており、
トレンド相場やレンジ相場を始めとして
予測不可能な相場においても
問題なく利益を獲得することが可能とのこと。
もし本当にいかなる相場状況においても
勝ち続けることを可能にするのであれば、
それはそれで手に入れる価値は大いにあると言えます。
ちなみにアノマリーがどんなものか
よく分からないという方々のために端的にお伝えすると
アメリカ大統領選挙が開催される年はドル高になりやすいなど
「合理的な説明が難しいがよく起きる事象」
のことを指します。
大統領選挙とドルの値動きには
明確な関係性があるわけではありませんが、
過去の統計を見てもドル高や株高に進む傾向があるため、
頻繁に起きることではあるものの
合理的な説明が難しいものを総じて
アノマリーと称したりします。
それを前提とするならば
ANOMARY MASTER（アノマリーマスター）では
トレンド相場でもレンジ相場でもない
瞬間的に価格が急変するような場面でも
利益を獲得することが可能ということになります。
未来の相場を100％読み切ること自体
現代の技術では到底不可能なはずですが、
一体どのようなロジックを用いて
読み解くことが困難な相場を攻略するのでしょうか？
また、それ以外の
RANGE MASTER（レンジマスター）や
TREND MASTER（トレンドマスター）は
レンジ相場・トレンド相場に特化したEAであることは
間違いなさそうです。
これら3つのEAを同時に稼働させることで
過去10年間でマイナス収支になった年は一度もなく、
約9億円もの利益を積み上げることができたとのこと。
ランディングページの実績が全て事実だとすると
今後の相場でも十分通用するEAだと感じる方がいるかも知れません。
ですが、実際に公開されている実績は
あくまでもバックテストのデータでしかなく
現在の、そして今後の相場において
今回のEAがどれほど優位性を秘めているかは
検証のしようがありません。
巷に出回っているこの手のEAの場合、
「ストラテジーテスター」言い換えると
バックテストのデータだけを堂々と公開して
勝てると断言するケースが散見されます。
過去の相場でカーブフィッティングさせたとしても
現在のリアルな相場で実際に運用したわけではないので、
これらのデータだけでは勝てる根拠にはならないというわけです。
まぁ、カーブフィッティングしてしまえば、
EAの性能を示すプロフィットファクターも
理想の数値に近づけることだって可能ですからね。
要するに、こうした何の根拠もない実績だけで
勝てると豪語するのはどうかと思いますし、
謳っている数字に踊らされて参加を決意すること自体が
間違っていると言いたいのです。
未だにMT4にしか対応していない3つのEA
当ブログではこれまでにも
クロスリテイリング株式会社絡みのオファーを
定期的に取り上げて検証・評価を行っておりますが、
今回の「Market Master FX（マーケットマスターFX）」も
例に漏れず、勝てる根拠を一切公開せずに大袈裟な数字を謳う
典型的なオファーであると言わざるを得ません。
今回も税込327,800円という高額設定であること、
根拠なく勝てると断言していることから
バックエンドオファーであることは明白です。
これだけ短期間にあの手この手を使って
参加者を募っているということは、
毎月のノルマが存在するのでしょうか（苦笑）
ちなみに、今回メインで使用するEAは
みなさんがお持ちのパソコンにインストールして
初期設定を済ませるだけで、その日から実践が可能とのことです。
使用するプラットフォームはMT4となっておりますが、
この点についても少々疑問を抱いてしまいます。
それについては「MT4の新機能開発終了」が関係しているのですが、
今から5年前の2018年にMT4を開発したメタクオーツ社より
新機能の開発が終了したと報じられております。
当ブログの読者様の中にも
こうしたニュースをネットやメディアで拝見されて
ご存じの方も少なくないでしょう。
私が何を言いたいのかというと、
近い将来使用できなくなると噂されているMT4を
未だにメインで使い続ける理由が分からないということです。
こういう場合、いずれ使用できなくなるMT4ではなく
MT5をメインプラットフォームに採用する方が
はるかに建設的な考えではないでしょうか。
実際問題、一部のFX業者の中には
MT4の新規契約を廃止するところや
そもそも使用ができないところも増えております。
メインのプラットフォームとして
絶対的な地位を確立してきたMT4ですので
今更MT5に乗り換えるのは面倒だと感じるかも知れませんが、
MT4が本格的に使用不可となってしまったら
否が応でもMT5でトレードせざるを得なくなってしまいますので
今のうちから使っておき、機能性を熟知しておく必要があるのです。
また、ここ最近リリースされている
クロスリテイリング株式会社絡みのオファーの中には
返金保証制度を設けているものも度々目にします。
もしかすると、返金保証と謳っているだけで
精神的に安心する方がいらっしゃるのかも知れません。
しかしながら、この手の返金保証というものは
要件を満たすまでにいくつものハードルをクリアし
定められた期間内に申請を済ませないと
受理されないものが大半を占めます。
参考までに
「Market Master FX（マーケットマスターFX）」の
返金保証条件については
「内証券会社でEAの動作確認環境を満たしている状態で、
遠隔サポートサービス（無料）を3回使用しても
EAの導入が完了できない場合」
とこのように規定されております。
これはEAのインストールや初期設定が完了しさえすれば、
仮にどれだけ損失を被ったとしても
最終的には自己責任で片付けられてしまうということ。
そう解釈するのならば
今回の返金保証は決して良心的とは言い難く、
むしろ初めから無いに等しいと思った方が身のためです。
返金保証ありきで参加する方がいるいうのも
それはそれでどうかとは思いますが、
少なくとも参加者を募るために設けた謳い文句に過ぎませんので
元から期待しない方が無難と言えるでしょうね。
「Market Master FX（マーケットマスターFX）」は
販売が終了しており、これから参加を検討しても無駄ですが
少なくとも勝てる根拠が一切明かされておらず
大袈裟なキャッチコピーで参加者を募っているのが見え見えですので、
この手のあからさまなバックエンドオファーを見つけても
安易な気持ちで参加することだけはおすすめしません。
ご自身の大切な資産を守る意味でも、
こうしたオファーへの参加を検討する際は
明確なエビデンスしっかりと提示している
信頼性の高いものを選ぶ方がベターですね。
引き続き、FXトレード研究会（FTK)で取り上げてほしい
題材（テーマ）などのリクエストも受け付けておりますので
お気軽にいつでもお問合せください。
商材概要
商材タイトル：Market Master FX（マーケットマスターFX）
販売元：株式会社WorksAgency、三神
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