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2023/11/9/ 23:09

Goldman FX（ゴールドマンFX）【検証と管理人評価】

カテゴリー：FX情報商材

 

 

商材概要

預けるだけで163億円！「Goldman FX（ゴールドマンFX）」

 

こんにちは。FTK管理人の藤田です。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

株式会社LogicalForexより「預けるだけで163億円」を謳う
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」が
先日まで参加者を募っていたということで、
本日はこちらを取り上げてみることにしました。

 

実際に何名の方が参加されたかは不明ですが、
無料と謳い参加者を募るという方向性は相変わらずなので
今回も派手なキャッチコピーに踊らされた方が少なくないでしょう。

 

そもそも、ランディングページの冒頭から

 

「預けるだけで163億円」
「ほったらかしで世界一のお金持ち」
「無限に増え続ける魔法の財布」
「世界初のオンライン信託システム」

 

など有り得ない謳い文句を多用している時点で
詐欺とまではいかないにしろ、十分胡散臭いですよね。

 

 

 

ちなみに今回取り上げる
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」では

 

・3大メガバンクとの連動
インターバンク注文をシステムが自動で察知

 

これらがキーポイントになってくるようですが、

 

・19年間連続プラス利益
・最大年利1514％
・ほったらかしで16連勝

 

など非現実的な数字や表現を用いている時点で、
FX初心者をターゲットにしている可能性が極めて高いです。

 

こうした有り得ない数字を鵜呑みにするのは
非常に危険であると言わざるを得ませんので、
レビュー前にきちんとお伝えさせていただきます。

 

 

それでは、早速
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」の
検証および評価に移ります。

 

 

完全自動EAの中身は仲値トレード。優位性は？

 

ランディングページをお読みいただくと
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」が
完全自動EAであることはすぐにお分かりいただけるはずです。

 

具体的なロジックに関しては不明なままですが、
「仲値トレード」がメインと考えて良いでしょう。

 

 

仲値についてご存じない方のために簡単に説明すると、

 

銀行などの金融機関において
トレーダーが外貨を売買するときに適用される
その日の基準となるレート

 

を意味し、外国為替市場の実勢レートを参考にして
銀行などが独自に決定するものになります。

 

ここではドル円で説明させていただきますが、
日本時間の9時55分にドル円の仲値が決定し
5分後の10時ジャストにレートが公開されるというのが一般的です。

 

 

 

仲値にかけて円買いよりドル買いが先行する理由の一つに

 

「輸入企業より輸出企業の方が、規模の大きい企業が多い」

 

という事情が関係しているようです。

 

要するに、規模の大きな上場企業の中には
円安がプラスに働く輸出企業が多いためドル買いが先行しやすい、
ドル円が上昇しやすいというのが通説となっております。

 

もしドル買いが先行するのなら、
銀行はドル円を安いときに勝っておいて
仲値に向けてレートを上げたうえで仲値を決定し
トレーダーからの注文を受け付ければ、
買った値段と仲値の利ざや分が利益となるわけですから

 

仲値にかけてドル円が上昇する傾向が強いとの見解も
あながち的外れではないということになります。

 

 

巷では仲値に向けた、ドル円の上昇を狙ったトレード
いわゆる「仲値トレード」を解説したものが複数出回っていますが、
実際には直近のドル円のトレンドを重視するものや
限られた時間帯でのスキャルピングを推奨する割合が比較的多いようです。

 

こうなってくると、
FX初心者にはややハードルが高そうな気もしますが、
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」では
先述した仲値トレードをEAに落とし込んだということで
それなりに面白そうな内容ではあります。

 

 

ですが、ドル円の上昇を狙った仲値トレードは
決まった時間（日本時間の10時ジャスト）に
必ずしも上昇するわけではありませんし、統計上
上昇と下落はほぼ50％という結果が出ております。

 

あくまでも過去のデータですので
今後の相場に100％当てはまるとは言い難いですが、
下落して損失を被る可能性が50％あるということから
極論、仲値トレードでの勝率はおよそ50％に着地する計算になります。

 

 

にも関わらずランディングページでは

 

「19年連続プラス利益」
「最大年利1514％」
「一切手を触れずに18連勝」

 

と断言していて、個人的にはどこか矛盾を感じざるを得ません・・・

 

それなりに根拠のある実績が開示されていればまだしも、
クロスグループのオファーではお馴染みのお手製の画像や
モザイク加工した取引履歴などいい加減なものしかありませんので、

 

 

 

これらの数字を鵜呑みにして参加することだけは
絶対におすすめできません。

 

この手のオファーが今後公開されたとしても
安易な気持ちで参加を決断しないよう、くれぐれもご注意ください。

 

 

時間がないという理由だけでEAに頼るのは時期尚早

 

ここ最近では投資に興味を抱く方も増え
FXの世界に参入する方が年々増えておりますが、
ハッキリ言って、投資の知識のない初心者や素人が
いきなりEAに手を出すのはおすすめできません。

 

「完全自動」と聞くと勉強やトレードに時間を割く必要がなく
それなりに実践しやすいと思われるかも知れませんが、
巷に出回っているEAのほとんどが遅かれ早かれドローダウンして
資金を溶かすというリスクについても、事前に理解しておく必要があります。

 

相場というのは常に変動を繰り返しており
過去と全く同じ場面に遭遇することはほぼありませんので、
同じ動作を淡々と繰り返すシステムに頼ってばかりだと
いずれ損失が拡大し、資金が底をつく可能性もゼロではないのです。

 

 

 

加えて、システムに頼ってばかりだと
自身の裁量スキルを磨く機会を作ることができず
実践回数だけが無駄に増えていくことになります。

 

これでは一人前のトレーダーとは呼べませんし
長期的な目線で運用を継続したいということであれば、
こうしたEAではなく、初めから裁量トレードに特化した商材や
オファーを選択する方が遥かに合理的だと言えます。

 

 

ちなみに今回のメインである仲値トレードですが、
既に世の中に出回っている手法であり
再現性に関しても決して高いとは言えないのが現状です。

 

理由としては

 

・アメリカが祝日だと相場が不規則になりやすい
・必ずドル円が上昇するとは限らない

 

などが挙げられますね。

 

 

まず、アメリカの市場が閉鎖されると
当然ながらドル円の取引量も減少します。

 

世界中で取引量が減少すれば
相場が不規則な動きをしやすくなりますので
仮にゴトー日でもドル円が上昇しない可能性があるのです。

 

 

ゴトー日を知らない方は
ネットで検索すればすぐに出てくるので
ご自身で調べていただきたいのですが、

 

「1ヶ月のうち5と10の付く5日、10日、15日、20日、25日、30日」

 

の総称であり、日本に古くからある
商習慣として知られています。

 

江戸時代には末尾が5と0の日に
代金の決済がよく行われていたことは有名な話ですが、
こうした昔からの習慣が相場の世界では
現在も継続しているというわけです。

 

 

こうした理由から巷では
「ゴトー日にドル円が上昇しやすい」と言われますが、
実際のところ、過去の傾向を参考にしても
上昇する確率は約50％台で推移しています。

 

これらを総合的に考えても
仲値トレードが必ずしも優位性の高い手法とはいえず、
最近では都市伝説的なものになっておりますので
今更このような手法を実践したところで
長期の安定運用が見込まれるかどうかは甚だ疑問です。

 

 

高額な費用を支払ったところで、勝てる見込みはほぼゼロ

 

FX初心者には馴染みのない
仲値トレードが自動で再現できるということで
興味を抱かれた方が多いと思います。

 

ですが優位性の高いロジックをEAに落とし込んだところで
ドローダウンの可能性は否定できませんし、
同程度のロジックを搭載したEAならば
それこそ、巷にゴロゴロ転がっているはずです。

 

それこそ、安くて数千円から
高くても数万円で手に入れることが可能です。

 

そう考えると
仲値トレードのロジックをEAに搭載したからといって、

 

「世に出回っているものとさほど比較にならないのでは？」

 

と評価せざるを得ません。

 

 

それらを踏まえた上で
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」には
税込327,800円の価格が設定されております。

 

毎度のことで「またか」と思われるかも知れませんが
例に漏れず、バックエンドとなっております。

 

 

なお、このオファーは

 

・1ユニットあたり830万円
・人件費やサポート費
・プロジェクトの運営費
・ビジネスとしての利益

 

 

これらを合算して、元々の販売価格は
ざっと900万円くらいになるとのこと。

 

本来の価格から30万円台に値引きされているので
それなりにお得な印象を受けるかも知れませんが、
今回の検証結果からもお分かりの通り
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」に
900万円もの価値があるとは到底思えません。

 

なぜわざわざこんな前置きをするのか
正直、理解に苦しみますね（苦笑）

 

 

加えて、本オファーでは
「60日間の全額返金保証」が設けられており
FX初心者の参加意欲を掻き立てるポイントになり得ますが、
返金条件に関しては

 

「無料の遠隔サポートを3回利用してシステム導入が完了しない場合」

 

に限定されておりますので、
仮にこのオファーに参加してどれほど損失を被ったとしても
返金されることなど絶対にありません。

 

それこそ、詐欺を理由に集団訴訟でも起こさない限り・・・

 

 

「Goldman FX（ゴールドマンFX）」で配布されるEAで
FX初心者でも月利126％・年利1514％を実現できると豪語するなら、
「初期投資額の何割を下回ったら全額返金」など
参加者の目線に立った保証制度を設けても良さそうな気がします。

 

このような返金条件を設けている以上
EAを稼働して運用した結果、資金を溶かしまったとしても
「自己責任」として片付けられるのが容易に想像できます。

 

そもそも、信ぴょう性の低いデータを多数掲載して
実績と謳って大風呂敷を広げている時点で
ただの営利目的と批判されても当然ですが。

 

 

FXを始めとした投資に疎い方であれば尚更、
今回のオファーのような大袈裟な謳い文句を鵜呑みにしすぎて
正常な判断ができなくなるというのも理解できます。

 

ですが、ご自身の大切な資金を投じて
FXトレードで利益を得たいとお考えなのであれば、
勝てる根拠が明確に開示されているか否かを
しっかりと見極めることが何より大切になってきます。

 

 

そういう意味では、勝てる可能性が非常に低い
「Goldman FX（ゴールドマンFX）」に参加するために
30万円以上の大金を投じるというのは、
どう考えても賢い選択とは言えませんね。

 

 

引き続き、FXトレード研究会（FTK)で取り上げてほしい
題材（テーマ）などのリクエストも受け付けておりますので
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