ドルスキャワールドFX【検証と管理人評価】
商材概要
商材タイトル:ドルスキャワールドFX
販売元:株式会社金馬新聞、岩本和也、カズヤング
今話題のスキャルピングツール ドルスキャワールドFX
FX初心者の方に特に人気なのが自動売買やサインツールなどのシステムトレードですが、
商材という形で出回っているシステムやツールは非常に数が多く、
どれを購入したら良いかわからないという方も少なくないと思います。
特に初心者トレーダーの場合では自分のトレードスタイルを
確立していない人が多いですから、
何を基準にシステムの優位性を判断すればよいかもわからないでしょう。
現在の時点でも数百~数千点ものシステムやツールが販売されており、
その多くが使い物にならないゴミ商材と言われています。
まぁ数が数なだけに、私自身世の中に出回っている全てのツールを
検証したわけではないので何ともいえないのですが…
ただ、購入するかどうかの判断材料の一つとして考えられるのが
「売れている商材かどうか」という点が挙げられるでしょう。
売れている = 良質な商材
というわけではありませんが、売れている商材ほどそれだけ実践者が多く、
結果を出しているユーザーが多いと考えることができるためです。
もちろん、販売開始当初だけ人気があっても
数ヶ月後には誰にも使われなくなってしまう
残念なものも少なくないので、売れているからという理由だけで
商材の購入判断を行うのは危険です。
そして現在、インフォトップからリリースされている
初心者向けのFXサインツールの中でも比較的需要の高いツールがあります。
それが本日検証を行なうドルスキャワールドFX。
ドルスキャワールドFXの販売が開始したのは約2ヶ月程前のことで、
販売開始時こそそこまで需要はなかったようですが
ここ最近は徐々に人気が高まってきているようです。
インフォトップの売れ筋教材ランキングでも
連日のようにランクインしていますしね。
ドルスキャワールドFXを評価している検証ブログも少なくないし
これから購入を検討している方もいらっしゃるでしょう。
現に当ブログへは数件の検証依頼が寄せられていますので
そこそこ注目を集めている案件なんだなということがわかります。
ドルスキャワールドFXは逆張りシグナルのサインツール
ドルスキャワールドFXはチャートに表示されるサインに従って
無裁量でトレードしていくカウンタートレード、いわゆる逆張り手法です。
トレードルールは至ってシンプル。
直近の大きな矢印と同じ方向の小さな矢印が出たところでエントリー、
逆の矢印が出たところで決済するだけです。
チャートも非常にシンプルで、確認するのは上下の矢印のみ。
黄色の矢印(↑サイン)が買いで、
赤色の矢印(↓サイン)が売りとなります。
推奨通貨ペアはドル円縛り、推奨時間足は1分足で
平均保有時間は10分~1時間とのこと。
裁量の必要がなくサインに従って淡々とトレードしていくだけですし
トレードルール、チャートのシンプルさから
購入してみようという初心者が多く出ているのも納得ですね。
ですが、いくら扱いやすいからといって
ドルスキャワールドFXを安易に購入するのは危険です。
その理由はフォワードテストの結果が開示されていないためです。
ランディングページにはドルスキャワールドFXの運用実績ということで
2016年5月~2017年5月までの運用結果が掲載されていますが
これがフォワードテストの結果かどうかはわかりません。
さらにツール開発者であり販売者でもあるカズヤング氏の
公式ブログで毎日の成績を公開しているということですが、
こちらもフォワードテストの結果かどうかは判断できないデータとなっています。
7月31日 ドル円専門スキャルピングインジケータドルスキャワールドFX成績
【本日の一言】
そこまで大きな流れは無くゆったり取る感じ。
ドルスキャワールドらしい、コツコツ利益を重ねる展開で勝利。
【トレード内容】
※こちらは私の収支ではなくツールの収支です。
※時間はエントリーした日本時間
※MT4はFXTFを利用
(他のMT4でも動作は致しますが、ネット環境や各ツールの状況により、矢印のタイミングがずれる場合もあります。)
○4.5pp 10:00
○3.5pp 14:00
×-5.5pp 17:00
○4.5pp 21:00
○5.5pp 2:00
収支+12500円
※指標前や、エントリー非推奨の時間はエントリーしていない部分があります。
【総合成績】
■エントリーできる時間総合成績(エントリー数重視派)
(8:00-9:00・10:00-15:00・17:00-23:00・0:00-4:00)
1470勝 452敗 エントリー数1922(引き分けはスプレッドコストのみ加算に変更)
勝率 76.5%
勝ちpp 12542.2pp
負けpp 6128.1pp
スプレッドコスト 588.9pp
(0.3ppで計算)
+5825.2pp
収支+5,825,200円
■推奨時間のみの場合の総合成績(安定感重視派)
※勝率が安定して75%を超えている時間帯のみ
(10:00-13:00・17:00-23:00・2:00-4:00)
1026勝 280敗 エントリー数1306(引き分けはスプレッドコストのみ加算に変更)
勝率 78.6%
勝ちpp 8821.0pp
負けpp 3795.0pp
スプレッドコスト 399.6pp
(0.3ppで計算)
+4626.4pp
収支+4,626,400円
以上です。
はっきり言ってこれでは情報の開示不足ですし
カズヤング氏がリアルに毎日運用しているのかどうかもわかりません。
ドルスキャワールドFXの成績を信用するかどうかは
購入者の判断にゆだねられているということですね。
カズヤング氏はトレーダーではなくギャンブラー
ランディングページへも記載されていますが
カズヤング氏はトレーダーではなくギャンブラーです。
これまで競馬の情報配信などをおこなってきており
ドルスキャワールドFXの販売元の
株式会社金馬新聞というネーミングはその当時の名残のようです。
ギャンブラーからFXやバイナリーオプションへ
転身する方は少なくありませんが、
元ギャンブラーのトレーダーの手法はどうしても
ギャンブル的な運用スタイルになりがちです。
全てがすべてそうとはいいませんが、その確率は非常に高いことは事実です。
特にドルスキャワールドFXは1分足スキャルの
逆張り戦略となっていますが、
初心者が手を出すにはちょっとハードルが高い運用方法です。
FXの場合、1度トレンドが発生するとその方向へ進みやすいという性質があるため
短い時間足で押し目・戻りを正確に判断することは至難の業です。
特にドルスキャワールドFXはマルチタイムフレーム分析による
環境認識を行わないため、サインの精度がどれほどのものか
かなりシビアに評価していく必要があります。
正直なところ、ドルスキャワールドFXのサインだけで
トレードしていくのはかなり心もとないと思います。
ただ、逆張りをメインに行う裁量トレーダーの場合
ドルスキャワールドFXをエントリー判断の補助ツールとして
使用してみてもよいでしょうが、
それに3万円もの費用をかけるのはどうなのかなと。
今回、ドルスキャワールドFXを評価できなかった一番の要因は
カズヤングがフォワードテストの結果を非公開にしている
というところにあります。
リアルに勝てているのであれば、
包み隠さず運用成績を公開することは可能なはずですし、
裏を返せばリアルな成績を開示できないということは
ドルスキャワールドFXでは良い結果は期待できないということでもあります。
ドルスキャワールドFXを全否定するわけではありませんが、
わざわざ買うまでのツールではないと思います。
未だに需要の高いFX商材のようですが
これから購入を検討している方は
購入前にカズヤング氏からフォワードテストの結果を
開示してもらうように求めてから、
その返答と実績内容次第で決断したほうが良いでしょう。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
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