初心者から始める仮想通貨入門【検証と管理人評価】
商材概要
商材タイトル:初心者から始める仮想通貨入門
販売元:Root Cause Marketing OFFICE、吉崎佐次郎、渡辺敬
仮想通貨関連の商材が続々と登場
ビットコインバブルと言われる現在、
仮想通貨のトレードノウハウやトレードツールなどの商材が
ここ数ヶ月の間で続々と登場しています。
当ブログでは以前、みずほ証券出身の森田真之氏が監修を務める
仮想通貨入門マニュアルの検証を行いました。
本日記事で取り上げるのも、同じく仮想通貨入門マニュアルである
「初心者から始める仮想通貨入門」という教材です。
初心者から始める仮想通貨入門は仮想通貨速習プログラムと同様
約4千円程度の手の出しやすい価格設定となっています。
仮想通貨速習プログラム ⇒ 3,980円
初心者から始める仮想通貨入門 ⇒ 3,970円
仮想通貨の基礎知識やある程度の情報であれば、
1,000円程度の書籍でも学ぶことができますし、
ネットで調べればお金をかけずに情報収集することができます。
とはいえ、自分で色々と調べるのは面倒だという方には
総合的な情報がまとめられているマニュアルを一つ買ったほうが
余計な時間をかけずに済むので、内容次第では書籍やネットよりも
多少値が張ったとしても購入してみる価値はあるでしょう。
初心者から始める仮想通貨入門では
『低資金・低リスクで最大級の利益が得られた秘密の情報を大暴露!!』
と謳われており、4千円程度のお金で
利益性の高い情報が得られると考えれば安い物です。
ちなみに今回のマニュアルを手掛けるのは渡辺敬氏という人物です。
仮想通貨取引に精通している方なのかと思い色々調べてみましたが、
残念ながら渡辺敬氏に関する情報は今のところ一切得られていません。
また、初心者から始める仮想通貨入門のランディングページでは
渡辺敬氏が仮想通貨取引でどれだけの成果を
得ているのかといった情報も記載されていないため
渡辺敬氏の実力を確認することが出来ません。
恐らく情報商材をリリースするのは今回が初めての方なのでしょう。
とはいえ、ランディングページで謳われている
「秘密の情報」というのは気になりますよね。
ただ、初心者から始める仮想通貨入門で学べる内容は以下の通りとのこと。
・仮想通貨とは?
・なぜ、今仮想通貨なのか?メリットは?
・仮想通貨のデメリットは?本当に信用できるのか?
・仮想通貨にまつわる専門用語の解説
・仮想通貨の始め方
・オススメの仮想通貨
率直な意見として、この中のどのコンテンツが
「秘密の情報」にあたるのかちょっとわかりませんね…。
特定の手法を学べるわけでもなさそうですし、
初心者から始める仮想通貨入門は仮想通貨の基礎知識をメインに
渡辺敬氏のおすすめの仮想通貨が紹介されているだけのようです。
ただ、渡辺敬氏は「低資金で、低リスクで、最大級の先行利益を得るには
ノウハウではなくタイミングが最大要因」と発言していることから
「秘密の情報」というのは、
渡辺敬氏の推奨するICO案件が紹介されるのではないかと思います。
仮想通貨のICOとは
せっかくなのでICOがどういったものか説明しておきたいと思います。
ICOは「Initial Coin Offering / イニシャル・コイン・オファリング」の略で
日本語で「新規仮想通貨公開」という意味になります。
別名「クルドセール」や「プリセール」、「トークンセール」などとも呼ばれており
資金調達を行いたい企業や事業プロジェクトが、
独自の仮想通貨を発行もしくは販売することで、資金を調達するプロセスのことで
株式を利用した従来の方法(IPO:新規株式公開)以外の資金調達手段として
注目を集めています。
ただ、株式のように優待や議決権が確立されていないので
「IPOと同じ」と考えるのは注意が必要です。
この独自の仮想通貨は「トークン」と呼ばれており、言葉の意味としては
証拠、記念品、代用貨幣、引換券、商品券などの意味があり
仮想通貨におけるトークンは「代用貨幣」という意味で使われています。
簡単にではありますがこれがICOの概要です。
では発行者側にはどういったメリットがあるのでしょうか?
ICOを行う側のメリットは「資金調達」です。
従来、企業や事業プロジェクトが資金調達を行う場合、
銀行などの金融機関からの借り入れを行う(デット・ファイナンス)、
もしくは新株を発行して出資してもらう(エクイティ・ファイナンス)の
いずれかの方法が一般的でした。
ですが、新興企業の場合はこれまでの実績がなく
信用力がなかったり与信能力が低かったりすると上記の方法での資金調達では
借入利率が高くなったり、十分な資金が調達できなかったりします。
そこで、ICOを行うことでより多くの出資者を募り
比較的簡単に資金調達を行うことができるというわけです。
そして、トークンを購入する側のメリットとしてはプロジェクトが成功し、
購入したトークンの時価があがることで得られるキャピタルゲインです。
当然ですが先行販売(プレセール)時に購入が早ければ早いほど
安くそのトークンを購入することができます。
最も安い時期にいち早く購入したトークンが後々
爆発的に高騰すれば少ない資金で億万長者を目指すことも可能というわけです。
渡辺敬氏の言う「低資金で、低リスクで、最大級の先行利益を得るには
ノウハウではなくタイミングが最大要因」という発言から
「秘密の情報」というのはICO案件ではないかと予測できる理由が
お分かり頂けたかと思います。
必ずしもICOは低リスクで稼げるわけではない
渡辺敬氏は低資金・低リスクで最大級の利益が得られると謳っていますが
もしこのマニュアルで公開されている情報がICOであった場合
「低リスク」という言葉は当てはまらなくなってきます。
当然、ICOにもそれ相応のリスクは存在します。
ICOの最大のリスクは、ICO発行者が企画開発を行なわない
もしくは資金だけ集めて逃げてしまうというケースです。
企画開発を行わない場合の主な理由は
そもそも発行者に企画を実現する技術がないパターン、
もしくは最初から開発するつもりがないといったパターンが挙げられます。
資金だけ集めて逃げてしまうパターンは「詐欺ICO案件」というわけですね。
そうなった場合、ICO参加者は損失を被ることになってしまいます。
そういったいい加減な案件かどうかを事前に判断することは容易ではありませんが
ICOでは案件公開時に「ホワイトペーパー」という企画書が発表されます。
このホワイトペーパーでは企画実現のための技術的な内容が記載されており、
その内容から実現できる企画なのか、
信用に値する発行者なのかを確認することができます。
ですから、ホワイトペーパーをよく読んだ上でそのICOへ参加するか否かを
慎重に判断する必要があるというわけですね。
とはいっても、しっかりと企画開発は行うもののトークンの価格が上昇せず
時価が下がってしまうといったリスクもあります。
ICOも投資ですから何となくで参加するのは非常に危険です。
また他者からのおすすめされたICO案件でも絶対に安全とは言い切れません。
参加するか否かは自己判断、そして自己責任で参加しなければなりません。
初心者から始める仮想通貨入門に話をもどしますが、
このマニュアルでは購入者に多するサポートは実施されないとのこと。
もし、渡辺敬氏の言う「秘密の情報」がICO案件であった場合
その案件の安全性を販売者側に問い合わせることもできないというわけです。
つまり、マニュアルを購入したらあとは自分の力で勉強して稼いでね
というのが初心者から始める仮想通貨入門です。
正直、初心者を対象とした入門マニュアルとしては不親切すぎると思います。
ほぼ同じ販売価格の仮想通貨速習プログラムでは
サポートはもちろんのこと、
森田真之氏による定期的なメルマガ配信も実施されています。
比較するところではありませんが、
初心者から始める仮想通貨入門を購入するのであれば
仮想通貨速習プログラムの方がまだ安心できます。
これからこの手の仮想通貨入門マニュアル的な教材は
増えていくかと思いますが、少なからずお金を払って
購入するわけですから、安価だからといって簡単に手は出さずに
本当に購入する価値があるかどうかを見極めることが大切ですね。
引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい
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