CROSS ROAD【検証と管理人評価】

 

 

商材概要

 

クロスリテイリング株式会社12年間の集大成

 

こんにちは。

 

FTK管理人の君川です。

 

実は少し前に検証自体は完了していたのですが、
別の案件のレビューを優先してしまっており、
これから過去にレビューが完了しているものも
少しずつアップさせていただこうと思います。

 

早速ですが、FX情報商材業界ではおなじみのクロスリテイリング株式会社から
満を持して販売されていた「CROSS ROAD」というオファーを取り上げています。

 

異常な数字や実績などはすっかり見慣れた感じもしますが、
今回は運用総額100億円以上のイギリスの大手証券会社との
ジョイント案件
だそうです。

 

 

今回の商品は大きく分けて3つのコンテンツで構成されており、

 

・イギリス大手証券会社による
「海外ファンド・大口投資家の取引情報レポート」
・3ヶ月で2000pipsの成績を上げる世界的トレーダー監修の
トレード手法「ユニバーサルロジック」
・10年間で1億7300万円の利益を上げる、超一流エンジニアが
開発した自動売買システム「ユニバーサルトレーディングシステム」

 

 

一方で、セールスポイントとして繰り返し紹介されている
イギリスの大手証券会社の具体的な企業名は非公開となっています。

 

誰もが知る証券会社とのコラボオファーでしたら
むしろその名前を全面に出すほうが信頼度も増すと思います。

 

動画などにその証券会社のスタッフと名乗る人物が登場するのであれば
会社名も公開して何ら差し支えないはずですが、
あえてその企業名が非公開ということは、逆に何か公開できない理由
あるのではないでしょうか?

 
 

同様に、「ユニバーサルロジック」を監修した世界的トレーダーや
「ユニバーサルトレーディングシステム」を開発したという
超一流のエンジニアに関しても素性を明らかにしていません。

 

非公開にしている理由としては、ランディングページによると
今回提携しているイギリスの大手証券会社は、ブランドアップではなく
「世界中の投資家とマーケットをつなげる」という理念のもと、
世界中の事業展開を目的にアジア進出の先駆けとして
証券会社の名称を伏せている様です。

 

しかし、日本のように奥ゆかしい文化がある国であればまだしも
資本主義が中心のイギリスにおいて、どんな理由があれど
名前を伏せるというのは不自然すぎます。

 

慈善事業を行うにしても、基本的にそれを主導している人物
もしくは会社名が全面に出るのが普通だと思います。

 

ブランドアップが業務提携の目的ではないにしても、
世界各地への事業展開と名称の非公開に繋がりが感じられませんので、
せっかくならば商品の信頼性の向上のためにも名称の公開に踏み切って
いただきたいものです。

 

それでは早速「CROSS ROAD」の中身について検証していきます。

 

 

 

大口投資家の取引情報に乗っかり相場の動きを掴む

 

まずは今回の「CROSS ROAD」のメインのコンテンツとなる
「海外ファンド・大口投資家の取引情報レポート」について検証していきます。

 

今回の商品の開発でクロスリテイリング株式会社と業務提携した
イギリスの大手証券会社が抱える海外ファンド・大口投資家ら
莫大な資金量を持つ顧客の取引情報を商品の購入者に独占提供する
というものですが、取引情報とは具体的には

 

・市場参加トレーダーのポジション比率
・市場参加トレーダーの板情報
・市場参加トレーダーのポジション情報

 

の3つの様です。

 

取引情報をもとに、莫大な資金量を持ち、値動きに影響を与えることができる
海外ファンド・大口投資家のポジションに乗っかり、利益を獲得する
というものになっています。

 

 

まず、参加トレーダーのポジション比率を知ることで
買いと売りのどちらが多いかを判定し、これにより
大口のエントリーする方向を掴むことができるとのことですが、

 

確かに買いの勢いが売りの勢いを上回っていれば価格は上へと推移しますが、
これはポジションの比率のみでは測ることができません。

 

買いのポジションが売りのポジションの比率を仮に上回っていたとしても
売りのポジションの資金量が買いのポジションを上回っていれば
買いのポジションのトレーダーが多かったとしても価格は下に推移しますので、
ポジション比率だけでトレンドの方向を掴むことはできません。

 

 

 

 

次に、市場参加トレーダーが各価格帯にどれだけの指値注文を入れているか
を把握する板情報と、各トレーダーがエントリーした価格帯についても
証券会社から独占提供されるとのことです。

 

これにより、トレーダー間で注目されている価格帯を把握し、
どの価格帯で買いや売りの取引がされようとしているのかを
把握することができるとのことです。

 

これはいわゆる板読みというトレード手法の一種として
一般的にも用いられるものですが、指値注文はいつでも
その注文自体をキャンセルできます。

 

実際、大口の投資家が反対側のポジションのトレーダーを牽制するために
「見せ板」として、大量の指値注文を入れてはキャンセルするという
ケースも往々にしてあり、板読みで価格の方向を掴むには
相応の技術が必要となってきます。

 

したがって、これらのデータが独占提供されたからといっても
買いや売りがどの価格帯で実際に行われるかを知ることはできません。

 

もちろん参考にすることはできると思いますが、
それはそれでちゃんと技術が必要だということです。

 

 

一方で、これら証券会社が独自で所有する取引情報をもとに、
証券会社の専属マーケットアナリストが、「CROSS ROAD」の
購入者に対して、トレード戦略をまとめたレポートを提供する様です。

 

 

 

 

具体的には、各通貨ペアについて、
・どの価格で「買い」「売り」の注文が多いか
・その理由と根拠について
・今、「買い」「売り」のどの目線でトレードすべきか
について、レポートとしてまとめて提供する様ですが、

 

専属アナリストの分析結果を、視覚的にわかりやすいように
チャートに反映させた形でも提供される様です。

 

 

一方で、今回の「CROSS ROAD」の開発に協力している
イギリスの大手証券会社の会社名が明かされていないのと同様に、
専属のマーケットアナリストが具体的にどの様な方についても
不明となっています。

 

ポンドのマーケットレポートの一例として
「英国はすでにコロナからも立ち直り経済が回り始めているため買い目線」
とありますが、コロナウイルス以外にも経済に影響を与えうる材料は
いくらでもありますし、そもそも証券会社の取引情報をベースにした
分析でもありません。

 

それにイギリスはこの時期コロナから立ち直って経済が回ってる
という状況は正確ではありません。
イギリスはブレクジットの影響でイギリスの経済は人的不足で
インフレが加速し苦しい状況でした。

 

証券会社専属のマーケットアナリストとはいえ、具体的にどの様な
経歴・実績を持った人物が分析されているかも不明ですし、
レポートの精度も、必ずしも高いわけではなさそうです。

 

また、取引情報だけでなく、証券会社が注目する
経済指標やファンダメンタルズ分析に関するレポートも提供される様ですが、
こちらについても同様にレポートの精度は不透明です。

 

 

 

世界的トップトレーダー監修の極秘のトレード手法

 

次に、3ヶ月で2000pipsの成績を誇る
イギリス大手証券会社のトレード手法「ユニバーサルロジック」
についてお伝えします。

 

ランディングページによると
3ヶ月で2000pipsというのはバックテストによる結果のようです。

 

また、「ユニバーサルロジック」は万国に共通する汎用性が高い手法
とのことですが、ランディングページの動画によると
A/Dライン、MFI、移動平均線と証券会社の取引情報を用いた
オリジナルトレード手法のようです。

 

この「ユニバーサルロジック」を用いたサインツールも併せて
今回の「CROSS ROAD」では提供されるようです。

 
 

それに更に言ってしまうと、「ユニバーサルロジック」は
世界中のトレーダーの取引情報を反映したロジック
豪語していますが、

 

証券会社で分かるのは
あくまでその証券会社に口座があるお客様の分だけです。

 

東京証券取引所のように注文が集中する仕組みであればまだしも
特に為替の取引に関しては、あくまでその銀行や証券会社からの
注文内容しかわかりません。

 

つまり、ほんの一部の取引しか分からないということです。

 

この偏った情報で世界中の投資家のオーダー状況などが
丸わかりというのは明らかに言い過ぎです。

 

情報を提供する証券会社の正体も分からず
その取引情報の精度もわからない状況で、
この取引情報を使ったロジックが勝てる保証は
どこにあるのでしょうか…。

 

 

 

イギリス大手証券会社の特別な数式による自動売買EA

 

最後に、10年間のバックテストの結果で1億7300万円の収益を
稼いだとされる「ユニバーサルトレーディングシステム」
についてお伝えします。

 

EAの背景にあるロジックは
「イギリス大手証券会社によるボラティリティの予測」を用いて、
トレンドの初動を掴み大きく利益を稼ぐことを狙うというもののようです。

 

一方、このボラティリティの予測についても、
このイギリスの証券会社による特別な数式という記述があるのみで、
具体的なロジックは不明となっています。

 

今回イギリスの証券会社とタイアップしているせいか
いつも以上にロジックなどが非公開となっており、
まったく検証に値しないオファーになっています…。

 

 

 

商品の背景のロジックのほとんどが不明

 

今回のCROSS ROADで提供されるコンテンツはほとんど
クロスリテイリングが本商品の開発にあたっているようで
そのロジック部分やトレード手法を業務提携した
イギリスの大手証券会社のものが採用されています。

 

一方、冒頭でお伝えした通りイギリスの大手証券会社とはいっても
具体的な企業名は明かされておらず、また本商品のメインのコンテンツ
であるレポート、トレード手法とサインツール、自動売買システムについては
背景にあるロジックがほとんど非公開となっており、
かつその優位性や精度も全く不明です。

 

どう考えても、本当にイギリス大手の証券会社を業務提携しているのであれば
その会社名を明かさないのはおかしいです。

 

仮に法的に明かせないのであれば、これほどまでイギリス証券会社を
全面に押し出すのはおかしいと言わざるを得ません。

 

この薬はアメリカ大手の製薬会社の情報を元に開発した
と言われても果たして信じて服用しますでしょうか?

 

当然服用しないと思います。

 

それだけおかしいことをこのオファーでは
平然と行われているということだと言えます。

 

実在するかどうかもわからない証券会社の、
誰が作ったかもわからないツールに40万円以上の大金を支払うのは
リスクが高い買い物と言わざるを得ません。

 

 

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